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スーパーマリオワールド

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スーパーマリオワールド
ジャンル アクションゲーム
開発元 任天堂
発売元 任天堂
人数 1~2人
メディア SFC: 8Mbカセット
GBA: 23Mbカセット
発売日 SFC版
日本の旗 1990年11月21日
欧州連合の旗 1991年8月18日
アメリカ合衆国の旗 1992年4月11日
GBA版(マリオアドバンス2
日本の旗 2001年12月14日
アメリカ合衆国の旗 2002年
対象年齢 ESRB: E
売上本数 日本の旗 約355万本
世界 約2061万本
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スーパーマリオワールド』(SUPER MARIO WORLD)は、任天堂から発売されたゲームソフト

ジャンルはアクションゲーム

概要

日本では1990年11月21日任天堂からスーパーファミコンゲームソフトとして、スーパーファミコン本体と同日に発売された。販売本数は約355万本で、スーパーファミコンソフト史上国内売り上げ第2位(第1位は『スーパーマリオカート』の382万本)、全世界累計では第1位を記録した。2001年12月14日にはゲームボーイアドバンスに移植され、『スーパーマリオアドバンス2』として発売された。

1990年当時人気絶頂期にあった任天堂のゲームキャラクター「マリオ」が活躍するスーパーファミコン第1弾ローンチタイトルとして、同機の普及を牽引するという役割を担った。ヨッシーなど新しいキャラクターの登場、スーパーファミコンの表現能力を強調したカラフルなグラフィックでゲームファンを引き付け、ファミリーコンピュータからの移行を円滑に進めることに成功し、スーパーファミコン定番ソフトとしての地位を獲得した。発売されてから2~3年間はほとんど価格が下がらなかったことも本作品の人気の高さを象徴している。

日本国外では、 "Super Mario All-Stars + Super Mario World" という、通常の『スーパーマリオコレクション』に加えて本作も同時収録した限定版ソフトをSNES本体に同梱した "Mario Set" というセットが存在した。

今回の舞台は「恐竜ランド」。旅の途中でクッパにさらわれたピーチを救出することが目的。

他のマリオシリーズとの関係

本作は『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの4作目にあたり、日本版ではパッケージのタイトルロゴに副題として『スーパーマリオブラザーズ4』 (SUPER MARIO BROS. 4) の名が併記されていたが、公式のタイトル名は『スーパーマリオワールド』のみの表記とされている。

後に発売された『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』はゲーム内容こそ大幅に異なるものの、位置付け上は本作の関連作として製作されたものである。事実、北米版のタイトルは "Super Mario World 2: Yoshi's Island" であり、本作の続編として発売されていた。ただしこの作品が「スーパーマリオブラザーズ5」に当たるわけではない。『スーパーマリオランド3 ワリオランド』の続編である『ワリオランド2 盗まれた財宝』が「スーパーマリオランド4」とはならないのと同様である。

派生作品

1991年にはバンダイから同社が展開していた幼児向け知育玩具てれびっこ」専用のVHSビデオソフトとして、スーパーマリオワールドの物語を30分のアニメにまとめたOVAスーパーマリオワールド マリオとヨッシーの冒険ランド』が発売された。てれびっこ本体をテレビと接続することでマリオ達が出題するクイズに参加できる。また、機器が無くても、普通のアニメビデオとして観賞が可能である。

音楽

本作ではコース上のほとんどの音楽が一つのテーマ曲からの変奏になっている。ボス戦など一部は異なるが、ボスに勝った時のファンファーレまで変奏にこだわっている(ただしマップ上は各自異なる音楽であり変奏ではない)。近年ではこのような演出は珍しくないが、当時としてはゲーム全体をこのように一つのテーマ曲で統一する例は非常に珍しいものであった。これについて近藤浩治は「マリオ3では曲数が多すぎて覚えてもらえなかったため、ひとつのテーマで統一することにした」と公式ガイドブックの中で語っている。

コース上ではヨッシーに乗ることにより、音楽に打楽器パートが加わる。ヨッシーを伴うことが出来ないお化け屋敷と城、それに砦の音楽は打楽器の演奏は無い。ただしお化け屋敷の音楽の冒頭では不均等で金属的な倍音が鳴るため、これがトライアングルのように聞こえる。

スペシャルゾーンでしばらくコントローラに触れず放置しておくと、初代スーパーマリオブラザーズの音楽のアレンジ版が流れ出す。ただしコースに入ってマップに戻ると通常の音楽に戻る(GBA版『スーパーマリオアドバンス2』でも同じ)。

システム

この節では特記事項が無い限り、オリジナル版(スーパーファミコン版)のシステムについて触れる。

ステージ構成

前作『スーパーマリオブラザーズ3』と同様、本作でも全体のマップ画面が存在するが、本作ではワールドごとに分かれておらず、恐竜ランド全体が1つのマップとなっている。「ヨースターとう」「バニラドーム」などは独立した画面のマップとなっているが、これらは全体マップから自由に出入りすることが可能である。プレイヤーは現在行くことのできるコースの中から攻略したいコースを自由に選択することができる。

恐竜ランドの各地は「ヨースターとう」など地名がついており、「ドーナツへいや」「チョコレーとう」など食品飲料の名前をもとにした地名が多い。スタートは「ヨースターとう」のヨッシーの家から。最初はヨッシーの家の左右の道のみしかないが、コースをクリアするごとに恐竜ランドの地形が変化し、道が増えていく。

恐竜ランド内の5箇所には「スターロード」があり、これを使うと「ネイティブスター」と呼ばれるワールドへワープする。スターロードは前作までのワープゾーンに相当するもので、スタートから最短ルートでクリアするときにも用いられる。

各ワールドの最後にはコクッパの城があり、スターロード等を使ってワープしない限り、これをクリアしないと次のワールドには進めない(3番目のバニラドームの城だけは代わりにバニラ台地の砦をクリアするルートもある)。

