2020年新党代表・党名選挙
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2020年新党代表・党名選挙(2020ねんしんとうだいひょう・とうめいせんきょ)は、2020年9月10日に実施された立憲民主党と国民民主党、衆議院の無所属議員グループである社会保障を立て直す国民会議と無所属フォーラムが合流して結党する新党の代表選出及び党名決定選挙である。報道では「野党合流新党代表選」などとも呼ばれた[3]。選挙の結果、代表に枝野幸男が選出され、党名が「立憲民主党」に決定した。
概要
[編集]2020年8月24日、立憲民主党・国民民主党・社会保障を立て直す国民会議、無所属フォーラムの2党2グループの幹事長が新党を結党することに合意する[4][5]。
9月1日、2党2グループの幹事長と新党代表選出・党名決定の選挙管理委員は、代表選出・党名決定選挙の告示日を9月7日、投票日を9月10日、結党大会を9月15日とすることを決定する[6][7]。
投票については、9月3日までに新党の入党意向のあった国会議員149名で決定した[8][9][注釈 1]。立憲民主党・国民民主党の一般党員・サポーターは、それぞれの党首選挙への投票権があったが、今回の党首選挙への投票権は与えられていない[11][12][13]。
9月10日に行われた選挙の結果、代表には立憲民主党代表の枝野幸男が、党名には「立憲民主党」が選ばれた。輿石東元民主党幹事長は、今回の代表選について「風通しの良い党運営が争点となった」と指摘している[14]。代表の枝野の任期は、新党結党から2022年9月末日までとなる[15]。
新党への国会議員の合流状況
[編集]合流新党参加議員 149人[16]
投票時点での主な合流新党不参加議員
代表選データ
[編集]日程
[編集]選挙人
[編集]種別 | 人数 |
---|---|
衆議院議員 | 106人 |
参議院議員 | 43人 |
合計 | 149人 |
選挙管理委員会
[編集]立候補者
[編集]届出順
候補者名 | 所属政党 | 現職 | 主な主張 | 党名案 | |
---|---|---|---|---|---|
泉健太 | 国民民主党 | 衆議院議員(7期・京都3区) 国民民主党政務調査会長 |
「熟議の場の確保」と「風通しの良い党運営」[26][27] 「提案型の野党第1党」を目指す。時限的な「消費税ゼロ」や「改革中道の政治」[8][28] |
民主党 | |
枝野幸男 | 立憲民主党 | 衆議院議員(9期・埼玉5区) 立憲民主党代表 |
「党の方針が決まれば従うべき」「リーダーがきぜんとガバナンスをとっていくことが重要」[29] 「離合集散の歴史に終止符を打ち、政権の選択肢になる」[8][30]。 |
立憲民主党 |
推薦人
[編集]衆参別五十音順
候補者 | 推薦人 |
---|---|
泉健太 | 青山大人、大島敦、大西健介、小熊慎司、城井崇、源馬謙太郎、後藤祐一、近藤和也、重徳和彦、階猛、篠原孝、津村啓介、寺田学、下条みつ、白石洋一、平野博文、緑川貴士、森田俊和、渡辺周、郡司彰、古賀之士、田名部匡代、徳永エリ、羽田雄一郎、森本真治 |
枝野幸男 | 石川香織、江田憲司、大河原雅子、逢坂誠二、小川淳也、小沢一郎、亀井亜紀子、川内博史、菅直人、近藤昭一、佐々木隆博、佐藤公治、武内則男、辻元清美、西村智奈美、野田佳彦、堀越啓仁、牧義夫、矢上雅義、江崎孝、小沢雅仁、長浜博行、水岡俊一、森屋隆、蓮舫 |
- 出典
- 『泉健太 推薦人』(PDF)(プレスリリース)旧国民民主党、2020年9月7日 。
- 『枝野幸男 推薦人名簿』(PDF)(プレスリリース)旧国民民主党、2020年9月7日 。
選挙結果
[編集]代表選出選挙 | |
---|---|
枝野幸男 | 107票 |
泉健太 | 42票 |
党名決定選挙 | |
---|---|
立憲民主党 | 94票 |
民主党 | 54票 |
その他 | 1票 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 立憲民主党は94票、民主党は54票 2020/9/10 共同通信社
