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NGTS-12

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGTS-12
星座 ケンタウルス座
見かけの等級 (mv) 12.4[1]
分類 恒星
位置
元期:J2000[2]
赤経 (RA, α)  11h 45m 00.0094541912s[2]
赤緯 (Dec, δ) −35° 38′ 26.137312102″[2]
視線速度 (Rv) -12.33±0.92 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: -18.414 ミリ秒/[2]
赤緯: 7.138 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 2.2118 ± 0.0377ミリ秒[2]
(誤差1.7%)
距離 1470 ± 30 光年[注 1]
(452 ± 8 パーセク[注 1]
軌道要素と性質
惑星の数 1
物理的性質
半径 1.589±0.04 R[1]
質量 1.021+0.056
−0.049
M[1]
平均密度 0.359±0.039 g/cm³[3]
スペクトル分類 G4[4]
表面温度 5690±130 K[1]
金属量[Fe/H] 0.03±0.11[1]
年齢 94±15 億年[1]
他のカタログでの名称
UCAC4 272-059216[2]
2MASS J11450000-3538261[2]
NGTS J114500.0-353826[2]
TIC 157230659[2]
Gaia DR2 3464620139089832960[2]
Template (ノート 解説) ■Project

NGTS-12とは、地球から452パーセク離れた場所に存在する恒星である[1]。NGTS-12のスペクトル分類はG4である[4]。1つの太陽系外惑星NGTS-12bが周囲を公転していることが次世代トランジットサーベイ(NGTS)によって発見された[3]

大きさの比較
太陽 NGTS-12
太陽 Exoplanet

惑星系

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2020年9月22日、NGTS-12の周囲を公転している太陽系外惑星、NGTS-12bが存在することを公表する論文がarXivに投稿された[3]。NGTS-12bはトランジット法で発見された。公転周期は約7.53日で、主星から約0.0757天文単位離れた位置を公転している[1]。NGTS-12bはトランジット法を使用したTESS、そしてドップラー分光法を使用した高精度視線速度系外惑星探査装置(HARPS)とFEROSによるフォローアップ観測が行われた。NGTS-12bはNGTSが中心となった観測で最も長い公転周期を持つ惑星である[3]

NGTS-12の惑星[1]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b 0.208±0.022 MJ 0.0757±0.0014 7.532806±4.8e-05 88.9±0.8° 1.048±0.032 RJ

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i Planet NGTS-12 b”. 太陽系外惑星エンサイクロペディア. 2021年3月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l NGTS-12”. Simbad. 2021年3月21日閲覧。
  3. ^ a b c d NGTS-12b: A sub-Saturn mass transiting exoplanet in a 7.53 day orbit”. arXiv. 2021年3月21日閲覧。
  4. ^ a b NGTS-12”. Exokyoto. 2021年3月21日閲覧。

関連項目 

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