ゴール

城や砦、スイッチの宮殿、沈没船を除くほとんどのコースには、コースの最後にゲート状のゴールが存在し、このゲートを通過することによってコースクリアとなる。

ゴールゲートではロープが上下に動いている。このロープに触れることができれば、その高さに応じたゴールスター(1~30,40,50)と残りタイム×50点を得ることができる。ロープが一番上の状態で触れると残り人数が3人増える。ロープに触れずにゴールゲートを通過した場合は残りタイム×50とコイン1枚(ロープがコインに変化した分)を獲得。

アイテムや甲羅などを持ったままゴールした場合は、持っていたものがパワーアップアイテムや1UPキノコなどに変化する。また、ゴール時に画面内に敵キャラクターがいた場合、それらがコインに変わり、敵の数が多いと1UP、3UPになる。ゴールタイムの下2桁(ゾロ目)とゴールスター(所持しているゴールスター)の数(10の位)が一緒だと1UPすることもある。

ゴールスターの数が100を超えるとコースクリア後にビンゴ形式のボーナスゲームに挑戦でき、揃ったラインの数の分(0~8個)だけ1UPキノコをもらうことができる。

城や砦では最後に待ち構えるボスを倒した時点で、スイッチの宮殿ではビックリスイッチを踏んだ時点で、沈没船でははてなマークが付いた緑色のボールを入手すればクリアとなる。

中間ゲート

一部のコースの途中には、ゴールゲートを小型化した形の中間ゲートもあり、中間ゲートのロープを切っていれば、ミスするなどしてしまい再チャレンジするときにその地点から再開できる。またチビマリオの状態で中間ゲートを切るとスーパーマリオになる。

分岐

ワールドマップ上に赤い丸で表されているコースは、通常のゴールのほかに秘密のゴールがある(おばけやしきにも秘密のゴールが存在する場合があるが、マップ上からは判別がつかない)。この場合、通常ゴールを通ったときと秘密ゴールを通ったときとでは行先が異なる。秘密のゴールは、通常のゴールとは違う場所にもうひとつのゴールゲートが存在する(おばけやしきの場合、もうひとつのゴールゲートにたどり着いた時は、出口の扉が青緑色になっている)か、あるいはコース内のどこかにある「カギ」を鍵穴に差し込む方式になっている。また、他にアトミックテレサを倒すことによって分岐するコースもある。

再チャレンジ

城や砦、スイッチの宮殿を除くコースは、一度クリアした後も何度でも入ることができる。一度クリアしたコースであれば、ポーズをかけてSELECTボタンを押せば途中で抜け出すことも可能。これを利用することによって、スタート地点直後でパワーアップアイテムを入手できるコースに出入りして短時間でパワーアップを行い、その状態で新しいコースにチャレンジするといったこともできる。

日本国外版では潰れた城や砦でもLボタンとRボタンを同時に押すことによって再チャレンジが可能になっている。

セーブ機能

バッテリーバックアップ機能が搭載されており、セーブをすることで次回はそこからスタートすることができる。セーブはお化け屋敷・スイッチの宮殿・城・砦をクリアしたときに行うことができる。ただし再スタートを行う場合は必ず残り人数5人、ちびマリオの状態からスタートする。

GBA版はマップ中またはステージ中にスタートボタンを押すことでいつでもセーブでき、マリオの状態、残り人数も保存される。

アクション

ファイル:Cyclobutadiene structure.svg
スピンジャンプで破壊できるクルクルブロックはこのゲームの大きな特徴である。

今作ではジャンプの方法が2種類あり、普通のジャンプとスピンジャンプがある。スピンジャンプとはマリオが高速で回転しながらジャンプするアクションのことである。スピンジャンプで敵を踏むと、敵の甲羅などを残すことなく敵を倒すことができ、ドッスンなど、踏むことのできない敵の上にも乗ることができる(倒すことはできない)。また、大きいマリオでスピンジャンプをすると足元のクルクルブロックを破壊することができる。ただし、ジャンプの高さそのものは通常のジャンプに劣る。

前作『スーパーマリオブラザーズ3』同様、甲羅など物を持つことができる。今回は持ったものを上に投げたり、投げずに地面に置いたりすることもできる。

アクション画面の上部中央の枠にはパワーアップアイテムをストックすることができる。大きいマリオのときに新たなパワーアップアイテムを取ると、それまで使っていたアイテムが枠にストックされ(例:スーパーマリオのときにファイアフラワーを取ると、スーパーキノコがストックされる)、マリオがダメージを受けると枠内のアイテムが自動的に降ってくる仕組みになっている。また、アイテムをとった結果パワーダウンしてしまう場合は、取ったアイテムのほうがストックされる(例:ファイアマリオのときにスーパーキノコを取ると、ファイアフラワーではなくスーパーキノコがストックされる)。当然ながら即死効果のトラップに引っかかった場合はストックは降ってこないが、そのまま残る。このため従来作では再スタートは最弱のチビマリオからの強制スタートだったが、ストックをうまく活用すれば有利な状態で再度挑戦が可能となっている。また、ダメージを受けなくても、SELECTボタンを押せばいつでも枠内のアイテムを取り出し、現在のアイテムと入れ替えることができる(ただしダメージを受けたときと同様、普通に降ってくるだけのため取り損ねるとそのままストックは失ってしまう)。

ヨッシー

今作の大きな特徴として、恐竜ランドの恐竜「ヨッシー」が登場し、マリオはヨッシーに乗ってアクション面を進むことができる(お化け屋敷や砦・城ではステージの開始時にヨッシーを外に待たせる演出が入り、ヨッシーに乗れない)。

ジャンプすれば上から騎乗できる。降りるときは騎乗中にスピンジャンプをする。ヨッシーで敵を踏みつけたときはマリオのスピンジャンプと同様の効果となる。騎乗時にダメージを受けるとヨッシーはマリオから逃げてしまうが、追いかけて上からジャンプすれば再度騎乗することができる(一部、ヨッシーは逃げないがマリオが直接ダメージを受ける敵がいる)。また、ヨッシーでジャンプした状態でヨッシーから降りることで、2段ジャンプも可能となる。

