ストラディバリウス (競走馬)
ストラディバリウス | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bjorn Nielsenの勝負服 | |||||||||
欧字表記 | Stradivarius | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牡 | ||||||||
毛色 | 栗毛 | ||||||||
生誕 | 2014年2月28日(10歳) | ||||||||
父 | Sea the Stars | ||||||||
母 | Private Life | ||||||||
母の父 | Bering | ||||||||
生国 | アイルランド | ||||||||
生産者 | Bjorn Nielsen | ||||||||
馬主 | Bjorn E.Nielsen | ||||||||
調教師 | ジョン・ゴスデン(イギリス) | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 26戦16勝 | ||||||||
獲得賞金 | 2,874,029ポンド | ||||||||
|
ストラディヴァリウス(英: Stradivarius)は、イギリスの競走馬。主な勝ち鞍に2017年グッドウッドカップ、2018年ゴールドカップ、グッドウッドカップ、2019年ゴールドカップ、グッドウッドカップ、2020年ゴールドカップ、グッドウッドカップがある。
戦績
2歳(2016年)
2016年10月5日ノッティンガム競馬場の未勝利戦でデビューするも5着。2戦目の未勝利戦は同厩舎クラックスマンの4着に終わるも、3戦目で初勝利を果たす。
3歳(2017年)
ハンデキャップ競走を2戦して1着、2着という成績を残した後、6月のクイーンズヴェースで重賞初制覇を果たす。続いてこの年からG1に昇格したグッドウッドカップはビッグオレンジに1馬身3/4差をつけ快勝し、G1初制覇を果たす[1]。秋に入り、セントレジャーステークスとブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップは共に3着に敗れ、この年を終えた。
4歳(2018年)
シーズン初戦のヨークシャーカップは後続に3馬身差をつけ圧勝。6月のゴールドカップは道中4番手追走から直線でヴァジラバド、トルセドールとの競り合いを制しG1レース2勝目を飾る[2]。グッドウッドカップでは中団からレースを進めると直線で逃げ粘るトルセドールを半馬身差つけ連覇を果たす[3]。8月にはロンズデールカップを制し、この年から導入された「ウェザビーズ・ハミルトン・ステイヤーズ・ミリオン[4]」のボーナス100万ポンドを獲得した。10月には前年3着に敗れたブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップへ出走し、ここを1馬身半差で勝利。シーズンを5戦5勝で終え、当年のカルティエ賞最優秀ステイヤーに選出された。
5歳(2019年)
前年同様ヨークシャーカップから始動し、3/4馬身差で勝利を収める。続くゴールドカップは3番手追走からラスト1ハロンで抜け出し、ディーエックスビーに1馬身差をつけて勝利。同競走の連覇を達成した[5]。7月のグッドウッドカップは中団からの差し切りで勝利し、同レースの3連覇を達成[6]。さらに次走のロンズデールカップも勝利し、前年に引き続きウェザビーズ・ハミルトン・ステイヤーズ・ミリオンのボーナスを獲得した。
9月にはドンカスターカップに出走し、ここを1馬身3/4差で勝利。ダブルトリガー以来24年振りとなる長距離三冠を達成した。
10月にはブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップに出走するも、ゴール前でキューガーデンズ[7]に差し返されてハナ差の2着に敗れ、前年から続いた連勝は10でストップした[8]。
当シーズンの成績は6戦5勝。2年連続でカルティエ賞最優秀ステイヤーに選出された。
6歳(2020年)
この年はシーズン緒戦にコロネーションカップ[9]を選択。好位追走からレースを進めるも、ガイヤーズから5馬身離された3着に敗れる。2週間後のゴールドカップは直線半ばで抜け出すと後続を大きく引き離し、2着のネイエフロードに10馬身差をつける圧勝で同レース3連覇を達成した[10]。
7月のグッドウッドカップでは中団追走からラスト1ハロンで鋭く伸び、逃げ粘るネイエフロードを差し切って優勝。同レース史上初となる4連覇を達成した[11]。レース後陣営は、フォワ賞の結果次第で凱旋門賞へ参戦すると表明した。
フォワ賞では逃げるアンソニーヴァンダイクをマークする形でレースを進めるも最後まで捉えきれず、短クビ差の2着に敗れた。続く凱旋門賞は中団からレースを運び、直線で追い上げたものの伸びを欠き7着に敗れた。
凱旋門賞から中1週でブリティッシュ・チャンピオンズ・ロングディスタンスカップに出走したが、中団待機から見せ場なく12着に惨敗した。
競走成績
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 着差 | 騎手 | 1着馬(2着馬) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 10. 5 | ノッティンガム | 未勝利 | 芝8f 75yd | 5着 | 4 1/2馬身 | R.ハヴリン | Contrapposto | |
10.19 | ニューマーケット | 未勝利 | 芝8f | 4着 | 6馬身 | F.デットーリ | Cracksman | ||
11.16 | ニューキャッスル | 未勝利 | AW8f 5yd | 1着 | アタマ | R.ハヴリン | (Bowerman) | ||
2017 | 4.19 | ビヴァリー | ハンデキャップ | 芝10f | 1着 | 6馬身 | R.タート | (Election Day) | |
5.10 | チェスター | ハンデキャップ | 芝12f 63yd | 2着 | 1/2馬身 | F.デットーリ | Here And Now | ||
6.23 | アスコット | クイーンズヴェース | G2 | 芝13f 211yd | 1着 | クビ | A.アッゼニ | (Count Octave) | |
8. 1 | グッドウッド | グッドウッドC | G1 | 芝16f | 1着 | 1 3/4馬身 | A.アッゼニ | (Big Orange) | |
9.16 | ドンカスター | セントレジャーS | G1 | 芝14f 115yd | 3着 | 1/2馬身 | J.ドイル | Capri | |
