よう‐い〔エウ‐〕【妖異】
妖怪
妖異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 06:41 UTC 版)
妖異(ようい)とは人々の恐怖と悲しみに惹かれて現れる怪物たちのことをいう。妖怪とは似て非なるものであり、妖怪が怪異を具現化したものならば、妖異は純粋な邪悪が具現化されたものである。ただし、いわゆる妖怪として現代に伝わっているものの中にも妖異はいるとされており、「邪悪な妖怪=妖異」と考えてもさしつかえない。 妖異は人間や妖怪に憑くこともでき、妖異に憑かれた者は「羅刹(らせつ)」と呼ばれる。羅刹は超人的な力を持ち、多くはそれにおぼれて欲望の限りに悪事を尽くす。羅刹となった人間や妖怪の中には自発的に妖異に魂を売ったものもいるが、無自覚のうちに妖異に憑かれるものもいる。 人間と妖異との戦いははるか過去から歴史の影で行われている。宿星によって妖異と戦うことを宿命づけられた者を「英傑(えいけつ)」と呼ぶ。英傑は本人が望む望まざるに関わらず、妖異が関わる事件に巻き込まれる運命にある。本ゲームのプレイヤーキャラクターは原則的に英傑である。 社会の安定のため妖異の存在は公にはなっておらず時の政権により隠されている。時空破断という大事件がおきた化政時代でも、無用な混乱を避けるため妖異の存在は公には公表されていない。妖異という概念は知られていなくても、悪い妖怪や怨霊などの伝説は民衆に語り継がれている。それらの伝説の中には実際には妖異のことを語っているものもある。これらの伝説を信じるか信じないかは人それぞれである。
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