ヨッシーはカメレオンのように舌を出すことにより敵キャラクターやアイテムを飲み込むことができる。飲み込んだものが甲羅やアイテムの場合は一定時間ヨッシーの口の中に保持され、しばらくすると飲み込むが、飲み込む前に吐き出すこともできる。吐く・飲むを繰り返すことで長時間の持ち運びが可能。立ったまま吐くと勢いよく飛び出すが、しゃがんで吐くと足元に落ちて止まる。ただし無敵ノコノコか赤ノコノコの甲羅、あるいは赤ヨッシーが飲んだ甲羅の場合は、吐くと炎になる。飲み込むと、所持コインが1枚増える。

また、赤、青、黄の甲羅を口に含んでいるときは、甲羅の色によりそれぞれ次の特殊能力が備わる(無敵ノコノコの甲羅を口に含むと下記の3種類の能力を全て同時に使用できる)。

  • 赤 - 吐き出すことで、正面と前方斜め上下の3方向にファイアを放つ。ファイアに当たった敵はコインに変わる。
  • 青 - ジャンプボタンを連打することによって空を飛べる(マントマリオの場合はボタンを押しっぱなしで飛べる)。
  • 黄 - ジャンプして着地したときに砂煙が起きる。この砂煙が敵に触れるとその敵を倒せる。

通常の緑色のヨッシーのほか、赤・黄・青色をした「伝説のヨッシー」といわれるヨッシーも存在する。伝説のヨッシーは子供の状態で出現し、甲羅系アイテムのように抱きかかえて持ち歩くことができる。この状態で敵キャラに正面から接触し、5体(もしくはアイテムを1個)食べさせると成長して乗れるようになる。これらのヨッシーに騎乗している時は、どの色の甲羅を口に含んでも、ヨッシーの身体の色と同色の甲羅の効果が現れる。つまり口に含んだ甲羅が緑以外であれば、ヨッシーの身体の色と甲羅の色の双方の効果が同時に現れることになる。

コース上で時々現れる対の羽をヨッシーに乗った状態で取ることにより、上方の隠しボーナスステージへとワープできる。ここではヨッシーは自動的に青ヨッシーとなり、またこのステージ内では青の甲羅を口に含まなくても空を飛ぶことができる。このコースでヨッシーに乗った状態で下方の画面外へ降りると自動的にコースクリアとなる。以降マリオの乗っていたヨッシーは青ヨッシーとなり、離れるまでずっと使用できる。このボーナスステージでヨッシーから離れてしまうと青ヨッシーを確保することができない。

変身

前作の「しっぽマリオ」に代わり、「マントマリオ」が登場した。ほかにも、マリオが風船のように膨らみ、一定時間空中を浮遊する「パワーバルーン」も登場。

前作までと違い、本作ではチビマリオのときでもファイアフラワーやマント羽根を取れば、いきなりファイアマリオやマントマリオになることができる。

ファイアマリオ
ファイアボールを撃つことができる。今作ではファイアで倒した敵はコインに変わる。また、ファイアマリオでスピンジャンプを行うと周囲にファイアボールをばら撒く。
マントマリオ
助走後、前作のしっぽマリオのように一定時間空を飛び、その後に背中のマントを膨らませて降下と上昇を繰り返して滑空しつづける事ができる。空から急降下して地面に落ちると地上の敵を一気に倒すことができる。ゆっくり降りてもマントを膨らました状態で滑っている間は敵を倒せる。マントを膨らました状態で敵に当たったり攻撃を受けると飛べなくなってしまうが、ダメージは受けずにすむ。マントで攻撃も可能で、スピンジャンプ中もマント攻撃の判定が出ている。敵やハテナブロックを横からはたいたり、敵の放ってきたもの(野球ボールや骨)を消すこともできるほか、マントを膨らまさずにゆっくりと落ちることも可能。これでないとクリアできないゴールもある。
風船マリオ
パワーバルーンを取って風船のように膨らんだ状態。ふわふわとゆっくり空中を飛ぶことができる。一定時間が過ぎるかダメージを受けると元に戻ってしまう。この状態でヨッシーに乗ることはできない。

ゲームボーイアドバンス版の変更点

ゲームボーイアドバンスで発売された『スーパーマリオアドバンス2』に収録されているリメイク版では、スーパーファミコン版と異なる点がある。ここではその相違点を列挙する。

