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十地経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
十地経
Daśa-bhūmika Sūtra
基本情報
宗教 仏教
作者 不明
時期 紀元前1世紀~西暦1世紀ごろと思われる[誰によって?]
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十地経(じゅうじきょう、: Daśa-bhūmika Sūtra, ダシャ・ブーミカ・スートラ)とは、初期大乗仏教経典の一つで、後に『華厳経』に編入され、『華厳経』の「十地品」(じゅうじぼん)として伝承された。

菩薩修行位階(bhūmi, ブーミ)が十段階に分け説かれてゆく。

翻訳

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漢訳経典では

  • 竺法護訳 『漸備一切智徳経』(大正蔵285)
  • 鳩摩羅什訳 『十住経』(大正蔵286)
  • 尸羅達摩訳 『仏説十地経』(大正蔵287)
完訳『華厳経』として

がある。

影響

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中観派の祖・龍樹は、『十地経』を註釈し『十住毘婆沙論』を著した。巻第五「易行品第九」は、中国・日本の浄土教浄土宗浄土真宗など)にも影響を与えた。

唯識派世親も、註釈書『十地経論』を書き、それを基に中国十三宗の一つ「地論宗」が成立した。

ネパールでは『華厳経』などと共に九法宝典(Navagrantha)という扱いを受けている[1]

日本語訳

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 藤谷厚生「金光明経の教学史的展開について (PDF) 」『四天王寺国際仏教大学紀要』 平成16年度 大学院 第4号 人文社会学部 第39号 短期大学部 第47号, p.1-28(p14), NAID 110006337539

関連項目

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