戸籍と紙背文書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 21:15 UTC 版)
「古代日本の戸籍制度」の記事における「戸籍と紙背文書」の解説
詳細は「紙背文書」を参照 戸籍は令に拠れば30年の保管が行われた後に廃棄されることとなっていたが、当時の紙は大変貴重品であったために、実際には廃棄されずに他の官司や官寺などに回されて、裏面を再利用するのが一般的であった(紙背文書)。東大寺写経所の帳簿類を主とする正倉院文書の中にはこうした戸籍の紙背を再利用したものが含まれている。これらは正倉院の宝物そのものとは別の意味で歴史学者に多くの貴重な情報を提供している。半布里戸籍も裏面が写経関係の書類に転用されたため、現代に残ることとなった。
※この「戸籍と紙背文書」の解説は、「古代日本の戸籍制度」の解説の一部です。
「戸籍と紙背文書」を含む「古代日本の戸籍制度」の記事については、「古代日本の戸籍制度」の概要を参照ください。
- 戸籍と紙背文書のページへのリンク