利用料の概略

TSUBAME4利用料の概略を説明します。
説明のために実際の規則を簡略化している箇所がありますので、詳細は規則・利用細則の利用料の課金に関する取扱いをご参照ください。

TSUBAME3.0との主な相違点

• TSUBAMEポイントに対応する資源量が「約1ノード秒」から「約1ノード時」に変更されました
• 計算能力の違いを反映して、TSUBAMEポイントの価格が改定されました
• 定額制による利用が導入されます
• ストレージはHDD領域とSSD領域にわかれ、それぞれの購入に必要なポイントを設定しました
• 一部の商用アプリケーションの利用には別途アプリケーション利用料が必要になります

利用料の購入単位

利用者・グループの区分によって、購入単位および価格が異なります。

TSUBAMEグループについて

TSUBAMEグループはTSUBAMEの計算ノードやストレージの利用・課金の単位となるグループです。
学内利用者は任意でグループを作成できますが、支払い責任者となる教職員がグループ管理者(メイン)(≒グループ作成者)となる必要があります。

学外利用者のグループについては、利用申請の内容に基づき学術国際情報センターが作成します。

TSUBAMEポイントについて

TSUBAMEポイントは計算ノードやストレージの利用時に必要となります。上記の表における「約1ノード時」あたり1ポイントがグループに付与されます。

資源タイプと係数

計算ノード全体を1ノード・1時間利用する際に約1ポイント消費します。
ノード数や実行時間を増やすとそれに比例して必要なポイント数は増加します。
また、計算ノード全体ではなく、少数のCPUコア・GPUのみを利用する資源タイプでは、資源量に応じて消費するTSUBAMEポイントも割安になります。
TSUBAMEポイントを通常の2倍～4倍支払うことで、ジョブを優先的に実行することができます。

予約

計算ノードを日時・時間・ノード数を指定して予約利用することができます。この場合のTSUBAMEポイントの消費量はジョブスケジューラ経由で通常優先度で実行した場合の約1.25～10倍になります(予約時期や季節で変動します)。

定額制 (TSUBAME4.0で導入)

計算ノードを月単位で定額制で利用することができます。上限は1グループ・1予算責任者につき2ノードまでで、この場合のTSUBAMEポイントの消費量はジョブスケジューラ経由で通常優先度で実行した場合の約10倍になります。
詳細は定額制をご覧ください

ストレージ

グループストレージとしてLustreファイルシステムを利用する場合は、それぞれ以下のポイントを消費します。
 ・ HDD領域では1TB・1か月あたり0.5ポイント　[購入上限：100TB]
 ・ SSD領域では100GB・1か月あたり0.2ポイント(1TBあたり2ポイント)　[購入上限：3TB]
原則的に、年度末まで同容量のストレージを一括して購入する必要がありますが、使わない分については後からTSUBAMEポイントとして払い戻して、計算に充てることができます。

アプリケーション (TSUBAME4.0で一部有償化)

学内ユーザが下記アプリケーションを利用する場合は、別途TSUBAMEポイントが必要になります。
アプリケーション価格は2024年度のものです。
2024年度は試行のため非常に安価となっていますが、2025年度以降は適正価格となるよう大きく改定されます。

TSUBAMEポイントの有効期限は年度末(3月末)までとなっており、翌年度には持ち越すことが出来ませんのでご注意ください。

ポイント購入・支払い方法

学内予算の場合

TSUBAMEポータル上で利用予算を登録し、学術国際情報センターに承認を受けてからTSUBAMEグループに関連付けて、ポイントの購入操作を行います。詳細はTSUBAMEポータル利用の手引きをご参照ください。
支払いは予算振替で行われます。振替の時期は課金請求についてをご覧ください。

学外利用者が支払う場合

TSUBAMEポータルを経由せずに、申請書および請求書によって処理します。