システム面
  • バグが修正されている。
  • 完全な一人用ゲームになった。これに伴い、ルイージが「2人プレイ用の色違いマリオ」ではなく「マリオと違う能力を持つキャラクター」になった。マップ画面で任意のタイミングでマリオとルイージを交代できる。
  • ブルを踏んで倒した点数が800→2000に変更されている。
  • 甲羅や持つことのできる敵やブルブルブロックを持ちながら敵に当てたときの点数が1000→800に変更されている。
  • どうしてもヨッシーを置いていく必要があるチョコレー島のコース2、おたのしみコース2において、クリアした場合は元のヨッシーに騎乗した状態に戻っている。ミスした場合戻ってこない(ただし、前者は置いていく必要がある場所に行く方法を知っていれば回避することが可能であり、後者は青ヨッシーに限って少し無理な方法を使えば騎乗したままゴールできる)。
  • SFC版は赤い果物を10個食べるとスーパーキノコを産んだが、GBA版はヨッシーの色によって産むアイテムが区別された。緑の時はスーパーキノコ、赤の時はファイアフラワー、青の時はマント羽、黄色の時はスーパースターになった。
  • 赤い果物をYボタンを押せば1つなのに2個食べたことになる裏技ができなくなった。
  • ボタン数の関係からか、物を持ったまま攻撃することができなくなった。
  • ファイアマリオとマントマリオの時にダメージを受けたとき、SFC版はチビマリオに戻ってしまうが、GBA版はスーパーマリオに戻るだけになった。
  • SFC版は特定コースをクリアする時だけセーブできたが、GBA版はどこでもセーブが可能になって、残機数・得点・マリオとルイージの状態などもセーブできるようになった。
  • マリオ(ルイージ)の残機数がSFC版は最高99機なのに対し、GBA版では999機まで増やす事が可能。
  • 一度クリアした城や砦はゲームクリア後で再挑戦が可能になった。
  • 1つのコースでドラゴンコインを5枚以上獲得した場合はその印が付く。従来はドラゴンコインの無かったコースにも配置されている。全てのコースに印を付けると隠し画面が現れ、以降ドラゴンコインがピーチコインに変化する。
  • クリアしたときのタイムが一秒につき50点だったが、GBA版は通常・秘密コースは50点、砦とアトミックテレサのいるコースは100点、コクッパのコースは200点になり、クッパのコースにもタイムボーナスがつき一秒に500点もらえるようになった。
  • 一部のコースで地形が変更されている部分がある。
  • ヨッシーの口に含める敵が増えており、一部食べられる敵の効果などが変化している。ルイージが乗っている場合はノコノコ以外でも短いながらも口に含めることができ、吐き出すと敵を倒すことができる。カギなどの食べ物ではないものは、長時間口にほおばる事が可能。
  • 赤・黄・青のヨッシーは、SFC版は「スターロード」のみの登場であったが、GBA版では通常の恐竜ランド上のコースにも登場する(先にこれらのヨッシーをスターロードで大人にする必要がある)。
  • クッパ戦では、タイムなども表示されるようになり、時間制限(城内攻略時の残時間を引き継ぎ)ができた。
  • 初めてクッパを倒すまでの累計タイム(マップ画面、イベントシーンは含めない)が記録される。
  • 「スペシャルゾーン」に限り、各コース内で獲得したスコアの最高値が記録される。
  • 一度クリアしたコースを途中で抜け出すときは、ポーズをかけて「モドル」を選択する。
  • 裏ワールドになる方法が変わり、SFC版ではスペシャルゾーンを全部クリアしてスターロードに行くとヨースター島に戻って裏ワールドになったが、GBA版はゲームクリア・全コースと全秘密のゴールをクリアすると裏ワールドに変わることになった。
  • 豆の木等にBボタン押しながら上っていくと、速く上っていくアクションが追加された。
  • ヨッシーを置いている時にくっつくと、SFC版で動かなかったのが動くようになっている。
演出面
  • マリオとルイージとアトミックテレサのボイスが追加された(マリオとルイージの例、ダメージを受けたり、変身したりなど)(アトミックテレサの例、マリオ又はルイージがテレサを後ろに向ける時)。
  • 風船マリオの時、BGMがゆっくりになる。
  • タイトル画面で流れるBGMがプレイデモが終わると、BGMも終わって最初の部分からになる(データセレクト画面に入った場合のみ最後まで流れるようになっている)。
  • ピーチ姫のグラフィックが変更されている。
  • ステージ「ドーナツへいやのうらみち」のマップ画面のグラフィックが追加されている。
  • 裏ワールドではサンボやクリボンの姿も変化する。
  • ゲーム起動時のオープニングが追加された。
  • エンディングが少し変更された。
  • 初めて遊ぶ時のオープニングが変更された。
  • メッセージの一部変更。
  • ゴールを過ぎたところにヨッシーを投げ捨て(つまりジャンプしながら降りる)ゴールするとSFC版ではそのまま通り過ぎヨッシーを置き去りにしてゴールしたことになるが、GBA版ではヨッシーに乗ってゴールしたことになる。
  • SFC版ではルイージを「ルイジ(入力ミス?)」と表記していたが、GBA版では「ルイージ」に修正されている。

海外GBA版との違い

  • 日本のGBA版とオープニングが違う。(日本版は、マリオとルイージが遊んでる最中にピーチ姫がさらわれるが、海外版では、ピーチ姫がヨッシーにのっかってマリオをおいかけている)
  • オープニング画面(ひとりであそぶ・みんなであそぶ の選択画面の背景が異なる)
  • スペシャルコースの最後のコースにある、TIMEが増える木の実の数が変更されている。

