隆禅
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隆禅(りゅうぜん、長暦2年(1038年) - 康和2年7月14日(1100年8月21日))は、平安時代後期の法相宗の僧。父は左少将藤原政兼(一説によれば源雅兼ともいう)。
興福寺南院の円縁僧都に師事して唯識・因明・法相教学を学んだ。延久5年(1073年)維摩会の講師をつとめ、永保2年(1082年)に律師に任じられ、以後興福寺別当・法印を経て権大僧都に任じられた。寛治元年(1087年)、興福寺に大乗院を開創して第1世となり、一乗院と並ぶ門跡寺院としての大乗院の礎を築いた。永長元年(1096年)には興福寺権別当に任じられ、大和国長谷寺・大安寺の寺務も兼任した。
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