1964年の映画
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1964年の映画(1964ねんのえいが)では、1964年(昭和39年)の映画分野の動向についてまとめる。
1963年の映画 - 1964年の映画 - 1965年の映画
出来事
[編集]→「1964年 § できごと」も参照
世界
[編集]- フランス、ジャン=リュック・ゴダールのアヌーシュカ・フィルム・プロ、アラン・ドロンのデルボー・プロなど監督や俳優によるプロダクション創立続く[1]。
- イタリア、マカロニ・ウェスタンが大量製作され、世界市場へ出回る[1]。9月12日、『荒野の用心棒』(セルジオ・レオーネ監督)がイタリアで封切り[2]。
- 6月2日 - 第11回東宝映画祭をマレーシアで開催(7日まで)[3]。
- 9月5日 - 第12回東宝映画祭を南米ペルー・リマ、コロンビア・ボゴタ、ベネズエラ・カラカスで開催(30日まで)[4]。
- 12月1日 - 東映外国部、香港出張所を開設[5]。
日本
[編集]- 1月
- 2月
- 3月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 12月
日本の映画興行
[編集]配給会社 | 年間配給収入
(単位:百万円) |
前年対比 |
---|---|---|
松竹 | 2,603 | 88.0% |
東宝 | 4,324 | 81.6% |
大映 | 4,038 | 110.4% |
東映 | 5,868 | 81.9% |
日活 | 5,451 | 95.4% |
- 出典: 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月、48頁。
各国ランキング
[編集]日本配給収入ランキング
[編集]順位 | 題名 | 配給 | 配給収入 |
---|---|---|---|
1 | 東京オリンピック | 東宝 | 12億0500万円 |
2 | 愛と死をみつめて | 日活 | 4億7500万円 |
3 | 鮫[24] | 東映 | 2億8200万円 |
4 | 越後つついし親不知 | 東映 | 2億5400万円 |
5 | 日本侠客伝 | 東映 | 2億5200万円 |
6 | 若草物語[25] | 日活 | 2億5000万円 |
7 | 香華 | 松竹 | 2億2748万円 |
8 | 怪談 | 東宝 | 2億2500万円 |
9 | 徳川家康 | 東映 | 2億1500万円 |
10 | 黒い海峡[26] | 日活 | 2億1300万円 |
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、210頁。ISBN 978-4873767550。
順位 | 題名 | 製作国 | 配給 | 配給収入 |
---|---|---|---|---|
1 | クレオパトラ | 20世紀フォックス | 6億0829万円 | |
2 | マイ・フェア・レディ | ワーナー・ブラザース | 4億7601万円 | |
3 | 007/ゴールドフィンガー | ユナイテッド・アーティスツ | 4億6650万円 | |
4 | ローマ帝国の滅亡 | コロンビア ピクチャーズ | 2億7713万円 | |
5 | シャレード | ユニバーサル | 2億6849万円 | |
6 | 007/危機一発 | ユナイテッド・アーティスツ | 2億6038万円 | |
7 | シャイアン | ワーナー・ブラザース | 2億4149万円 | |
8 | 大列車作戦 | ユナイテッド・アーティスツ | 2億2605万円 | |
9 | 勝利者[27] | コロンビア映画 | 1億9262万円 | |
10 | サーカスの世界[28] | コロンビア映画 | 1億9104万円 |
- 出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、211頁。ISBN 978-4873767550。
北米興行収入ランキング
[編集]順位 | 題名 | スタジオ | 興行収入 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1. | 007/ゴールドフィンガー* | ユナイテッド・アーティスツ | $124,900,000 | [29] |
2. | メリー・ポピンズ* | ウォルト・ディズニー | $102,272,727 | [30] |
3. | マイ・フェア・レディ* | ワーナー・ブラザース | $72,000,000 | [31] |
4. | 大いなる野望 | パラマウント映画 | $28,409,547 | [32] |
5. | 007/ロシアより愛をこめて | ユナイテッド・アーティスツ | $24,796,765 | [33] |
6. | 荒野の用心棒 | ユナイテッド・アーティスツ | $14,500,000 | [34] |
7. | がちょうのおやじ | ユニバーサル映画 | $12,500,000 | [35] |
8. | 暗闇でドッキリ | ユナイテッド・アーティスツ | $12,368,234 | [36] |
9. | ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! | ユナイテッド・アーティスツ | $12,299,668 | [37] |