敵キャラクター

ここでは主に、本作で初登場、あるいは前作までとは異なったスタイルの敵キャラクターについて解説する。

通常の敵

ノコノコ
今回は二足歩行になり、踏んづけると中身(ハダカガメ)が甲羅から抜け出す。緑、赤、青、黄の4色が存在。黄色の靴をはいたハダカガメが黄色の甲羅に入ると無敵ノコノコになってしまい、普通に踏んでも弾かれる上にマリオを追跡してくる(スピンジャンプで倒せる)。青色の靴をはいたハダカガメは甲羅には入らず、マリオに向かって甲羅を蹴飛ばしてくる。最初からハダカガメの状態のものもいる。
パタパタ
羽根の生えたノコノコ。踏むと羽根が取れてノコノコになる。色によって動きが異なる。マリオの足場代わりになり、残機稼ぎに使うこともできる(敵は8匹以上連続で踏むと1UPできる)。
マントガメ
マントで空を飛ぶカメ。踏むとハダカガメに変化する。黄色いマント・赤いマント・点滅したマントの3種類がいて、マントが点滅しているマントガメを踏むとマント羽根を奪うことができる。
クリボン
クリボーのいとこという設定のキャラクター。踏んでもつぶれず、一定時間ひっくり返り、持って投げたりすることができるようになる。パラシュートで降りてくるものやシャボン玉に入っているものもいる。
ピーパックン
土管から飛び上がって一定時間たつと土管に戻るパックンフラワー。種を吐くものもいる。
キラー
空を飛ぶミサイル。ファイアボールは効かない。今作では縦方向や斜め方向に飛ぶものも存在する。
マグナムキラー
巨大なキラー。ただし通常のキラーと同じく、上から踏めば倒せる。突如前方から現れる。キラーよりは速度は遅い。
メット
メタルで出来た硬い甲羅に包まれた敵。ファイアボールは無効。踏むと甲羅に引っ込んで持てる。またスピンジャンプで倒せる。
トゲメット
甲羅に一本棘のついたメット。地面や壁に張り付くようにして動く。
バサバサ
地下面に登場するコウモリの姿をした敵。普段は天井で待機しているが、近づくと体当たりを仕掛けてくる。
チョロプー
地中から突然現れるモグラの敵。現れる直前に地面の土がモコモコと動くためすぐ分かる。
インディ
主に地下面に登場する巨大なモグラ。動きが素早い。頭の上に乗ることができ、これを利用してブラックパックン地帯を越えるステージもある。ぶつかるとヨッシーに騎乗した状態でもマリオが直接ダメージを受けてしまう。
ジュゲム
パイポを投げてくるのは今までの作品と同じだが、下から甲羅やブロックをぶつけて倒すと、雲に乗れるようになる。上から踏んづけて倒すと、雲は消滅してしまう。また、1UPキノコを吊り下げ、その1UPキノコを取るとパイポを投げてくるフィッシングジュゲムも登場した。土管から顔を出してトゲゾーを投げるものもいる。
トゲゾー
パイポが孵化した後の姿。棘が生えているので踏めない。坂道でのスライディングで倒せる。前作とは異なり甲羅の代わりには出来ない。
ドラボン
背の高い恐竜。2回踏むと倒せる。1回踏むと身体が小さくなり、動きが速くなる。
アッパレ
振り子のように動くリフトに乗りハンマーを投げてくるカメ。前作までに登場したハンマーブロスの親戚にあたる。高い壁の手前に配置されていることが多く、倒した後のリフトを利用して壁を越える。リフトを下から叩くことで倒せる。
K・K
横綱カメ。四股を踏むと雷が落ち、地面が燃え上がる。踏んで倒すことはできず、倒すには下から叩くか、横からマントで攻撃する。
ブル
アメフト選手のような格好をした敵。体当たりをしてくるもの、野球のボールを投げてくるもの、不規則に弾むラグビーボールを投げてくるもの、地面を掘り起こして岩を転がしてくるもの、大ジャンプしてくるもの、分身するもの、口笛でグースカを起こすもの、口笛でマントガメを呼ぶものなどさまざまなタイプが存在。1回踏むと口笛を使う者以外は体当たりに攻撃方法が変わり、3回踏むと倒せる。ファイアボール5回やマント1回、甲羅などの飛び道具でも倒せる。
ハナチャン
森に住むイモムシの敵。踏んづけると頭についている花がとれ、真っ赤になって動きが速くなる。ヨッシーで食べるときやヨッシーに乗ろうとしたときにヨッシーとハナチャンの胴体が重なるとマリオが直接ダメージを受ける。
ボム兵
爆弾。一定時間で爆発する。ヨッシーなら食べることが出来る。パラシュートで降りてくるものはマントでも倒せる。
バウンドファイア炎
着地地点に火を残しながらジャンプで向かってくる小さい炎。本体はスピンジャンプで踏めるが、本体が残した小さい火は踏めない。マントやヨッシーで倒せる。
サンボ
3つ(ヨッシーに騎乗していれば5つ)のトゲトゲの丸い部位が縦に並んだサボテンの敵。ヨッシーで食べられる。
カロン
砦や城のステージに出現する 骸骨の亀。踏んでもバラバラになって復活する。骨を投げてくるものもいる。マントで倒すと復活しなくなる。
ウンババ
溶岩の中から顔を出すドラゴン。マリオの攻撃は一切通用しないが、とある方法によりヨッシーで食べる事が可能。
バブル
溶岩の海から出てくる火の玉。ファイアボールも踏み付けることも出来ない。溶岩以外でも、斜めに動いて壁で跳ね返るものもいる。スピンジャンプで踏むことはできるがタイミングが難しい。
ジャンボバルーン
緑色で巨大なバブル。お化け屋敷のステージに出現。坂道でのスライディングで倒せる。
ライタ
チョコレー島に生息する緑色の恐竜。踏まれるとチビライタになる。ぶつかると、ヨッシーに騎乗した状態でもマリオが直接ダメージを受けてしまう。
チビライタ
小型になったライタ。前方や上方に向かって炎を吐く。最初からこの形態のものもいる。炎に触れるとヨッシーに騎乗した状態でもマリオが直接ダメージを受ける。
ポンキー
地上で4つの弾を吐き出す花。踏めない。前作のスイチューカの変形。
チョロボン
レールの上を動き回る毛虫。踏めない。ブロックの周囲を回転しているものはヨッシーで食べられる。
プクプク
水中の敵。水中で上下または左右に往復するものが主だが、地上で跳ね回っているものや、水面から水上に飛び出すもの、画面下から飛び出してくるものがいる。地上で跳ね回っているものは触れるだけで倒せる。
ブクブク
プクプクの親戚。ゴーグルをかけた魚。水中をまっすぐ進む。
グースカ
魚の敵キャラクター。眠っているが、マリオが近づくと起きて襲ってくる。ただし、マリオが無敵状態だと逃げる。
フグマンネン
水面でマリオを追いかけるトゲトゲの魚。踏めない。ヨッシーで食べられるほか、マントで倒せる。
機雷
水面を動き、無敵体当たり以外では倒せない。
ウニラ
ウニのような敵。ドッスンのように一定区画を移動する障害物のような敵。敵をぶつけたりブルブルブロックで倒せる。
トーピード
キラーの水中バージョン。ソーダの湖にのみ登場。スピードが速い上、倒す手段が無い難敵。
リフトン
ゴーグルをつけたイルカ。厳密には敵ではなく、当たってもミスにはならず、上に乗ることができ、足場の役割を果たしてくれる。マリオ自身で倒すことはできないが、ヨッシーで食べることはできる(海外版では食べられない)。攻略本等ではヨッシーと並び味方と紹介されることもある。その場で動かず垂直にジャンプするタイプと、泳ぎながら放物線を描いてジャンプするタイプが居る。
ドッスン
巨大な石の塊。近づくと上から落ちてきてマリオを潰そうとする。今作では近づくと徐々に表情が変わる。
コトン
ドッスンのミニチュア版。ジャンプして行ったり来たりする。
テレサ
マリオと向かい合うと動きが止まる通常のテレサの他、本作では、円を作ってぐるぐる回っているタイプや、一定時間ごとに現れたり消えたりするタイプ、マリオと向かい合うとブロックに変化するタイプもいる。ブロックになるものは足場として利用することができる。通常のテレサはずっと向かい合っていると突然表情が変わる。
アトミックテレサ
巨大なテレサ。テレサと同様、向かい合っているときは動かず、マリオが背を向けると追いかけてくる。坂道でのスライディングで倒せる。ずっと向かい合っていると突然表情が変わる。また、ボスとして登場するものは当たり判定が無く、実体化している時にブロックを3発ぶつければ勝ち。
テレサウルス
恐竜の幽霊。まっすぐ前に進んでいく。平行移動するタイプと、波型移動するタイプがいる。
スプーク
フィッシングジュゲムの幽霊。1UPキノコの代わりに鬼火のようなものをぶらさげている。鬼火は取ることは出来ない(触ったらミス)ので、何かを投げてくるようなことはない。
ホネメット
カロンのメットバージョン。カロンと同じく踏むとバラバラになり復活するが、マントで倒せる。ときどき背中から針を出すことがあるが、このときは踏めない。
フィッシュボーン
水中に登場する魚の骨。直進しかしないが、どんな攻撃も効かない。ただしGBA版ではマントマリオで倒せる。
カメック
現れては消える魔術師。魔法でクルクルブロックを敵(ノコノコが多いが、まれにコトンに変わる)やコインなどに変えてしまう。カメックにブロックを変化させてもらわないと先に進めない場所もある。踏めばすぐに倒せるが、しばらくすると別の場所に現れる。
グルグル
軸を中心に円を描いて回転する鉄球。倒す手段は無いが、鎖の部分に当たり判定が無いので、すり抜けるのは容易である。
ガリガリ
円盤のこぎり。城や砦に設置されたレールに沿って移動するものと、地面に沿って転がってくるものがある。倒せないがスピンジャンプで踏むことはできる。
ギコギコ
ガリガリの派生版のようなもので、両刃ノコギリの形をしていてレール上を移動する。倒せないがスピンジャンプで踏むことはできる。
ケセラン
小さい火の玉。足場をグルグル回っている。倒せない。
バサラン
ケセランの大きいバージョン。動くのがケセランよりも遅い。
ハックン
クッパの城の暗闇の部屋で登場。一箇所にとどまり、時々飛び跳ねる。
メカクッパ
クッパの城で登場。踏むと一定時間動かなくなり、持てるようになる。

