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坂ノ市駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
坂ノ市駅
駅舎(2009年3月)
さかのいち
Sakanoichi
大在 (3.1 km)
(4.4 km) 幸崎
地図
大分県大分市坂ノ市中央一丁目9-34[1][2]
北緯33度14分11.80秒 東経131度45分6.91秒 / 北緯33.2366111度 東経131.7519194度 / 33.2366111; 131.7519194座標: 北緯33度14分11.80秒 東経131度45分6.91秒 / 北緯33.2366111度 東経131.7519194度 / 33.2366111; 131.7519194
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 日豊本線
キロ程 147.4 km(小倉起点)
電報略号 サチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,098[3]人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1914年大正3年)4月1日[4]
備考
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坂ノ市駅(さかのいちえき)は、大分県大分市坂ノ市中央一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線である[1][2]

歴史

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駅構造

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島式ホーム1面2線の設備を有する地上駅[1]

無人駅である。2023年6月30日まではJR九州サービスサポートが駅業務を受託する業務委託駅であり[5]、きっぷうりばが設置されていた[14]。ICカードSUGOCAは出入場とチャージのみ対応している[15]

当初は2018年3月17日に牧駅 - 幸崎駅間に駅遠隔案内システム「ANSWER」を導入した上で当駅を無人化する予定であったが、高城駅 - 当駅間に関しては「ANSWER」導入は見送られた。JR九州は駅のバリアフリー工事の進展状況や「ANSWER」導入駅の利用状況を踏まえた上で、当駅にも「ANSWER」導入を検討[16][17][18]、2023年7月1日から導入された[12][13]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 日豊本線 上り 大分別府方面
2 下り 佐伯延岡方面

現存しない構造物

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  • 旭化成大分工場専用線
    大在駅と接続していた旧東京第二陸軍造兵廠坂ノ市製造所専用線とは別に、1番線の北側に構内側線のような形で存在し、現駅舎の北東側に上屋もあった。区画整理事業、日豊線高速化事業および駅東側鉄橋の架替工事等により、痕跡はほぼ消滅している。

利用状況

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2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員1,098人である[3]。大分市街への通勤圏であり、また県立大分東高等学校の最寄駅でもある事から朝夕にはそれなりの乗降がある。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000年 1,189
2001年 1,089
2002年 1,015
2003年 1,009
2004年 985
2005年 1,006
2006年 1,009
2007年 997
2008年 1,010
2009年 967
2010年 983
2011年 947
2012年 1,017
2013年 1,075
2014年 1,033
2015年 1,138
2016年 1,165
2017年 1,203
2018年 1,173
2019年 1,220
2020年 1,032
2021年 1,046[19]
2022年 1,098[3]

駅周辺

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駅の南側が本町となり、旧坂ノ市町役場を受け継いだ大分市坂ノ市支所等がある。 駅の北側は昭和50年頃まで松林とススキに覆われた湿原が広がり、その先には「白砂青松」と謳われた日吉原海水浴場があった[4]。 海岸は埋め立てられ、7号埋立地[20]として造船所や太陽光発電所が建設された他、駅付近は土地区画整理事業により住宅地が造成された。

バス路線

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駅から南へ徒歩2分の国道197号沿いに大分バス坂の市バス停がある。駅名および一般的な地名は「坂ノ市」だが、バス停名のみ「坂の市」と記されている。

過去のバス路線

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  • 国鉄バス・JRバス(坂ノ市駅前発着)
    • 豊後佐野経由鶴崎駅[注釈 2] - 国鉄末期に鶴崎駅-豊後佐野間に縮小、1981年(昭和56年)9月13日全線廃止
    • 豊後大河内・御所峠経由臼杵駅[注釈 3] - 国鉄末期に豊後大河内まで縮小、1981年(昭和56年)9月13日全線廃止
    • 日吉原海水浴場 - 1981年(昭和56年)9月13日廃止
    • 大分東高校・延命寺・戸次・中判田駅経由戸次[注釈 4] - 国鉄末期に中判田まで縮小、民営化後に延命寺まで縮小、2003年(平成15年)4月1日廃止
    • 旧道久原・幸崎駅経由佐賀関[注釈 5] - 2003年(平成15年)4月1日廃止
  • 大分バス(坂の市バス停)
    • 特急 大在駅裏経由大分 - 急行格下げの後、2006年(平成18年)4月1日廃止
    • 特急 臼坂バイパス・臼杵経由津久見 - 急行格下げの後、2006年(平成18年)4月1日廃止
    • 大分医療センター経由大分 - 2006年(平成18年)4月1日廃止
    • 細 - 2006年(平成18年)4月1日同停留場発着に短縮、2021年頃に廃止。
  • 大分交通(坂ノ市駅前発着・坂の市バス停経由)
    • 特急 大在駅裏経由(大分駅前は経由せず国道197号を直進)別府国際観光港 - 大分バスへ移管、急行に格下げした後に廃止
→大分飛行場に代わる新大分空港(現在の大分空港)の建設予定地として坂ノ市地区が有力視されていた頃、大分交通が鉄道路線の新設を計画していた。バス停名の「坂の市」は、この大分交通線の駅名として採用される予定であったが、大分空港建設地が国東半島に決定され採算が見込めなくなり計画は消滅した。この路線は鉄道線の代替として運行されていたものである。

