コメ調達、焦燥が走らす青田買い 透明な米価で高騰防げ
コメ調達、焦燥が走らす青田買い 透明な米価で高騰防げ
まだイネが青々としている7月。鹿児島県伊佐市でコメを40ヘクタール栽培する猩々(しょうじょう)義秋(74)の自宅にコメ集荷業者が訪ねてきた。社交辞令もそこそこに業者はこう尋ねた。「新米を譲ってくれませんか」
例年、JAなど常連の取引先に出荷するだけで、新規問い合わせはほぼない。ところが、今年は県内外の業者から電話と訪問で合計4件の問い合わせがあった。「家まで訪ねてくるのも初めてだ」と猩々は青田買…