前田工繊の24年7〜9月、純利益23%増
前田工繊が14日発表した2024年7〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比23%増の22億円だった。子会社のBBSジャパン(富山県高岡市)などの自動車用鍛造ホイールがOEM(相手先ブランドによる生産)で好調だったほか、盛り土補強材の販売が回復した。
売上高は前年同期比14%増の156億円、営業利益は同34%増の36億円だった。主力の防災資材は原料高を受けた価格転嫁が堅調に進んだほか、製造コストの削減により粗利益が向上した。ホイール事業はメンテナンス(維持管理)などのアフター市場も好調だった。
売上高が前期比8%増の600億円、純利益が同4%減の77億円とする25年3月期の通期予想は据え置いた。
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