10. | イグアナの夜 | MGM | $12,000,000 | [38] |
(*) リバイバル公開分も含む累計興行収入
日本公開映画
[編集]1964年の日本公開映画を参照。
受賞
[編集]- 第37回アカデミー賞
- 作品賞 - 『マイ・フェア・レディ』
- 監督賞 - ジョージ・キューカー(『マイ・フェア・レディ』)
- 主演男優賞 - レックス・ハリソン(『マイ・フェア・レディ』)
- 主演女優賞 - ジュリー・アンドリュース(『メリー・ポピンズ』)
- 第22回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 (ドラマ部門) - 『ベケット』
- 主演女優賞 (ドラマ部門) - アン・バンクロフト(『女が愛情に渇くとき』)
- 主演男優賞 (ドラマ部門) - ピーター・オトゥール(『ベケット』)
- 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) - 『マイ・フェア・レディ』
- 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ジュリー・アンドリュース(『メリー・ポピンズ』)
- 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - レックス・ハリソン(『マイ・フェア・レディ』)
- 監督賞 - ジョージ・キューカー(『マイ・フェア・レディ』)
- 第30回ニューヨーク映画批評家協会賞 - 『マイ・フェア・レディ』
- 第25回ヴェネツィア国際映画祭
- 金獅子賞 - 『赤い砂漠』 (ミケランジェロ・アントニオーニ)[39]
- 第19回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 - 『砂の女』
誕生
[編集]- 1月4日 - 竹内力、日本の俳優
- 1月7日 - ニコラス・ケイジ、アメリカの俳優
- 1月20日 - 南果歩、日本の女優
- 1月31日 - 真矢みき、日本の女優
- 3月8日 - 円谷浩、日本の俳優(+2001年)
- 3月9日 - ジュリエット・ビノシュ、フランスの女優
- 3月17日 - ロブ・ロウ、アメリカの映画監督
- 3月18日 - かないみか、日本の声優
- 3月18日 - 菅野よう子、日本の作曲家
- 3月24日 - アナベラ・シオラ、アメリカの女優
- 4月7日 - ラッセル・クロウ、ニュージーランドの俳優
- 4月11日 - 土井裕泰、日本の映画監督
- 5月5日 - 高山みなみ、日本の声優
- 5月22日 - 嶋大輔、日本の俳優
- 6月9日 - 薬師丸ひろ子、日本の女優・歌手
- 6月12日 - 山崎貴、日本の映画監督
- 6月15日 - コートニー・コックス、アメリカの女優
- 6月19日 - 温水洋一、日本の俳優
- 6月22日 - 阿部寛、日本の俳優
- 6月26日 - サンドラ・ブロック、アメリカの女優
- 7月7日 - 堤真一、日本の俳優
- 7月9日 - 可愛かずみ、日本の女優(+1997年)
- 7月13日 - 青山真治、日本の映画監督
- 7月14日 - 椎名桔平、日本の俳優
- 7月17日 - ヘザー・ランゲンカンプ、アメリカの女優
- 7月25日 - 高島礼子、日本の女優
- 8月15日 - 麻生祐未、日本の女優
- 8月18日 - クレイグ・ビアーコ、アメリカの俳優
- 8月18日 - いとうまい子、日本の女優
- 9月2日 - キアヌ・リーブス、カナダの俳優
- 9月4日 - 荻野目慶子、日本の女優
- 9月13日 - 三原じゅん子、日本の女優・歌手・政治家
- 9月23日 - 床嶋佳子、日本の女優
- 9月25日 - 井上喜久子、日本の声優
- 9月27日 - 岸谷五朗、日本の俳優
- 10月5日 - 藤原啓治、日本の声優(+2020年)
- 10月13日 - 小野坂昌也、日本の声優
- 10月20日 - 山口智子、日本の女優
- 11月10日 - 清水宏次朗、日本の俳優
- 11月25日 - 真琴つばさ、日本の女優
- 11月27日 - 杉田かおる、日本の女優
- 12月15日 - 高橋克典、日本の歌手・俳優
- 12月23日 - 小沢和義、日本の俳優・映画監督
- 12月29日 - 鶴見辰吾、日本の俳優
死去
[編集]日付 | 名前 | 国籍 | 年齢 | 職業 | |
1月 | 9日 | 八波むと志 | 37 | 俳優・コメディアン | |
29日 | アラン・ラッド | 50 | 俳優 | ||
3月 | 23日 | ピーター・ローレ | 59 | 俳優 | |
4月 | 18日 | ベン・ヘクト | 70 | 作家・脚本家 | |
5月 | 13日 | ダイアナ・ウィンヤード | 58 | 女優 | |
7月 | 1日 | 汐見洋 | 68 | 俳優 | |
8月 | 6日 | セドリック・ハードウィック | 71 | 俳優 | |
12日 | イアン・フレミング | 56 | 小説家 | ||
17日 | 佐田啓二 | 37 | 俳優 | ||
9月 | 28日 | ハーポ・マルクス | 75 | 喜劇俳優 | |
10月 | 27日 | ルドルフ・マテ | 66 | 映画監督・撮影監督 | |
12月 | 2日 | 生駒雷遊 | 69 | 弁士・俳優 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 石原良太 1986, p. 110.