トラップ

ヤリ
突然天井からドッスンのように落ちてくる柱。床下から突き上がってくるものや、動く間隔が短いものもある。突き刺さったり、両側面にあたったりするとミス。突き刺さった場合は大きいマリオでもチビマリオになった後無敵時間を挟まずにダメージを受け、動く壁と同じ判定でそのままミスとなる。砦や城のステージにある。
先端がとがった丸太のタイプのものは側面に触れてもミスにはならず、突き刺さっても通常のダメージのみ。
大木
砦や城の強制スクロール面で一定のタイミングで天井から落ちてくる。挟まれるとミス(チビマリオ以外は通常のダメージのみ)。
溶岩
落ちるとミス(スターで無敵状態の時に溶岩に落ちると、キラキラと輝いた状態でミスとなる)。
トゲ
砦や城のステージにある。天井にあって色が若干違うものは、マリオが真下を通ると落下する。
落とし穴
落ちるとミス。
動く壁
挟まれるとミス。

ボス

ブイブイ
砦のボス。4体1組の恐竜。観覧車のように回転するリフトに乗っており、炎を吐いてくる。下から叩くと倒すことができ、2匹倒すと足場が崩れ始める。倒して空になったリフトに乗ることも可能。4匹全て倒すと勝ち。
コクッパ
前作でも登場したコクッパ7人衆。イギー、モートン、レミー、ルドウィッグ、ロイ、ウェンディ、ラリーがいる。コクッパとのバトルは次の4パターンがある。()内は登場するワールドを表す。
イギー(1.ヨースターとう)、ラリー(7.まおうクッパのたに)
傾く巨大甲羅の上で戦う。踏むかファイヤーボールをぶつけるかすると、傾いている方向に一定距離滑っていく。コクッパを溶岩に落とせば勝ち。対ラリー戦では溶岩からバブルが噴出してくる。
モートン(2.ドーナツへいや)、ロイ(5.まよいのもり)
壁や天井を歩き、天井からマリオめがけて落下し、地響きでしばらくマリオを動けなくする。3回踏んづけるか、ファイアボールを12発当てれば勝ち。ロイ戦では1回踏むと時間が経つにつれて両側の壁が迫ってくる。
レミー(3.バニラドーム)、ウェンディ(6.チョコレーとう)
7本並んだ土管のいずれかから、ニセモノ2匹と共に顔を出す。モグラ叩きの要領で、本物を3回踏んづければ勝ち。ただし、レミー戦では1つ、ウェンディ戦では2つの、ビリヤード状に動くバブルがいて邪魔をする。
ルドウィッグ(4.せんべいやま)
炎を吐いたり、甲羅になって体当たりしたりする。3回踏んづければ勝ち。ここだけ左右に壁が無いので、たまに画面外に出て行ってしまう。
クッパ
今作ではピエロのような顔をしたマシン「クッパクラウン」に乗っている。クッパが投げてくるメカクッパを合計6発ぶつければエンディング。2発ぶつけるごとに行動パターンが変わる(第1形態は上空を左右に移動するだけ、第2形態はマリオの頭上に位置をあわせて巨大な鉄球を落とす、第3形態は大きくバウンドをさせマリオを踏み潰してくる)。パターンとパターンの合間にはクッパが画面外に飛んで行き、上空から炎が降り注ぎ、助けを求めるピーチ姫が「クッパクラウン」の中からスーパーキノコを投げる。対クッパ戦は制限時間なしのガチンコ勝負だが、GBA版は制限時間もつくようになった。

