ヘヴン・フォー・エヴリワン
「安住の地」 | ||||||||
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ザ・クロス の シングル | ||||||||
初出アルバム『夢の大陸横断』 | ||||||||
リリース | ||||||||
録音 | 1987年–1988年 | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | パーロフォン | |||||||
作詞・作曲 | ロジャー・テイラー | |||||||
プロデュース |
ロジャー・テイラー デヴィッド・リチャーズ | |||||||
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「ヘヴン・フォー・エヴリワン」 | |||||||||||||
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クイーン の シングル | |||||||||||||
初出アルバム『メイド・イン・ヘヴン』 | |||||||||||||
B面 | イッツ・ア・ビューティフル・デイ | ||||||||||||
リリース | |||||||||||||
規格 | 7インチシングル、12インチシングル、カセットシングル、CDシングル | ||||||||||||
録音 | 1987年, 1993年–1995年 | ||||||||||||
ジャンル | ロック | ||||||||||||
作詞・作曲 | ロジャー・テイラー | ||||||||||||
プロデュース | クイーン | ||||||||||||
クイーン シングル 年表 | |||||||||||||
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「ヘヴン・フォー・エヴリワン」(Heaven for Everyone)は、クイーンのドラマーロジャー・テイラー作の楽曲。もともとは彼のサイドプロジェクトであるザ・クロスが1988年にリリースしたアルバム『夢の大陸横断』に収録されており、そこではフレディ・マーキュリーをゲスト・ボーカルに迎えていた。後年クイーンによって再録され、1995年のアルバム『メイド・イン・ヘヴン』に収録された。マーキュリーの没後4年で最初のシングルとしてリリースされ、全英シングルチャートで2位になった[1]。1988年のリリース時の邦題は「安住の地」であった[2]。
デヴィッド・マレットが監督したミュージック・ビデオは、ロンドンのケンジントンにある自宅のガーデンロッジにあるマーキュリーへのグラフィティメッセージの画像で始まり、その後、 ジョルジュ・メリエスの1902年のサイレント映画『月世界旅行』と1904年の『The Impossible Voyage』からの映像が続く[3]。
背景と制作
[編集]『ハイランダー 悪魔の戦士』での作業が完了した後の1986年、テイラーはクイーンのアルバム『カインド・オブ・マジック』でのセッションの一部として曲を書いたという説がある。 もしそうなら、その曲は使われなかったか、アルバムが完成した時点ではまだ不完全だったということだろう。
テイラーがアルバム『Shove It』の制作を開始したとき、彼はフレディ・マーキュリーにボーカルを依頼し、2つのバージョンを録音した。1つはテイラーのリード・ヴォーカルにマーキュリーのバックボーカルを合わせたもの、もう1つはマーキュリーがリードボーカルをとったものである。テイラーがリードを歌ったバージョンは、マーキュリーのものよりも約20秒長くなっている。
また、ザ・クロスのバージョンでは、イントロ・中間部のそれぞれにテイラーによる韻文の朗読が収録されている(マーキュリー版では歌われていないが、歌詞カードには記載がある)。そして、どちらも共通してテイラーの"And that is the end of this section."というセリフで曲が終わる。この曲がアルバムの半分の収録順であることからのセリフなのか、それともアルバム内で唯一の「深刻なテーマを扱う曲」である同曲の終わりを意味するものなのかは不明である。
英国では、『夢の大陸横断』にマーキュリー版、シングルにテイラー版を収録している。 米国では、アルバムにテイラー版を収録し、シングルカットはなされなかった。
テイラーは後に、この歌は「愛と尊厳、そして反戦について扱っている。」と発言している。
担当
[編集]ザ・クロス版
- ロジャー・テイラー – ボーカル 、ほとんどの楽器
- スパイク・エドニー – キーボード 、ボーカル
- フレディ・マーキュリー –ゲスト・ボーカル、バッキング・ボーカル
- 残りのザ・クロスメンバーまたはジョン・ディーコン
クイーン版[4]
- フレディ・マーキュリー –リード・ボーカル、バッキング・ボーカル
- ブライアン・メイ – エレクトリック・ギター 、 バッキング・ボーカル
- ロジャー・テイラー – ドラム 、 キーボード 、 バッキング・ボーカル
- ジョン・ディーコン – ベース
収録曲
[編集]ザ・クロスのシングル盤(1988年3月20日発売)
[編集]- 英国版 7インチシングル
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Roger Taylor vocals)
- ラヴ・オン・ア・タイトロープ - Love on a Tightrope
- 英国版 12インチシングル
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Roger Taylor vocals)
- ラヴ・オン・ア・タイトロープ - Love on a Tightrope
- コンタクト - Contact
フレディー・マーキュリーの死後、クイーンはアルバム『メイド・イン・ヘヴン』を完成させるにあたり、この曲をクイーンの新曲として再演奏することにした。 1987年に録音されたマーキュリーのボーカルに新しい伴奏とバックボーカルが加えられた。ザ・クロス版に含まれていたテーラーによる韻文の3パートは、クイーン版には含まれていない。クイーンは、これらの要素を削除した理由は明らかにしていない。
1995年10月23日 (アルバムをリリースする2週間前)、同アルバムからは最初のシングルとして英国で発表された。1995年10月30日 (アルバムをリリースする1週間前)、この曲を共通のA面としてB面収録曲が異なる二枚のシングルがリリースされた。シングルのリリースにあたって、曲中のインストパートが部分がカットされた(ほぼ1分相当)。
クイーンのシングル盤(1995年発売)
[編集]- 英国盤 CD1
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
- イッツ・ア・ビューティフル・デイ - It's a Beautiful Day
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Album Version)
- 英国盤 CD2
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
- 炎のロックンロール - Keep Yourself Alive
- 輝ける7つの海 - The Seven Seas of Rhye
- キラー・クイーン - Killer Queen
- 英国盤 カセット
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
- イッツ・ア・ビューティフル・デイ - It's a Beautiful Day (Single Version)