- ^ “荒野の用心棒 (1964) - Release info” (英語). IMDb. 2023年12月21日閲覧。
- ^ a b c d 東宝 1982b, p. 99.
- ^ a b c d e f g h 東宝 1982b, p. 100.
- ^ a b c d e f g 東映 1992, p. 36.
- ^ a b c d 東宝 1982b, p. 98.
- ^ a b c d e f g 東宝 2010b, p. 217.
- ^ a b c 松竹 1985, p. 688.
- ^ 日活 2014, pp. 98, 114–115.
- ^ a b c d e f g h i 谷川 1993, p. 144.
- ^ 東映 1992, p. 39.
- ^ “沿革”. 東映公式サイト. 東映. 2020年4月1日閲覧。
- ^ “鮫”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2023年3月26日閲覧。
- ^ 日活 2014, pp. 98, 120–121.
- ^ a b “過去データ一覧(1955年 - 2018年)”. 日本映画製作者連盟公式サイト. 日本映画製作者連盟. 2019年10月17日閲覧。
- ^ 日活 2014, pp. 98, 100.
- ^ 日活 2014, p. 100.
- ^ 山川 1987, p. 309.
- ^ 日活 2014, p. 98.
- ^ 斉藤 2009, p. 64.
- ^ “小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ “主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年)” (Excel). 統計局. 2016年8月3日閲覧。
- ^ a b “過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
- ^ 鮫 - KINENOTE
- ^ 若草物語 - KINENOTE
- ^ 黒い海峡 - KINENOTE
- ^ 勝利者 - allcinema
- ^ サーカスの世界 - allcinema
- ^ “Goldfinger”. IMDb (1964年12月22日). 2014年3月14日閲覧。
- ^ “Mary Poppins (1964) -”. Box Office Mojo. 2012年8月17日閲覧。
- ^ My Fair Lady (1964) - Box Office Mojo
- ^ Box Office Information for The Carpetbaggers. The Numbers. Retrieved April 30, 2013.
- ^ Box Office Information for From Russia with Love. Box Office Mojo. Retrieved April 30, 2013.
- ^ Box Office Information for A Fistful of Dollars. Box Office Mojo. Retrieved April 30, 2013.
- ^ Box Office Information for Father Goose. The Numbers. Retrieved April 30, 2013.
- ^ “A Shot in the Dark (1964)”. Box Office Mojo (1964年6月23日). 2012年8月17日閲覧。
- ^ Box Office Information for A Hard Day's Night. The Numbers. Retrieved April 30, 2013.
- ^ Box Office Information for The Night of the Iguana. IMDb. Retrieved April 30, 2013.
- ^ “第25回 ベネチア国際映画祭(1964)”. 映画.com. 2019年7月18日閲覧。
参考文献
[編集]- 石原良太 編『映画賞・映画祭日本・外国受賞作品大全集 : 栄光と虚栄・アカデミー賞からヨコハマ映画祭』芳賀書店、1986年6月。ISBN 4-8261-0520-7。
- 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。
- 松竹『松竹九十年史』松竹、1985年12月。全国書誌番号:87001945。
- 谷川義雄『年表・映画100年史』風濤社、1993年5月。ISBN 4-89219-113-2。
- 東映『クロニクル東映-II 1947-1991』東映、1992年10月。全国書誌番号:93017746。
- 東宝『東宝五十年史』東宝、1982年11月。全国書誌番号:83041631。
- 渋沢社史データベース版(1982年11月刊行本が底本)
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。
- 日活『日活100年史 = Nikkatsu-celebrating 100 years of history』日活、2014年3月。全国書誌番号:22411179。
- 山川浩二『昭和広告60年史』講談社、1987年。ISBN 4-06-202184-6。