その他

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  • 土地区画整理事業の際、駅前の商店等が全て1 km離れたバイパス道路沿いに移転したため、駅前一帯は広大な空き地となっていた。現在は住宅地として整備が進んでいる[1]
  • ジェイアール九州バス大分支店が設置されていたが、当駅発着のバス路線が全て廃止されたために臼杵車庫[注釈 6]に統合された。

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
日豊本線
大在駅 - 坂ノ市駅 - 幸崎駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 2006年(平成18年)4月1日に一旦廃止。
  2. ^ 坂ノ市駅-豊後佐野は営業所独自運行区間(全国版時刻表に掲載なし)
  3. ^ 豊後大河内-臼杵駅は営業所独自運行区間(全国版時刻表に掲載なし)
  4. ^ 戸次(停留所)-中判田駅-戸次(折返所)のうち、中判田駅-戸次折返所は営業所独自区間(全国版時刻表に掲載なし。重複区間を乗り通した場合も乗車距離に応じた運賃を設定
  5. ^ 早朝便は佐賀関精錬所行、通学時間帯は民営化後に佐賀関高校行の運行もあった。
  6. ^ 臼三線と共に廃止。

出典

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  1. ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、19頁。 
  2. ^ a b 大分支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月4日閲覧。
  3. ^ a b c 駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年12月7日閲覧。
  4. ^ a b c d “駅の景色<1> 坂ノ市駅(日豊本線)”. 大分合同新聞(朝刊) (大分合同新聞社): p. 11. (1992年6月2日) 
  5. ^ a b 大分駅事業所 - JR九州サービスサポート.2021年12月12日閲覧
  6. ^ 「鉄道院告示第23号」『官報』1914年3月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ 『いろは別鉄道駅名鑑. 大正3年12月10日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ 「日本国有鉄道公示第265号」『官報』1950年11月1日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、754頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  10. ^ “10駅に「みどりの窓口」設置へ JR九州”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年3月5日) 
  11. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日) 
  12. ^ a b 高城駅、鶴崎駅、大在駅、坂ノ市駅、中判田駅において、「スマートサポートステーション」のサービスを開始します。』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2023年5月19日。オリジナルの2023年7月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230702032740/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2023/05/19/20230519_smart_support_station.pdf2023年7月2日閲覧 
  13. ^ a b “JR九州、大分市内4駅の無人化始まる 乗降客は事故や災害時の対応に不安も”. 大分合同新聞 (大分合同新聞社). (2023年7月1日). オリジナルの2023年7月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230701090343/https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2023/07/01/JDC2023070100722 2023年7月2日閲覧。 
  14. ^ 坂ノ市駅 - JR九州.2021年12月12日閲覧
  15. ^ SUGOCA 利用可能エリア 九州旅客鉄道、平成28年3月26日時点(2016年10月5日閲覧)。
  16. ^ 大分市内の一部の駅が「Smart Support Station」に変わります』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2018年2月16日。オリジナルの2018年6月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180619040013/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/02/16/180216NewsreleaseSSS.pdf2020年2月7日閲覧 
  17. ^ “大分市内、牧駅除く7駅は無人化先送り JR九州”. 大分合同新聞. (2018年2月15日). https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/02/15/JD0056621925 2018年3月6日閲覧。 
  18. ^ “敷戸と大分大学前駅 無人化今秋にも”. 大分合同新聞. (2018年2月16日). https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/02/16/JD0056626852 2018年3月6日閲覧。 
  19. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年12月7日閲覧。
  20. ^ 1978年1月号 広報おおいた( おおいたデジタルアーカイブ)、大分県

関連項目

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外部リンク

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