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Dear J

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「Dear J」
板野友美シングル
初出アルバム『S×W×A×G
B面 TUNNEL(Type-A)
Stay by my side(Type-B)
Thank you(Type-C)
ツンデレ!(劇場盤)
リリース
規格 マキシシングル
録音 2010年
日本の旗 日本
ジャンル J-POP
レーベル You, Be Cool!/KING RECORDS
作詞・作曲 秋元康(作詞)
Keyz, Carlos K.(作曲)
プロデュース 秋元康
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位オリコン
  • 2011年1月度月間2位(オリコン)
  • 2011年度上半期10位(オリコン)
  • 2011年度年間27位(オリコン)
  • 2位Billboard JAPAN Hot 100
  • 2位(Billboard JAPAN Hot Singles Sales)
  • 3位(Billboard JAPAN Hot Top Airplay)
  • 8位(Billboard JAPAN Adult Contemporary Airplay)
  • 1位RIAJ有料音楽配信チャート
  • 板野友美 シングル 年表
    -Dear J
    (2011年)
    ふいに
    (2011年)

    【配信限定】
    wanna be now
    (2011年)
    ミュージックビデオ
    「Dear J」- YouTube
    テンプレートを表示
    専門評論家によるレビュー
    レビュー・スコア
    出典評価
    hotexpress (山本純)肯定的[2]

    Dear J」(ディア ジェイ)は、日本の女性アイドル板野友美の楽曲。楽曲は秋元康により作詞、KeyzCarlos K.により作曲されている。板野が所属していた女性アイドルグループAKB48からのソロデビューシングルとして、2011年1月26日You, Be Cool!/KING RECORDSから発売された。

    AKB48メンバーとしては大堀めしべの「甘い股関節」、増田有華の「Stargazer」、おぐまなみの「かたつむり」に続く4人目のソロデビューとなる。AKB48での活動と同一名義での単独ソロ作品のリリースは初となるため「AKB初のソロデビュー」といった旨の紹介がなされることが多い。

    楽曲のシングルCDは3種の通常盤(それぞれType-A、B、Cと区別されている)、サイト「キャラアニ.com」限定で販売される劇場盤の計4種類がリリースされた。3種の通常盤にはそれぞれ収録内容の異なるDVDが付属している。CDの収録曲およびジャケットは4種類それぞれで異なっている。特典として、3種の通常盤の初回製造分にはソロデビュー記念イベント参加応募券およびタイプごとに異なる生写真が封入されている。劇場盤には劇場盤発売記念大握手会参加券およびメンバー個別生写真(全25種のうちランダムで1種)が封入されている。

    キャッチコピーは、「少女は、進化する」。

    楽曲のミュージック・ビデオは、丸山健志が監督を務めた[3]

    楽曲はサマンサタバサ『Samantha Vega板野友美』スペシャルコラボCMソングに起用された。

    評価

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    本作は、ポピュラー音楽批評家から肯定的評価を得ている。『hotexpress』の山本純は「"オシャレ番長"と称される彼女のイメージにピッタリなダンスチューン」と批評し、「幾重ものエレクトロサウンドが交錯するトラックが小気味よく刻まれ、「もう2度と離さない 誰にも奪われたくない 抱きしめたいBABY」と大人びたリリックが飛び出す。年齢相応の歌詞や可愛らしさを押し出したモノが多いAKBの楽曲では出し切れなかった、板野友美のコケティッシュな魅力に改めてハッとさせられる」とコメントした[4]。『リッスンジャパン』の近藤陽は、「ビートの効いたクールなクラブ系のダンス・ナンバー」と批評し、「彼女のちょっと甘えたような歌声とエッジの効いたサウンドの対比が面白い。良くも悪くも“アイドルらしい”キュートなサウンドを全面的に打ち出しているAKB48の彼女のイメージとは一線を画す、時代をリードするファッション・アイコンとしての彼女の立ち位置を明確に捉えた刺激的な作品」とコメントした[5]

