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STX造船海洋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
STX 造船海洋
STX Offshore & Shipbuilding
種類 株式会社
市場情報 KRX, 067250
本社所在地 大韓民国の旗 韓国
慶尚南道 鎮海市院浦洞100
設立 1967年
業種 造船業
事業内容 船舶・海上構造物
売上高 14兆8,000億ウォン
純資産 19兆5,000億ウォン
外部リンク http://www.stxship.co.kr
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STX造船海洋
各種表記
ハングル STX조선해양
漢字 STX造船海洋
発音 エスティエクスジョソネヤン
韓国式ローマ字 Eseu-ti-ekseu Joseon Haeyang
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STX造船海洋(STXぞうせんかいよう、朝鮮語STX조선해양)は、大韓民国造船会社。

主力製品はLNG、LPG、コンテナ船石油タンカーばら積み貨物船自動車運搬船フェリー軍艦巡視船など多岐に渡る。STXグループの中核企業である。

イギリスの造船海運市況専門分析機関であるクラークソン社によれば、2007年3月時点で受注残高が265万CGTで世界第7位を記録[1]したが、2013年には造船不況(2014年問題 (造船))による経営危機が表面化。深刻な資本不足に陥り、2014年4月には上場廃止となり[2]2016年5月27日、ソウル中央地裁に法定管理(日本の会社更生法適用に相当)を申請した[3][4]2018年4月10日、2度目の法定管理申請を決定した[5]。2021年7月24日、社名をK造船に変更した。

年表

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  • 1962年1月 - 大韓造船鉄工所が釜山影島で創業する。
  • 1967年4月 - 東洋造船工業に社名変更される。
  • 1973年1月 - 大東造船に社名変更される。
  • 1973年8月 - 韓国最初のコンテナ船専用乾ドックが完成。
  • 1974年 - 鎮海市への移転が始まる。
  • 1994年1月 - 鎮海造船所が建設着工される。
  • 1997年 - アジア通貨危機の影響により経営破綻する。
  • 1999年 - STXに買収される。
  • 2001年10月 - STX造船として再操業する。
  • 2003年10月 - 株式上場。
  • 2009年3月 - STX造船海洋に社名変更される。
  • 2014年4月 - 上場廃止。
  • 2014年6月28日 - 中国の現地法人「STX大連」が破綻手続きを申請(日本の会社更生法にあたる措置)[6]
  • 2015年3月 - 「STX大連」が再建を断念し、破産手続きを開始[7]。負債額は200億人民元(約3860億円)[7]。中国の李克強首相の肝いりで誘致したという経緯があり、経営再建を目指したが、資本提携企業が見つからなかった[7]
  • 2016年5月27日 - ソウル中央地裁に法定管理(日本の会社更生法適用に相当)を申請[3][4]
  • 2017年11月 - STX造船海洋の艦艇事業をSamkang M&T(現・Samkang S&C)へ移管が完了、後者への固城造船所の譲渡しをもって。
  • 2018年4月10日 - 75%の人員削減を柱とする再建案に対する労使の確約を前提に援韓国政府、韓国産業銀行が支援を表明したが、労働組合が再建案を拒否したため、2度目の法定管理を申請する事となった[5]
  • 2021年7月24日- 社名をK造船に変更[8]

施設

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本社は鎮海市にあり、釜山と鎮海に造船所がある。R&Dセンターはソウル特別市昌原市にある。事務所はソウル、釜山、イギリスロンドンギリシャアテネイランテヘランに所在し、中華人民共和国大連市長興島に大連造船海洋総合生産基地が、ノルウェーオスロにSTXヨーロッパの造船所がある。

  • 釜山造船所 - 釜山市影島区
  • 鎮海造船所 - 鎮海市院浦洞

関連企業

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国内の競合他社

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脚注

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  1. ^ KBS WORLD造船業界
  2. ^ “造船所労働者、造船産業特別委の設立を要求…現代重労組が共同の動き”. レイバーネット日本 (レイバーネット). (2014年4月2日). http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2014/1396511188403Staff 2014年5月17日閲覧。 
  3. ^ a b “韓国造船業界4位のSTX造船海洋が法定管理を申請”. 朝鮮日報. (2016年5月28日). http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/05/28/2016052800519.html 2016年5月28日閲覧。 
  4. ^ a b “STX造船の不良感知できなかった韓国金融当局と産業銀行”. 中央日報. (2016年5月27日). https://web.archive.org/web/20160527232205/http://japanese.joins.com/article/234/216234.html?servcode=300&sectcode=320 2016年5月28日閲覧。 
  5. ^ a b “中堅のSTX造船海洋 会社更正法適用の申請へ”. 聯合ニュース. (2018年4月10日). http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2018/04/10/0200000000AJP20180410001000882.HTML 2018-04-110閲覧。 
  6. ^ “中国誘致の韓国系STX大連、破綻手続き開始”. 日本経済新聞. (2014年6月28日). https://www.nikkei.com/article/DGXDZO73457730X20C14A6FFE000/ 2014年11月8日閲覧。 
  7. ^ a b c “中国で韓国系造船大手が破産へ 李克強首相肝いりで誘致もとんだ赤っ恥”. 夕刊フジ. (2015年3月19日). https://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150319/frn1503191830009-n1.htm 2015年3月20日閲覧。 
  8. ^ STX造船海洋、「K造船」で新しい出発…8年間の債権団自律協約の最終終了 | 亜洲日報”. japan.ajunews.com. 亜洲日報 (2021年7月28日). 2024年4月5日閲覧。

外部リンク

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