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グレンダ・ジャクソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グレンダ・ジャクソン
Glenda Jackson
グレンダ・ジャクソン Glenda Jackson
1971年
本名 Glenda May Jackson
生年月日 (1936-05-09) 1936年5月9日
没年月日 (2023-06-15) 2023年6月15日(87歳没)
出生地 イングランドマージーサイドバーケンヘッド
国籍 イギリスの旗 イギリス
配偶者 ロイ・ホッジス(1958年-1976年)
受賞
アカデミー賞
主演女優賞
1970年恋する女たち
1973年ウィークエンド・ラブ
全米映画批評家協会賞
主演女優賞
1970年『恋する女たち』
ニューヨーク映画批評家協会賞
主演女優賞
1970年『恋する女たち』
1981年スティーヴィー
英国アカデミー賞
主演女優賞
1971年日曜日は別れの時
エミー賞
主演女優賞(ドラマシリーズ部門)
1972年エリザベス R
女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
1972年エリザベス R
ゴールデングローブ賞
女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
1973年『ウィークエンド・ラブ』
トニー賞
演劇主演女優賞
2018年幸せの背くらべ
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
主演女優賞
1970年『恋する女たち』
1981年『スウィーヴィー』
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グレンダ・ジャクソンGlenda May Jackson CBE1936年5月9日 - 2023年6月15日[1])は、イギリス女優政治家

略歴

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リバプール近くマージーサイドバーケンヘッドで、煉瓦職人の家庭に生まれ[2]、高校卒業後に2年間薬局で働いた後[2]ロンドン王立演劇学校で学ぶ。1957年テレンス・ラティガンの『銘々のテーブル』で舞台にデビューする。これまでトニー賞に4度ノミネートされている。1963年に映画デビューし、『恋する女たち』と『ウィークエンド・ラブ』でアカデミー主演女優賞を受賞[3][4]。テレビではエリザベス一世に扮した『Elizabeth R』でエミー賞を2回受賞。ケン・ラッセルジョン・シュレシンジャーなどのイギリス映画作家の作品を通して70年代の自立した女性像を演じ続けた。シェークスピアイプセンなどの古典、近代劇からコメディーまで幅広くこなす演技力には定評があり、妥協を許さない個性の強さと貫禄のある台詞の言い回しが特徴。

2023年6月15日、同日に病気療養中に死去したことを代理人が発表した[1]。87歳没。

政治家として

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1992年に政界入りのため女優を引退し、労働党から庶民院議員選挙に立候補して当選する。ブレア内閣において、1997年から1999年まで運輸政務次官を務めた。2015年の選挙には立候補せずに政界を引退した。

女優復帰

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政界引退後の2015年以降は主にロンドンニューヨークの舞台で俳優活動を復活。シェークスピアリア王(リア王役)、エドワード・オールビーピューリッツァー賞受賞作『幸せの背くらべ』などに出演。後者でブロードウェートニー賞を2018年に受賞。 最後に出演した映画は『二度目のはなればなれ』で、2022年9月に撮り終えたが、翌年10月の公開を前に亡くなっている。

主な出演作品

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1963 孤独の報酬
This Sporting Life
パーティの歌手 クレジットなし
1967 マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺
Marat/Sade
シャルロット・コルデー
1969 恋する女たち
Women in Love
グドルン アカデミー主演女優賞 受賞
1970 恋人たちの曲/悲愴
The Music Lovers
アントニナ・イワノヴナ
1971 日曜日は別れの時
Sunday Bloody Sunday
アレックス 英国アカデミー賞 主演女優賞 受賞
ボーイフレンド
The Boy Friend
リタ クレジットなし
クイン・メリー/愛と悲しみの生涯
Mary, Queen of Scots
エリザベス1世
エリザベス R
Elizabeth R
エリザベス1世 テレビ・ミニシリーズ
1973 ウィークエンド・ラブ
A Touch of Class
ヴィッキー アカデミー主演女優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
1975 愛と哀しみのエリザベス
The Romantic Englishwoman
エリザベス・フィールディング
1978 スティービー
Stevie
スティービー・スミス モントリオール世界映画祭女優賞 受賞
1979 ロスト・アンド・ファウンド
Lost and Found
トリシア
1980 ロバート・アルトマンのヘルス
Health
イザベラ
ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱
Hopscotch
1981 パトリシア物語
The Patricia Neal Story
パトリシア・ニール テレビ映画
1982 戦場の罠
The Return of the Soldier
マーガレット・グレイ
1984 サハロフ/愛と自由を求めて
Sakharov
イエレーナ テレビ映画
1985 海に帰る日
Turtle Diary
ネアエラ・ダンカン
1987 ニューヨーカーの青い鳥
Beyond Therapy
シャーロット
レイ・オフ/女の名のもとに
Business as Usual
ベイブス・フリン
1988 サロメ
Salome's Last Dance
ヘロディア/レディ・アリス
1989 レインボウ
The Rainbow
アンナ(母)
キング・オブ・ザ・ウィンド/疾風の覇者
King of the Wind
キャロライン・オブ・ブランズウィック
1991 高貴なる殺人
Murder of Quality
テレビ映画
2019 Elizabeth is Missing
Elizabeth is Missing
Maude テレビ映画 (27年ぶりの復帰作品)
2021 帰らない日曜日
Mothering Sunday
老年期のジェーン・フェアチャイルド
2023 二度目のはなればなれ
The Great Escaper
レニー・ジョーダン

参照

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  1. ^ a b グレンダ・ジャクソンさん死去 オスカー俳優、後に政界入り 87歳”. AFPBB News (2023年6月15日). 2023年6月15日閲覧。
  2. ^ a b Uglow, Jennifer S.: Hinton, Frances; and Hendry, Maggy. The Northeastern Dictionary of Women's Biography. Boston: Northeastern University Press, 1999, p. 276.
  3. ^ Glenda Jackson winning Best Actress for "Women in Love"”. Oscars. 2020年12月22日閲覧。
  4. ^ Glenda Jackson Wins Best Actress: 1974 Oscars”. Oscars. 2020年12月22日閲覧。

外部リンク

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