仕掛け

クルクルブロック
叩くと一定時間回転し、すり抜ける事ができる。大きいマリオの時はスピンジャンプで上から踏むことで破壊可能。
プンプンブロック
壊すことのできない茶色のブロック。アイテムが出た後のブロックはこれになる。Pスイッチでコインに変化する。
ブルブルブロック
青いブロック。持って投げることができる。性質は手に持てるものを参照。前作のアイスブロックの承継。取ると足場が1段低くなる。
ジャンプブロック
前作に引き続き登場。白色で音符が書いてある。
メッセージブロック
四角の中に赤い丸印の、スピーカー状のブロック。叩くとヒントメッセージが表示される。
スイッチブロック
「ON」「OFF」と書かれたブロック。リフトの進路を切り替えるスイッチの役割をする。せんべい山の城では天井の上昇、下降を切り替える。
フライングハテナブロック
羽根の生えたハテナブロック。一方向に飛んでくるものと一定区間を往復するものの二種類がある。
ボーナスブロック
緑色の四角の中に白い☆印の描かれたブロック。そのコースで取ったコインの枚数が30枚以上だと、1UPキノコが出る。30枚未満の場合はコイン1枚が手に入るだけ。
ビックリブロック
「!」マークのブロック。黄・緑・赤・青の4種類がある。最初は点線だけだが、恐竜ランドのどこかにある対応した色のビックリスイッチを押すことで実体化する。実体化させることで新たな足場ができたりトラップを動かないようにすることができるのでコースの難易度が若干下がるほか、叩くと黄色のビックリブロックはスーパーキノコを、緑のビックリブロックはマント羽根を出す。そのため、黄・緑のブロックが(本来は足場として)並べられている場所では、凄まじい数のアイテムが出せる。
三角ブロック
角にこのブロックがある場所では、ダッシュでこのブロックを経由して壁を登ることができる。ヨッシーに乗っているときはジャンプ台と同じ役割。

アイテム

変身など

スーパーキノコ、ファイアフラワー、マント羽根を取った時にチビマリオでなければ、アイテムを1つストックできる。ダメージを受けてチビマリオになると自動的にストックされたアイテムが出てくる。また、ステージ中で任意にセレクトボタンを押した時でも出てくる。

スーパーキノコ
ブロックを叩くと出てくる。取るとスーパーマリオになる。スピンジャンプでクルクルブロックを壊せるようになる。ダメージを受けるとチビマリオに戻る。
ファイアフラワー
ブロックを叩くと出てくる。取るとファイアマリオになる。スーパーマリオの能力に加えて、敵を当てるとコインに変わるファイアボールを出せるようになる。ダメージを受けるとチビマリオになるが、GBA版はスーパーマリオに戻る。
マント羽根
ひらひらと落ちてくる。取るとマントマリオになれる。スーパーマリオの能力と前作のしっぽマリオの能力に加えて、空を飛んだ後に背中のマントを膨らませて降下と上昇を繰り返して滑空しつづける事ができる。空から急降下して地面に落ちると地上の敵を一気に倒せるようになる。さらに、飛んでいるときに敵や攻撃を受けてもダメージを受けなくなる。ダメージを受けるとチビマリオになるが、GBA版はスーパーマリオに戻る。
パワーバルーン
「P」と書かれた風船。取ると一定時間風船マリオになれる。ダメージを受けると効果がなくなる。ストックはできない。
ヨッシーのタマゴ
エリア内にヨッシーがいないときは、中からヨッシーが現れる。ヨッシーがいるときは、1UPキノコが現れる。
ヨッシーの翼
ヨッシーに乗っているときに取るとヨッシーが青ヨッシー(後述)になり、ボーナスステージへ行ける。ヨッシーに乗っていないときは出現しても入手できない。

手に持てるもの

下記のものは水中面で持つと浮くことができ、泳ぐ速度が若干上がる。Pスイッチ、ジャンプ台、カギ、チビヨッシーの4つは持ったままゴールすると、マリオの状態に関係なく1UPキノコに変化する。

Pスイッチ
青色のものは踏むとコインがプンプンブロックに、プンプンブロックがコインに変わったり、隠されたコインや扉が現れたりする。但し数十秒程の制限時間がある。お化け屋敷ではPスイッチでコインを足場に変えないと入れないような宙に浮いた扉も多く出現する。銀色のものは踏むと一部の敵キャラクターが銀コインに変わる。銀コインは敵を連続で踏みつけた時と同じように、取るごとに得点が上がり8枚目以降は1UP、3UPする。今回は持ち運びができる。踏んでしばらくすると消える。
ジャンプ台
タイミングよくジャンプすれば高くジャンプできる。今回は持ち運びができる。
カギ
鍵穴に差し込むと通常のゴール時とは別の道が開ける。コースによっては鍵のゴールを使わないと先に進めないことも。ヨッシーに乗っているときは鍵をくわえさせて鍵穴に重なればクリアできる。
チビヨッシー
スターロードにいる伝説のヨッシーの幼体。投げるか手に持ったまま敵などに接触させるとそれを食べ、敵を5匹またはアイテムを1つ食べると成体となって、普通のヨッシーのように乗れるようになる。
ノコノコの甲羅
甲羅だけ置いてあることもある。敵を倒したり、高いところにあるブロックをたたくなど用途は広い。
ブルブルブロック
ノコノコの甲羅と同じように扱えるが、壁にぶつかると砕ける。またブロックを持ったまま放っておくと消える。前作のアイスブロックと同様。これを持ったまま土管に入って出ると消えなくなる。

その他

ドラゴンコイン
ヨッシーの絵が描かれたコイン。通常のコインと同じく1コインとしてカウントされる他、1コースの中で5枚取れば1UPする(6枚目以降は取るたびに1UP)。
スーパースター
ブロックを叩くと出てくる他、特定の場所に置いてあったり空から降ってきたりする。取ると一定時間無敵状態となり、殆どの敵を触るだけで倒せる。
1UPキノコ
ブロックを叩くと出てくる他、特定の場所に置いてあったり、ボーナスゲームで貰える。取ると残り人数が1人増える。
3UPムーン
取ると残り人数が3人増える。ごく限られた場所にひっそりと置かれているのみであり、一度取ると電源を切ってやり直さない限り復活しない。

果物

ヨッシーが一定個数食べることによって効果がある。いずれもコイン扱い。

赤い果物(木の実)
10個食べるとスーパーキノコを産む。口を合わせれば自動的に食べるが、同時にYボタンを押せば1つなのに2個食べたことになる裏技がある。
ピンクの果物
2個食べると小さな雲を産む。その雲が投げるコインを全て取れば最後に1UPキノコがもらえる。
緑の果物
スペシャルゾーンの最終面にのみ登場。食べると残りタイムが20増える。スペシャルゾーンの最終面ではタイムが200カウントしかないため、これを食べることで多少はクリアしやすくなる。

