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チャールス・ロイド 音楽の謎解く叡智のサックス
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86歳になるチャールス・ロイドが、相変わらずのエネルギッシュな演奏を日本のステージで見せたことに、まず驚かされた。この活力はどこから生まれるのだろうか。
1960年代のアメリカ西海岸の若者文化を代表するジャズマンとして、最初のヒーローになったときから、ロイドは変わった世界観の持ち主だった。同時代のジョン・コルトレーンを信奉するにしても、個人崇拝というより、幻想的な世界観の象徴的存在としてであって...