- ^ 枝野氏を合流新党の代表に選出 党名は立憲民主党 毎日新聞 2020年9月10日
- ^ “野党合流新党代表選 投票へ”. 日テレNEWS24 (2020年9月10日). 2020年10月9日閲覧。
- ^ “合流新党結成へ基本合意に署名 立憲、国民と無所属グループ「政権交代一翼担う」”. 毎日新聞. (2020年8月24日) 2020年9月6日閲覧。
- ^ 立憲、国民、衆院会派「社保」、無所属フォーラムで新党結党に合意。新党の規約、代表選出・党名決定規程も確認立憲民主党 2020年8月24日
- ^ “合流新党10日に代表選 枝野氏、泉氏軸に 党名も投票で決定”. 毎日新聞. (2020年9月1日) 2020年9月6日閲覧。
- ^ 新党の代表選出・党名決定選挙は7日告示、10日投票、結党大会は15日に実施立憲民主党 2020年9月1日
- ^ a b c “合流新党、代表選は立憲vs国民 枝野氏・泉氏一騎打ち”. 朝日新聞. (2020年9月4日) 2020年9月6日閲覧。
- ^ 新党代表選出・党名決定選挙の有権者が確定立憲民主党 2020年9月4日
- ^ “新立憲幹事長に福山氏 15日に結党大会”. 時事通信. (2020年9月14日) 2020年9月21日閲覧。
- ^ 立民、代表選規則を決定 今秋に初の代表選へ 日本経済新聞 2020年6月17日公開 2020年9月5日閲覧
- ^ 党員・サポーター登録について 国民民主党 2020年9月5日閲覧
- ^ “【政論】合流新党、「国民」の声なき代表選 国会議員のみ投票」”. 産経新聞. (2020年9月4日) 2020年9月5日閲覧。
- ^ 政権交代への高揚感を 輿石東元民主党幹事長インタビュー 時事通信 2020年9月21日公開
- ^ “合流新党、代表に枝野氏を選出 党名は「立憲民主党」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞. (2020年9月10日) 2020年9月12日閲覧。
- ^ 【合流新党】参加者149人の名簿(9月3日時点)
- ^ 玉木氏ら新国民民主は14人 大塚氏参加、連合系割れる2020年09月8日公開
- ^ a b 増子輝彦参院議員、新「国民民主党」離脱 玉木氏代表就任に反対2020年09月12日公開
- ^ “【速報】西岡氏 新「国民」に”. 長崎新聞. (2020年9月13日) 2020年9月13日閲覧。
- ^ a b c “合流新党 東北議員は15人参加、4人は不参加”. 河北新報. (2020年9月4日) 2020年9月6日閲覧。
- ^ 舟山康江参院議員が新「国民民主党」に参加 「現実的で偏らない正直な政治ができる」 芳賀参院議員は協力体制継続2020年09月12日公開
- ^ “県内国会議員 合流新党に11人参加へ 衆院14区、党結成後に候補者調整”. 東京新聞. (2020年9月4日) 2020年9月8日閲覧。
- ^ a b “合流新党に参加しない国民民主党22人の名前は?(9月3日時点)”. ハフポスト. (2020年9月4日) 2020年9月6日閲覧。
- ^ “嘉田参院議員は合流新党に参加せず、無所属で活動”. 中日新聞. (2020年9月3日) 2020年9月6日閲覧。
- ^ “参議院会派 碧水会 で 今後も活動していきます”. 参議院議員 ながえ孝子. (2020年9月4日) 2020年9月6日閲覧。
- ^ 国民・泉氏が合流新党の代表選出馬を表明 「風通し良い党運営を」産経新聞 2020年9月4日
- ^ 争点は党運営 「独裁」払拭図る枝野氏、泉氏は「風通し」強調 合流新党代表選毎日新聞 2020年9月7日
- ^ 国民・泉氏が出馬表明 立憲・枝野氏も午後会見―新党代表選 時事ドットコムニュース 2020年9月4日
- ^ 合流新党代表選 討論会 党運営などで論戦 NHK 2020年9月9日
- ^ 枝野代表が新党代表選出選挙に立候補表明。党名「立憲民主党」を提案 立憲民主党 2020年9月4日