因みに日本語版より英語版のほうが量が多い。

地名

本作のワールド名は前作までのように「ワールド○」という数字式ではなく、地名が使われている。そのいくつかは、食べ物の名前が入っている。(例:「ヨースターとう コース1」、「バニラだいち ひみつのコース3」)

ワールド1
  • ヨースター島 - マリオルイージピーチ姫がバカンスに訪れるはずだった島。恐竜ランドの南西部に位置する。緑豊かでかつてはヨッシーたちが多く生息していたが、マリオが訪れたときにはクッパの仕業でヨッシーの大部分は連れ去られていた。ステージは比較的簡単でヒントブロックも多く、前半は練習ステージの色合いが強い。
  • かっぱ山 - ヨースター島にある小高い山。カッパのような形をしており、皿のところは池になっている。頂上には黄色スイッチの宮殿がある。
ワールド2
  • ドーナツ平野 - 丸っこい形の草原の中央が湖でくり抜かれ、ドーナツのような形になっている平野。湖を大きく迂回するような進路で突破するのが基本だが、一定の条件を満たせば湖を突っ切ってクリアするルートも開かれる。このステージからコースの分岐が多くなり、秘密のゴールを見つけられればスイッチ宮殿やスターロードに行くことができる。
ワールド3
  • バニラドーム - 恐竜ランド北西部にある凍りついた洞窟。バサバサメットなど今までとは一風変わった敵が多数登場する。地下なのにお化け屋敷や空中面がある。コースは途中からバニラ台地へと分岐している。
  • バニラ台地 - バニラドームの上にある広い台地。地下の洞窟とは打って変わって温和な気候が特徴。水が豊かで水中面が多く、砦までもが水没している。隠しステージということもあり、バニラドームに比べて難易度は高い。バニラドームかバニラ台地のどちらか一方を突破すれば、ワールド3をクリアしたことになる。
ワールド4
  • チーズブリッジ - ソーダの湖をまたぐように架けられた橋。バニラドームとせんべい山を繋いでいる。コースは空中面になっている。足場が悪いため落下しやすく、一発アウトに陥りやすい難関ステージ。
  • バターブリッジ - ソーダの湖をまたぐように架けられた橋。こちらはバニラ台地とせんべい山を繋いでおり、チーズブリッジの上空にある。足場が狭い上に大量のしかけが施されており、そのうえ空中戦に対応した敵が多いので四方八方から狙われる可能性がある。難易度はチーズブリッジより高い。
  • ソーダの湖 - 恐竜ランドの水源地。トーピードなど水中戦に特化した厄介な敵が登場する。中央の小島にはスターロードの3番目の入り口がある。
  • せんべい山 - 岩肌が荒々しい、切り立った山。岩壁からはチョロプーが大量に登場。山の頂上にはコクッパの城がある。
ワールド5
  • 迷いの森 - 恐竜ランド東部の樹海。コースを単調にクリアしているだけだと森を1周してもとの場所に戻され、永遠に突破できない。そのため、各コースで謎を解いて隠されたゴールを見つける必要がある。森の中というだけあって、ハナチャンやクリボンなど虫や植物を基調とした敵キャラクターが多い。
ワールド6
  • チョコレー島 - 『ドッスンのふるさと』とも呼ばれる、ごつごつした岩だらけの島。分岐ルートを発見したり、多くのコインを集めたりしないと先に進めない仕組みになっている。他とは違い、基本的にはワールドの中ほどにある砦とワールドの最後にある城の両方を突破することでクリアとなる。火を吐く恐竜・「ライタ」や小さな石の塊・「コトン」などこの島特有の生物も多い。
ワールド7
  • ラムネ海溝 - 恐竜ランドの中央部にある深い海。海溝の外れに浮かんでいる沈没船の謎を解くと、クッパの谷への入り口が現れる。沈没船内部は全体が水浸しになっていて移動しづらく、さらに大量のテレサが棲みついているため、突破するのは難しい。
  • 魔王クッパの谷 - 恐竜ランドの地底にあるクッパの本拠地。1コースあたりの長さがかなり長く、倒せない敵ばかりが現れる難関ステージが次々と登場。分岐ルートも巧妙に隠され、見つけるのには大変な労力が要る。奥地には最後のコクッパの城があり、その先にはクッパ城がそびえ立つ。
エクストラコース
  • ネイティブスター - スターロードともいわれる。宇宙に浮く五芒星の形をした大地。外界とは隔絶されており、恐竜ランドに散らばる5つの入り口からのみ中に入ることができる。ネイティブスターのコースをクリアすることで、特別な能力を持った赤・青・黄の3色のヨッシーを仲間にできる。ネイティブスターを通ればワールド3~6を飛ばしてクッパの谷へ行けるため、ショートカットコースとして利用されることもある。

ネイティブスターコースでは通常のゴールでは次のコースに進むことができず、鍵を用いた裏ゴールに入る必要がある。

  • スペシャルゾーン―ネイティブスターのコースをすべてクリアすると出現する。難易度は非常に高い。

備考


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


スーパーファミコン版ではスペシャルゾーン(おたのしみコース)のコースを全てクリアすると、ゲームボーイアドバンス版では全コースをゴール(スペシャルゾーン・秘密のゴール含む)すると裏ワールドが現れる。

裏ワールドの特徴として、幾つかの変更点がある。

  • マップ画面の配色が表ワールドと逆。(最初はヨースター島、ドーナツ平野、迷いの森の地面の色は緑で、せんべい山、チョコレー島の地面の色は茶色になっているが、裏ワールドになるとヨースター島等の地面の色が茶色になり、せんべい山等の地面の色が緑になっている)
  • ノコノコの甲羅がマリオの顔そっくりになっている等、一部ではあるが敵キャラクターのグラフィックが変更されている。
  • 一度裏ワールドを出してセーブしてしまうと、そのファイル内においてはデータを消去する、又はある裏技を使わない限り表ワールドには戻れない。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


関連項目

外部リンク