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京成タクシーホールディングス

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京成タクシーホールディングス株式会社
Keisei Taxi Holdings Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
273-0011
千葉県船橋市湊町2丁目7番7号
北緯35度41分47.8秒 東経139度58分50.7秒 / 北緯35.696611度 東経139.980750度 / 35.696611; 139.980750座標: 北緯35度41分47.8秒 東経139度58分50.7秒 / 北緯35.696611度 東経139.980750度 / 35.696611; 139.980750
設立 2019年平成31年)3月1日[1][2]
業種 陸運業
法人番号 4040001108264 ウィキデータを編集
事業内容 京成タクシー各社の経営管理
代表者 代表取締役 山田耕司
資本金 1億円
純利益 △7,644万1,000円
(2024年2月期)[3]
総資産 14億4,780万6,000円
(2024年2月期)[3]
決算期 2月末日
主要株主 京成電鉄株式会社 100%
外部リンク www.keiseitaxi.jp/holdings/ ウィキデータを編集
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京成タクシーホールディングス株式会社(けいせいタクシーホールディングス、英文社名:Keisei Taxi Holdings Co.,Ltd. )は、千葉県船橋市本社を置く京成グループの企業。京成電鉄完全子会社京成カード加盟店。

千葉県茨城県内に散在する京成電鉄のタクシーグループ会社を再編・統括する目的で、2019年平成31年)3月1日付で設立された[1][2]。京成グループのタクシー事業者のうち、帝都自動車交通グループ小湊鉄道グループ関東鉄道グループオリエンタルランドグループに属さず、京成電鉄が直轄していた各社を統括することを目的に設立された持株会社中間持株会社)である[1][2]

なお、当社傘下のタクシー事業者と、当社傘下でない京成グループのタクシー事業者で、同じ営業区域内での競合が存在する[注釈 1]。そのため、本項では当社に属さない京成グループのタクシー事業者も参考として一覧に記載する。

概要

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京成タクシーHD傘下の各社のうち、京成タクシー成田のみ例外的に千葉交通グループの「千葉交タクシー」であった。また翌2020年令和2年)3月1日付で、同じ京成グループの帝都自動車交通より帝都あたごタクシーが移管され、京成タクシーあたごとして京成タクシーホールディングス傘下となった[注釈 2]

傘下のタクシー事業者は外装がある程度共通化されており、以下の特徴を持つ。

  • 丸に縦書きで「京成」と書かれた球型行灯を装備。
  • 東京四社営業委員会の各社系列・提携事業社の四社カラー車と類似した表記[注釈 3]。ただし車体色は基本深藍(ジャパンタクシー)か黒、一部エリアでは白。

ただしこれらの特徴は、事業再編前の2014年から備えられている[4]

なお、京成タクシーあたごは社名変更時点では行灯のみ変更されていたが(帝都あたごタクシー時代の「あたごタクシー」表記、明朝体フォント)、順次上記の共通表記に変更された。

参考画像

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表記統一前

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行灯の形状は共通だったが、各社の社章が入っていた。

表記統一後

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2014年より行灯と表記が統一された[4]

社名変更後

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再編により各社の社名が「京成タクシー」+「○○」(地域名)に商号変更された。

沿革

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  • 2019年平成31年/令和元年)
    • 3月1日 - 設立。京成電鉄直系15社および千葉交通系1社を12社に再編した上で傘下に置く。
    • 12月16日 - 傘下各社、舞浜リゾートキャブ、帝都あたごタクシーで、運賃支払いをキャッシュレス決済に順次対応開始。
  • 2020年(令和2年)3月1日 - 帝都あたごタクシーが当社傘下に異動し、京成タクシーあたごに改称。
  • 2021年令和3年)9月10日 - 新京成電鉄新京成線元山駅改札外に京成グループタクシー(東葛交通圏)呼び出し専用電話が設置される[5]。鉄道駅への呼び出し専用電話の設置は本グループでは初。
  • 2022年(令和4年)
    • 3月21日 - 京成タクシー東葛が、朝日自動車東武グループ)より前日にて営業終了した[6]野田営業所を譲受し、京成タクシー東葛野田営業所として開設[7]
    • 5月6日 - 京成タクシー東葛野田営業所の敷地に、京成タクシーあたごが移転。
    • 7月21日 - 京成タクシー東葛野田営業所を、京成タクシーあたごへ統合。
  • 2025年(令和7年)3月1日(予定) - 当社を京成電鉄タクシーホールディングス株式会社に商号変更し、帝都自動車交通・舞浜リゾートキャブ・京成オートサービスを当社傘下に移管。傘下事業者のうち千葉県内の各社を東葛区域4社を京成タクシーウエスト、京葉区域4社および千葉区域1社を京成タクシーセントラル、北総区域2社および南房区域1社を京成タクシーイーストに再編[8]。茨城県内の1社は関鉄グループの3社とともに京成電鉄茨城ホールディングス傘下の京成タクシー茨城に再編[9]

