室崎琴月
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室崎 琴月(むろざき きんげつ、1891年(明治24年) - 1977年(昭和52年))は、日本の作曲家。本名は清太郎(せいたろう)[1]。童謡「夕日」の作曲者。
生涯
[編集]- 1891年(明治24年)2月20日、富山県高岡市木舟町の綿糸商室崎清七、ハツの次男として生まれる。
- 1910年(明治43年)富山県立高岡中学校(現県立高岡高等学校)卒業。音楽家を目指して上京する。
- 1913年(大正2年)東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)本科ピアノ科に入学。作曲を始める。
- 1917年(大正6年)同校卒業。研究科に進み、本格的な作曲活動に入る。私立の「中央音楽学校」を創設。
- 1921年(大正10年)児童雑誌「白鳩」に掲載の葛原しげるの詩「夕日」に感動し作曲。童謡「夕日」が誕生する。
- 1922年(大正11年)絵雑誌「コドモノクニ」の童謡作曲を担当。童謡作曲家として幅広く活躍する。
- 1943年(昭和18年)日本作曲協会名誉大賞を受賞。後も東京芸術大学音楽功労賞・富山県文化賞など多数受賞。
- 1945年(昭和20年)戦災で全てを焼失し帰郷。母校の県立高岡中学校音楽教師として奉職する。
- 1947年(昭和22年)高岡に中央音楽学校分教場を設置。高岡市民合唱団・高岡児童合唱団を組織し、指導する。
- 1953年(昭和28年)現本丸町に独立分校舎完成。高岡婦人合唱団結成。翌年「ぎんぎら会」発足。
- 1968年(昭和43年)東京に中央音楽学院を再建。東京と高岡とで、作曲と音楽教育に精力的に活動する。
- 1977年(昭和52年)3月21日、東京にて永眠。享年86歳。[2]