- アメリカ盤 CDシングル
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
- ソウル・ブラザー - Soul Brother
- 1981年に録音された楽曲。
- 英国盤 12インチシングル / プロモーションCD
- ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
- 英国盤 7インチシングル
- A面:ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Single Version)
- B面:ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven for Everyone (Album Version)
ミュージック・ビデオ
[編集]クイーンによるミュージック・ビデオはデヴィッド・マレットが監督し、1995年に公開された。 [3] ビデオは、ケンジントンにあるガーデンロッジ のマーキュリーを追悼する落書きのカットで始まり、ジョルジュ・メリエスによる映画『月世界旅行』(Le Voyage dans la Lune, 1902年)、『The Impossible Voyage』(Le Voyage à travers l'impossible, 1904年)、そして『The Eclipse』( L'éclipsedu soleil en pleine lune, 1907年)からの映像が続く。 [3]
2つめのミュージック・ビデオはSimon Pummellが監督し、「サードハンド」というロボットを操作するキプロス系オーストラリア人のパフォーマーStelarcを起用し、人間と機械の新しい時代を象徴している。
ザ・クロス版のミュージック・ビデオでは、カメラは三段構成のセットを行き来する。下段では老人二人が火を焚き、中段ではザ・クロスが演奏し、上段ではテイラーがビーチのようなでセットで弾き語りをしている。
チャートと売上
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Weekly charts[編集]
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Year-end charts[編集]
Certifications[編集]
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参照資料
[編集]- ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums. London: Guinness World Records Limited
- ^ “The Cross (3) = ザ・クロス* – Shove It = 夢の大陸横断 (1988, CD)”. Discogs. 2020年12月31日閲覧。
- ^ a b c Queen Promo Videos: Heaven For Everyone Ultimate Queen. Retrieved 14 November 2011
- ^ “Heaven for Everyone”. AllMusic 27 April 2019閲覧。
- ^ "Australian-charts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". ARIA Top 50 Singles.
- ^ "Austriancharts.at – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in German). Ö3 Austria Top 40.
- ^ "Ultratop.be – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in Dutch). Ultratop 50.
- ^ "Ultratop.be – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in French). Ultratop 50.
- ^ "{{{artist}}}: {{{song}}}" (in Finnish). Musiikkituottajat – IFPI Finland.
- ^ "Lescharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in French). Les classement single.
- ^ "Offiziellecharts.de – {{{artist}}} – {{{song}}}". GfK Entertainment Charts.
- ^ a b “I singoli più venduti del 1995” (Italian). 6 April 2018閲覧。
- ^ "Dutchcharts.nl – {{{artist}}} – {{{song}}}" (in Dutch). Single Top 100.
- ^ "Charts.org.nz – {{{artist}}} – {{{song}}}". Top 40 Singles.
- ^ "Norwegiancharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". VG-lista.
- ^ (Polish) Notowanie nr721. LP3. (24 November 1995) 5 March 2019閲覧。.
- ^ "Official Scottish Singles Sales Chart Top 100". Scottish Singles Top 40.
- ^ "Swedishcharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". Singles Top 100.
- ^ "Swisscharts.com – {{{artist}}} – {{{song}}}". Swiss Singles Chart.
- ^ "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart.
- ^ “The ARIA Australian Top 100 Singles 1995”. ARIA. 3 March 2016閲覧。
- ^ “1995 Belgian (Flanders) Singles Chart” (Dutch). Ultratop. 18 April 2010閲覧。
- ^ “1995 Belgian (Wallonia) Singles Chart” (French). Ultratop. 18 April 2010閲覧。
- ^ 1995 French Singles Chart Disqueenfrance.com Archived 14 February 2009 at the Wayback Machine. (Retrieved 30 January 2009)
- ^ “JAAROVERZICHTEN – Single 1995” (Dutch). 6 April 2018閲覧。
- ^ French certifications snepmusique.com (Retrieved 8 May 2019)
- ^ UK certifications Bpi.co.uk (Retrieved 28 December 2008)