京成グループのタクシー事業者・営業所

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当社傘下

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交通圏 社名・営業所 所在地 備考
千葉 京葉 京成タクシー船橋 本社営業所 船橋市湊町 船橋交通から商号変更。
旧・船橋交通の一部及び旧・三田下総交通の一部を統合。
船橋交通時代に北総交通を法人格のみ統合。
京成タクシー市川 八幡営業所 市川市南八幡 市川交通自動車から商号変更。
旧社名時代にバス事業があった。
京成タクシー習志野 本社営業所 船橋市習志野 習志野タクシーから商号変更。
バス事業あり。
東葛 京成タクシー松戸東 松戸営業所 松戸市金ヶ作 合同タクシーから商号変更。
京成タクシー松戸西 松戸営業所 松戸市小根本 スタータクシーから商号変更。
旧・スタータクシー及び旧・小金交通を統合。
小金営業所 松戸市小金きよしヶ丘
京成タクシー東葛 我孫子営業所 我孫子市我孫子 我孫子交通から商号変更。
旧・合同タクシーの一部及び旧・我孫子交通を統合。
柏営業所 柏市十余二
京成タクシーあたご 野田営業所 野田市上花輪 元・帝都グループ
帝都あたごタクシーから商号変更。
現所在地は元・朝日自動車東武グループ)→京成タクシー東葛の野田営業所
千葉 京成タクシー千葉 本社営業所 千葉市中央区末広 西千葉タクシーから商号変更。
旧・船橋交通の一部を統合。
北総 京成タクシー成田 成田営業所 成田市花崎町 元・千葉交通グループ
千葉交タクシーから商号変更。
旧・千葉交タクシー及び旧・成田タクシーを統合。
バス事業あり。
富里営業所 富里市日吉倉
小見川営業所 香取市小見川
銚子営業所 銚子市松本町
京成タクシー佐倉 佐倉営業所 佐倉市太田 佐倉交通から商号変更。
旧・佐倉交通及び旧・八街タクシーを統合。
バス事業あり。
八街営業所 八街市八街ほ
南房 京成タクシーかずさ 本社営業所 木更津市潮浜 かずさ交通から商号変更。
茨城 県南 京成タクシー北相 本社営業所 取手市白山 北相タクシーから商号変更。

当社傘下以外

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交通圏 社名・営業所 所在地 備考
東京 特別区武三 帝都自動車交通グループに関しては帝都自動車交通を参照
千葉 京葉 舞浜リゾートキャブ 浦安市高洲 京成電鉄とオリエンタルランドの共同出資。
船橋交通三田下総交通市川交通自動車の一部を統合。
千葉 小湊鉄道タクシー 千葉市美浜区新港 小湊鉄道グループ
市原 小湊タクシー 市原市五井中央東
姉ヶ崎タクシー 市原市姉崎海岸
牛久タクシー 市原市牛久
南房 木更津タクシー 木更津市中里
東海 大多喜タクシー 夷隅郡大多喜町新丁
茨城 水戸県央 関鉄水戸タクシー 本社営業所 水戸市城南 関東鉄道グループ
泉町営業所 水戸市泉町
笠間営業所 笠間市下市毛字稲荷林
関鉄ハイヤー 友部営業所 笠間市平町
県南 本社営業所 石岡市府中
関鉄土浦タクシー つくば学園営業所 つくば市梅園
関鉄県南タクシー 本社営業所 守谷市本町
牛久営業所 牛久市田宮町
県西 水海道営業所 常総市水海道山田町

脚注

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注釈

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  1. ^ 京成タクシー市川と舞浜リゾートキャブ、京成タクシー千葉・京成タクシーかずさと小湊グループ、京成タクシー北相と関鉄グループなど。
  2. ^ かつて帝都グループではなく京成グループで都内に京成タクシーが存在していたが、日の丸自動車グループに売却され日の丸自動車交通となっていた。その後、同社を帝都自動車交通が買収し帝都葛飾交通となり京成グループに復帰するとともに帝都グループ入りしている。これと帝都あたごタクシーの本グループ移管により東京都内は帝都グループ、千葉県内は一部を除き京成タクシーグループと棲み分けが図られることとなった。
  3. ^ 前ドアの上部の提携先表記(帝都であれば「TEITO GROUP」)が書かれる位置に「京成グループタクシー」、社紋の位置に京成グループロゴ、系列・提携事業社の社名の位置に社名が書かれており、一部のエリアでは後ドアのおよそ「京成グループタクシー」と同じ高さの位置に無線番号の表記がある。

出典

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関連項目

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外部リンク

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