皇憲隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 02:29 UTC 版)
オレンジマン・トワイロード 法務庁管轄特別部隊”皇憲隊”所属、階級は大尉。25歳。好物はミカン。神学校時代のシナトの知人だが、当のシナトはオレンジマンのことを「いけ好かないやつ」と煙たがっている。表向きには教典の教えに忠実な思想の持ち主であるが、その実信仰心は全くないと言っても良い。彼にとって教義の正誤はさしたる問題ではなく、世界にとって必要なことが真理であり、信仰さえもひとつの道具にすぎない。前世は、現役時代一度も任務に失敗することがなかったという国軍の軍人「シュワルツ大将」。現世でも将来的に相応の地位が約束されており、現時点では大尉という地位でありながら、多くの軍人を動かすことができる。隣国との戦争が始まるのに際し、囚人を残して職員たちは逃げるよう南の監獄へ通知に訪れた。皇憲隊の目的は「四代目ハローを戦火に巻き込まれる形で死亡させる」ことであったが、オレンジマンの煽動もありシナトがハローを脱獄させ共に逃亡。皇憲隊らは二人を待ち伏せし、銃殺した。 第四部では皇憲隊隊長にして少将になり、都の監獄から五代目ハローが脱走したという事実を隠蔽するため、自らの息のかかった隊員をレッズに同行させ監獄内の囚人や職員らを皆殺しにし、さらにその責任をレッズに負わせ彼を国軍へと左遷するなど、より強大な権力を手にしている。 第五部では中将になり、国民の信仰や法皇ユースティティア8世の威光を取り戻すため、”奇跡の巫女”(六代目ハロー)を造り上げる計画を進言。六年かけて国民らを煽動することに成功する。法皇はまだ幼く大神官らの傀儡も同然であり、その大神官らもオレンジマンの意見を重用するため、国に対して大きな影響力を持っていると行っても過言ではない。合理的とも言える冷徹さは相変わらずで、近しい部下であったドミノの死でさえも計画に利用した。”転生”に関して独断で決定できるほどの権限を持っている模様。47歳。「大祭典」にて、警備兵指揮権を要求に現れた国軍大将アグリーに対しあっさりと身を引く。しかしその裏では何事か暗躍しており、五代目ハローら「メーゲン」が演説のため現れた際、逃亡を止めようとしたアグリー達国軍の軍人たちを背後から射殺。さらに現場に居合わせた皇憲隊隊員も殺害してしまった。その後法皇救出臨時連隊の指揮を拝命、一時的に大将へと昇格する。
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