    チャート成績

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    2011年1月25日付けの日本レコード協会による着うたフルのダウンロード数を集計したRIAJ有料音楽配信チャートで初登場1位。同チャートのデビュー曲での首位獲得はJASMINEの「sad to say」以来、19ヶ月ぶりである[6]。同年1月31日付けのJapan Hot 100で初登場67位、2月7日付けで2位に上昇[7]。Hot Top Airplayでは1月24日に初登場88位、1月31日付けで45位、2月7日付けで3位。Hot Singles Salesでは2月7日付けで初登場2位。同年2月7日付けのオリコン週間シングルランキングで、発売初週で16.3万枚を売り上げ、初登場2位。女性ソロ歌手のシングルが発売初週で15万枚を超えたのは、2007年宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」以来、4年1ヶ月ぶりである。また女性グループからのソロデビューシングルとしては、2001年後藤真希が「愛のバカやろう」で記録して以来、9年10ヶ月ぶりの15万枚突破である[8]

    シングル収録トラック

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    通常盤Type-A

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    CD
    #タイトル作詞作曲編曲
    1.「Dear J」秋元康Carlos K.Keyzcorin.
    2.「TUNNEL」秋元康鈴木大輔鈴木大輔
    3.「Dear J (OFF VOCAL VER.)」   
    4.「TUNNEL (OFF VOCAL VER.)」   
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「Dear J MUSIC CLIP」  
    2.「Tomomi Itano Collection -Special Movie-」  

    通常盤Type-B

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    CD
    #タイトル作詞作曲編曲
    1.「Dear J」秋元康Carlos K.、Keyzcorin.
    2.「Stay by my side」秋元康江上浩太郎江上浩太郎
    3.「Dear J (OFF VOCAL VER.)」   
    4.「Stay by my side (OFF VOCAL VER.)」   
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「Dear J MUSIC CLIP」  
    2.「Tomomi Itano Interview -Special Movie-」  

    通常盤Type-C

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    CD
    #タイトル作詞作曲編曲
    1.「Dear J」秋元康Carlos K.、Keyzcorin.
    2.「Thank you」秋元康SHOUSHOU
    3.「Dear J (OFF VOCAL VER.)」   
    4.「Thank you (OFF VOCAL VER.)」   
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「Dear J MUSIC CLIP」  
    2.「Making of Tomomi Itano -Special Movie-」  

    劇場盤

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    CD
    #タイトル作詞作曲編曲
    1.「Dear J」秋元康Carlos K.、Keyzcorin.
    2.「ツンデレ!」(板野友美、石田晴香佐藤すみれ仁藤萌乃宮崎美穂)秋元康井上ヨシマサ井上ヨシマサ
    3.「Dear J (OFF VOCAL VER.)」   
    4.「ツンデレ! (OFF VOCAL VER.)」   

    チャート

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    チャート(2011年) 最高
    順位
    Billboard Japan Hot 100[7] 2
    Billboard JAPAN Hot Top Airplay 3
    Billboard JAPAN Hot Singles Sales 2
    Billboard JAPAN Adult Contemporary Airplay 8
    RIAJ有料音楽配信チャート[6] 1
    オリコン週間[8] 2

    売上

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    チャート 売上
    オリコン フィジカル[8]   216,781

    出典

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    1. ^ 一般社団法人 日本レコード協会|各種統計”. RIAJ. 2012年8月28日閲覧。
    2. ^ 山本純 (2011年). “Dear J (レビューリスト/音楽情報サイト:hotexpress)”. hotexpress. 2016年2月27日閲覧。
    3. ^ Dear J” (日本語). 楽曲関連情報. スペースシャワーTV (2011年1月). 2011年2月4日閲覧。
    4. ^ 山本純 (2011年1月). “Dear J” (日本語). レビュー. hotexpress. 2011年1月28日閲覧。
    5. ^ 近藤陽 (2011年1月). “板野友美/Dear J(Type-A)” (日本語). 新譜レビュー. リッスンジャパン. 2011年1月28日閲覧。
    6. ^ a b “板野友美、ソロデビュー曲が異例のランキング3冠” (日本語). RAEKS. 東京都: アイティメディア株式会社. (2011年1月27日). https://www.barks.jp/news/?id=1000067295 2011年1月28日閲覧。 
    7. ^ a b Billboard JAPAN チャート” (日本語). HOLIK. ANAP (2011年2月7日). 2011年2月3日閲覧。
    8. ^ a b c “板野友美ソロデビュー作、女性ソロで宇多田以来4年ぶり初週15万枚突破!” (日本語). オリコン. 東京都. (2011年2月1日). https://www.oricon.co.jp/news/84381/full/ 2011年2月1日閲覧。 

    外部リンク

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