10.21 | アスコット | B.C.ロングディスタンスC | G2 | 芝15f 209yd | 3着 | 1馬身 | F.デットーリ | Order Of St George | |
2018 | 5.18 | ヨーク | ヨークシャーC | G2 | 芝13f 188yd | 1着 | 3馬身 | F.デットーリ | (Desert Skyline) |
6.21 | アスコット | アスコットゴールドC | G1 | 芝19f 210yd | 1着 | 3/4馬身 | F.デットーリ | (Vazirabad) | |
7.31 | グッドウッド | グッドウッドC | G1 | 芝16f | 1着 | 1/2馬身 | A.アッゼニ | (Torcedor) | |
8.24 | ヨーク | ロンズデールC | G2 | 芝16f 56yd | 1着 | 1 1/2馬身 | F.デットーリ | (Count Octave) | |
10.20 | アスコット | B.C.ロングディスタンスC | G2 | 芝15f 209yd | 1着 | 1 1/2馬身 | F.デットーリ | (Thomas Hobson) | |
2019 | 5.17 | ヨーク | ヨークシャーC | G2 | 芝13f 188yd | 1着 | 3/4馬身 | F.デットーリ | (Southern France) |
6.20 | アスコット | アスコットゴールドC | G1 | 芝19f 210yd | 1着 | 1馬身 | F.デットーリ | (Dee Ex Bee) | |
7.30 | グッドウッド | グッドウッドC | G1 | 芝16f | 1着 | クビ | F.デットーリ | (Dee Ex Bee) | |
8.23 | ヨーク | ロンズデールC | G2 | 芝16f 56yd | 1着 | 1 1/4馬身 | F.デットーリ | (Dee Ex Bee) | |
9.13 | ドンカスター | ドンカスターC | G2 | 芝17f 197yd | 1着 | 1 3/4馬身 | F.デットーリ | (Cleonte) | |
10.19 | アスコット | B.C.ロングディスタンスC | G2 | 芝15f 209yd | 2着 | ハナ | F.デットーリ | Kew Gardens | |
2020 | 6. 5 | ニューマーケット | コロネーションC | G1 | 芝12f 6yd | 3着 | 5馬身 | F.デットーリ | Ghaiyyath |
6.18 | アスコット | アスコットゴールドC | G1 | 芝19f 210yd | 1着 | 10馬身 | F.デットーリ | (Nayef Road) | |
7.28 | グッドウッド | グッドウッドC | G1 | 芝16f | 1着 | 1馬身 | F.デットーリ | (Nayef Road) | |
9.13 | パリロンシャン | フォワ賞 | G2 | 芝2400m | 2着 | 短クビ | F.デットーリ | Anthony Van Dyck | |
10.4 | パリロンシャン | 凱旋門賞 | G1 | 芝2400m | 7着 | 6 3/4馬身 | O.ペリエ | Sottsass | |
10.17 | アスコット | B.C.ロングディスタンスC | G2 | 芝15f 209yd | 12着 | 62馬身 | F.デットーリ | Trueshan |
血統表
ストラディバリウスの血統 | (血統表の出典) | |||
父系 | ダンジグ系 |
|||
父 Sea The Stars 2006 |
父の父 Cape Cross 1994 |
Green Desert | Danzig | |
Foreign Courier | ||||
Park Appeal | Ahonoora | |||
Balidaress | ||||
父の母 Urban Sea 1989 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta | Lombard | |||
Anatevka | ||||
母 Private Life 1997 |
Bering 1983 |
Arctic Tern | Sea-Bird | |
Bubbling Beauty | ||||
Beaune | Lyphard | |||
Barbra | ||||
母の母 Poughkeepsie 1992 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | ||
Fairy Bridge | ||||
Pawneese | Carvin | |||
Plencia |
- 三代母Pawneeseは、英オークス、仏オークス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの勝ち馬。
- 近親にプロテクショニスト(メルボルンカップ、ベルリン大賞)がいる。
脚注
- ^ G1昇格のグッドウッドC、3歳馬ストラディヴァリウスが制すJRA-VAN、2017年8月2日公開 2018年8月17日閲覧
- ^ 英ゴールドカップ、ストラディヴァリウスが接戦を制すJRA-VAN、2018年6月22日公開 2018年8月17日閲覧
- ^ 【グッドウッドC】英長距離G1をアッゼニ騎手のストラディバリウスが連覇netkeiba.com、2018年8月1日公開 2018年8月17日閲覧
- ^ the Weatherbys Hamilton Stayers' Million
- ^ 長距離王ストラディヴァリウス、G1英ゴールドカップを連覇JRA-VAN、2019年6月21日公開 2019年11月2日閲覧
- ^ ストラディヴァリウス強し!英G1グッドウッドC3連覇を達成JRA-VAN、2019年7月31日公開 2019年11月2日閲覧
- ^ 2018年の英セントレジャー馬
- ^ 長距離王ストラディヴァリウス、道悪に泣き英G2で連勝ストップJRA-VAN、2019年10月20日公開 2019年11月2日閲覧
- ^ この年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりニューマーケット競馬場で施行[要出典]。
- ^ ストラディヴァリウス、圧巻の英ゴールドC3連覇!JRA-VAN、2020年6月19日公開 2020年6月19日閲覧
- ^ ストラディバリウスが史上初の英G1グッドウッドC4連覇、今後は凱旋門賞を視野にJRA-VAN、2020年7月29日公開 2020年7月29日閲覧
外部リンク
- 競走馬成績と情報 Racing Post エラー:
|racingpostname=
が未定義です。(参照1・参照2)