コンテンツにスキップ

三河東郷駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川路駅 (愛知県)から転送)
三河東郷駅*
駅舎(2007年2月)
みかわとうごう
Mikawa-Tōgō
茶臼山 (1.2 km)
(2.9 km) 大海
地図
所在地 愛知県新城市川路夜燈24
北緯34度54分43.60秒 東経137度31分37.65秒 / 北緯34.9121111度 東経137.5271250度 / 34.9121111; 137.5271250座標: 北緯34度54分43.60秒 東経137度31分37.65秒 / 北緯34.9121111度 東経137.5271250度 / 34.9121111; 137.5271250
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 飯田線
キロ程 25.0 km(豊橋起点)
電報略号 ミウ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
72人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1900年明治33年)12月15日
備考 駅員無配置駅
* 1943年昭和18年)に川路駅から改称。
テンプレートを表示

三河東郷駅(みかわとうごうえき)は、愛知県新城市川路夜燈にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である。

概要

[編集]

豊橋駅(愛知県)と辰野駅長野県)を結ぶJR飯田線の中間駅途中駅)の一つである。新城市新城地区の北部地区(旧・南設楽郡東郷村域)に位置する。

1900年明治30年)に豊川鉄道によって開業した。その後国有化を経て、1987年昭和62年)の国鉄分割民営化に伴いJR東海経営に移っている。豊川鉄道時代は川路駅(かわじえき)と名乗った。

歴史

[編集]

当駅を開設した豊川鉄道は、現在のJR飯田線南部に当たる豊橋 - 大海間を運営していた私鉄である。当駅を挟む新城から大海までの区間は1900年(明治33年)9月に開通するが、それから3ヶ月遅れた同年12月に当駅は新設された。当初は三河東郷駅では無く、「川路駅」を称した。

1943年(昭和18年)8月、豊川鉄道線は買収・国有化され国鉄飯田線が成立する。これによって川路駅も国有鉄道の駅となるが、同時に国有化され飯田線の一部となった伊那電気鉄道線にも同じく「川路駅」(長野県)があったことから「三河東郷駅」に改称した。

1971年(昭和46年)には開業時からの貨物取扱が廃止されて旅客駅となり、そのまま1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化を迎えてJR東海に移管された。

年表

[編集]

所在地の遷移

[編集]

開設時、所在地は南設楽郡東郷村川路であった[1]。その後、東郷村は1955年(昭和30年)4月に新城町へと合併、1958年(昭和33年)11月には新城町は市制を施行して新城市となった。その結果1985年(昭和60年)の時点では、所在地は新城市川路[1]となっている。

駅構造

[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅である。

ホーム番線は南側が1番線、北側が2番線である[4]単線上にある交換駅であり、列車の交換(行き違い)が可能である。

駅舎は上りホーム(1番線)側に存在する。この駅舎には、駅周辺で行なわれた長篠の戦い織田徳川連合軍が設置した馬防柵を模したモニュメントが取付けられている。また、ホーム間移動用に構内踏切がある。

かつては駅員配置があったが、1984年(昭和59年)以降無人駅(駅員無配置駅)であり、管理駅駅長配置駅)である豊川駅管理下に置かれている[5]


ホームの使用状況
番線 路線 方向 行先
1 CD 飯田線 上り 豊橋方面[6]
2 下り 中部天竜飯田方面[6]

停車列車

[編集]

当駅には、豊橋方面(上り)・飯田方面(下り)の双方共1時間当たり概ね1本(ラッシュ時は最大2本)の列車が停車する。停車する列車種別は普通列車と、上り1本のみ設定されている快速列車の2種類であり、特急伊那路」は通過する。

駅周辺

[編集]

周辺の施設

[編集]

バス路線

[編集]

駅前に豊鉄バスの「川路」バス停留所(バス停)がある。新城市中心部の新城病院前を起点に、新城東高校大海駅前等を経由し、本長篠駅前から北上して田口(北設楽郡設楽町田口地区)へと至る豊鉄バス田口新城線と、新東名高速道路を経由して、名古屋市藤が丘駅長久手市長久手古戦場駅へと至る高速バス「山の湊号」(2016年平成28年)7月1日運行開始)がこのバス停を発着している。

また、道の駅もっくる新城に設置されたバス停より、JRバス関東西日本JRバスが運行するグラン昼特急号・青春昼特急号東京駅新宿駅 - 京都駅大阪駅)に乗車することも可能。

隣の駅

[編集]
東海旅客鉄道(JR東海)
CD 飯田線
快速(上りのみ運転)・普通
茶臼山駅 - 三河東郷駅 - 大海駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、99頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 東海旅客鉄道飯田支店(監修)『飯田線百年ものがたり』新葉社、2005年、92頁。 
  3. ^ 【社長会見】TOICA利用エリアの拡大について』(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年12月21日。オリジナルの2023年12月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231221130449/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043119.pdf2023年12月21日閲覧 
  4. ^ 川島令三『中部ライン全線・全駅・全配線』 第4巻 塩尻駅-名古屋東部、講談社、2010年、35(配線図),76頁。ISBN 978-4-06-270064-1 方角は配線図と実際の地図との対照から補記。
  5. ^ 東海旅客鉄道(編)『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年、732,733頁。 
  6. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの 各駅の時刻表 で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。

関連項目

[編集]