マレー飛鳥(Aska Maret、旧活動名:金子飛鳥(かねこ あすか)、女性、1959年 - )は、日本のヴァイオリン奏者、作曲家

略歴・活動

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東京都杉並区出身。クラシックジャズロックといったジャンルを自由に横断する、幅広い音楽性を持つ。3歳の頃にヴァイオリンに惹かれ、4歳でヴァイオリンを始める。高校時代にはプロとして活動開始。その後、東京芸術大学に進学。

1980年頃、上田知華のバック弦楽四重奏団「KARYOBIN」に参加。1984年に飛鳥ストリングスを結成、2枚のオリジナルアルバムをリリース。飛鳥ストリングスは、尾崎豊の『街路樹』、浜田省吾の『その永遠の一秒に ~The Moment Of The Moment~』、ユニコーンの『SPRINGMAN』、ソウル・フラワー・ユニオンの『向日葵の夢』、ソウルシャリスト・エスケイプの『短距離走者の孤独』など、多くの作品に参加。

1987年にAdi(佐藤正治、金子飛鳥、渡辺等、塩谷哲)を結成。東急文化村の10年間に渡る連続企画「Asian Fantasy Orchestra」の中核メンバー、音楽監督を歴任。仙波清彦はにわオールスターズ東南アジア公演。

1992年、初のソロ・アルバム『MULTI-VENUS』発表。1996年、坂田明/Bill Lazwellの共同project「ミジンコ空艇楽団(Flying Mijinko_Band)」で中央アジアツアー(モンゴルウズベキスタン)。

1996年から4年半、ハワイオアフ島に移住。1998年ニューヨーク在住振付家Yoshiko Chuma英語版の「Unfinished Symphony」で Bessie Composition Award in N.Y.英語版を受賞。映画『カンゾー先生』の音楽に参加。

2000年から2004年、金子飛鳥Acoustic unitにて、Japan Foundation主宰のヨーロッパ公演。ヤヒロトモヒロ(元JAGATARA)などと共に、GAIA CUATROを結成。同年、フジ・ロック・フェスティバルに、ジミ・ヘンドリックストリビュートバンドの一員として出演。

2005年、アフリカ公演等、数多くの海外公演を行い好評を博した。2008年、映画『西の魔女が死んだ』の音楽に、ヴァイオリン奏者として参加。

2011年より東日本大震災支援「本・つながる・未来」継続イベントを主催。音と言葉による創造的な時間を通して「いのち」のあり方と「つながり」を考え続ける。

2016年、Amy Camie(ハープ)とのデュオ・アルバム『Nebula』をリリース。2017年、林正樹(ピアノ)とのデュオ・アルバム『Delicia』をリリース。2018年、福山雅治のドームツアー「FUKUYAMA MASAHARU DOME LIVE 2018-暗闇の中で飛べ-」、三宅純 special group(ブルーノート東京他)、Wong WingTsan pianoコンサート(浜離宮ホール)に参加。

デビュー以来、膨大なアレンジワークやスタジオセッション、コンサートサポートに参加、『ファイナルファンタジー』シリーズ(鈴木光人作曲)のストリングスアレンジなども手がけている。2019年まで何年も継続している大貫妙子 Pure acoustic concert などで絶賛される。演劇の音楽監督(栗山民也演出:炎立つ、トロイ戦争は起こらない、Caligula他)、 CM音楽の作曲(サントリーアルプス天然水 – vsop CMアレンジ大賞他)、 舞踏家との即興コラボレーション(岩下徹、山田せつこ他)も手がける。サポートワーク(大貫妙子, Jane Birkin, 佐野元春, 山下洋輔, 三宅純, 挾間美帆ほか)も多数行っており、国内外の重鎮アーティストの信頼を得ている。 今までに50ヶ国以上で公演、オリジナルCD27枚。

2020年、活動を継続している主なユニット。

2020年7月、活動名を金子飛鳥からマレー飛鳥(Aska Maret)に改名した。

主な共演アーティスト

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飛鳥ストリングス(Aska Strings)としてのセッション参加を含む。

ソロ・アルバム

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外部リンク

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