NEUROMANTIC
『NEUROMANTIC』 | ||||
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高橋幸宏 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | アルファレコード | |||
プロデュース | 高橋幸宏 | |||
チャート最高順位 | ||||
高橋幸宏 アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Drip Dry Eyes」 - YouTube |
『NEUROMANTIC』(ニウロマンティック)は、日本のシンガーソングライター・ドラマーである高橋幸宏の3枚目のアルバム。邦題は『ロマン神経症』(ロマンしんけいしょう)。
1981年6月5日にアルファレコードからリリースされた。タイトルは 『NEUROTIC』(ニューロティック、神経症者のこと)と『ROMANTIC』(ロマンティック)、『New Romantic』(ニューロマンティック)からの造語である。また、作家であるウィリアム・ギブスンが、このアルバムタイトルからインスピレーションを受け、執筆した小説に『ニューロマンサー』と命名した[2]。ただし、お互いの内容には直接関連が無い。
作詞は高橋、ピーター・バラカン、細野晴臣、クリス・モズデルが行い、作曲は高橋のほかに、大村憲司と坂本龍一、プロデューサーは高橋が担当している。また、このアルバムから、高橋の名前の表記が「ユキヒロ」から、本名である「幸宏」に変更された。
同時期に発表されたYMOのアルバム『BGM』(1981年)の影響が強いものの、トニー・マンスフィールドやロキシー・ミュージックのアンディ・マッケイ、フィル・マンザネラらが参加しており幾分異なったサウンドとなっている。また、当初は『BGM』の収録曲と同名の『バレエ』というタイトルが付けられる予定だった[2]。
リリース
[編集]1981年6月5日にアルファレコードからLPレコードとCTの2形態でリリースされた。
1988年8月10日に初CD化され、その後1992年8月21日、1994年9月28日の2度再リリースされた。
2005年3月24日にデジタルリマスタリングが施されたCDに、初回盤は紙ジャケット仕様としてソニー・ミュージックダイレクトのGT musicレーベルからリリースされた[3]。
2021年11月24日にソニー・ミュージックダイレクトのALDELIGHTレーベルから「ユキヒロ×幸宏 EARLY 80s」の第1弾として、SA-CDハイブリッド[4]とLPレコードの2形態で、2枚目のアルバム『音楽殺人』(1980年)と同時にリリースされた。リマスタリングは砂原良徳、アナログカッティングをバーニー・グランドマンがそれぞれ担当した[5]。
批評
[編集]専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[3][4] |
CDジャーナルは、「ロキシー・ミュージックを想わせる、先鋭的でポップな幸宏ワールド満載の充実作」としたうえで[3]、「先鋭テクノかつロマンティックな音像を生み出している」と肯定的な評価を下している[4]。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「Glass」(ガラス) | ピーター・バラカン、高橋幸宏 | 高橋幸宏 | |
2. | 「Grand Espoir」(大いなる希望) |
| 細野晴臣 | |
3. | 「Connection」(コネクション) | ピーター・バラカン、高橋幸宏 | 高橋幸宏 | |
4. | 「New (Red) Roses」(神経質な赤いバラ) | 高橋幸宏、大村憲司 | ||
合計時間: |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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5. | 「Extra-Ordinary」(非・凡) | 高橋幸宏、ピーター・バラカン | 高橋幸宏 | |
6. | 「Drip Dry Eyes」(ドリップ・ドライ・アイズ) | クリス・モズデル | 高橋幸宏 | |
7. | 「Curtains」(カーテン) | 高橋幸宏、ピーター・バラカン | 坂本龍一 | |
8. | 「Charge」(チャージ) | 高橋幸宏 | ||
9. | 「Something In The Air」(予感) | 高橋幸宏、ピーター・バラカン | 高橋幸宏 | |
合計時間: |
曲解説
[編集]A面
[編集]- Glass / ガラス
- Grand Espoir / 大いなる希望
- Connection / コネクション
- New (Red) Roses / 神経質な赤いバラ
B面
[編集]- Extra-Ordinary / 非・凡
- Drip Dry Eyes / ドリップ・ドライ・アイズ
- Curtains / カーテン
- Charge / チャージ
- Something In The Air / 予感
参加ミュージシャン
[編集]- 高橋幸宏 : Vocals, Drums and Keyboards
- 細野晴臣 : Keyboards
- 坂本龍一 : Keyboards
- 大村憲司 : Guitars
- Tony Mansfield : Keyboards and Backing Vocals
- Phil Manzanera : Guitars
- Andy Mackay : Saxophones and Oboe
- 松武秀樹 : Computer Programming and Operation
リリース履歴
[編集]No. | 日付 | 国名 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 備考 |
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1 | 1981年6月5日 | 日本 | アルファレコード | LP | ALR-28108 | |
CT | ALC-28017 | |||||
2 | 1988年8月10日 | CD | 32XA-228 | |||
3 | 1992年8月21日 | ALCA-361 | ||||
4 | 1994年9月28日 | アルファミュージック | ALCA-9060 | |||
5 | 2005年3月24日 | ソニー・ミュージックダイレクト / GT music | MHCL-513 | リマスタリング音源、初回盤のみ紙ジャケット仕様 | ||
6 | 2021年11月24日 | ソニー・ミュージックダイレクト / ALDELIGHT | SA-CDハイブリッド | MHCL-10139 | 砂原良徳によるリマスタリング音源 | |
LP | MHJL-172 | 砂原良徳によるリマスタリング音源、バーニー・グランドマンによるアナログカッティング |
脚注
[編集]- ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、194頁。ISBN 4871310256。
- ^ a b ソニー・ミュージックダイレクト盤のライナーノーツより
- ^ a b c “高橋幸宏 / ニウロマンティック ロマン神経症 [紙ジャケット仕様] [再発]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年6月24日閲覧。
- ^ a b c “高橋幸宏 / ニウロマンティック ~ロマン神経症~ [SA-CDハイブリッド]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年6月24日閲覧。
- ^ “高橋幸宏の80年代前半のソロワークに光を当てるリイシューシリーズ始動、リマスタリングは砂原良徳”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年10月5日) 2024年6月24日閲覧。
- ^ “高橋幸宏「Extra-Ordinary」をニューヨークバンドPublic Practiceがカヴァー”. amass.jp (amass). (2019年10月9日) 2019年11月12日閲覧。
外部リンク
[編集]- NEUROMANTIC - Discogs (発売一覧)