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1983年度の将棋界

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1983年度の将棋界(1983ねんどのしょうぎかい)では、1983年昭和58年)4月から1984年昭和59年)3月の将棋界に関する出来事について記述する。

できごと

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記録

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タイトル戦

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棋戦 勝者 開催時期 番勝負 備考
在位者 勝敗 挑戦者
名人戦 第41期名人 谷川浩司 1983年4-6月 加藤一二三 名人 2-4 谷川浩司 八段 初名人 [1]
棋聖戦 第42期棋聖 森安秀光 1983年6-8月 中原誠 棋聖 2-3 森安秀光 八段 初タイトル [2]
王位戦 第24期王位 高橋道雄 1983年7-9月 内藤國雄 王位 2-4 高橋道雄 五段 初タイトル [3]
王座戦 第31期王座 中原誠 1983年9-10月 内藤國雄 王座 1-2 中原誠 十段 今期よりタイトル戦に昇格 [4]
十段戦 第22期十段 中原誠 1983年10-12月 中原誠 十段 4-2 桐山清澄 八段 2期連続(通算11期) [5]
棋聖戦 第43期棋聖 米長邦雄 1983年12月-1984年1月 森安秀光 棋聖 1-3 米長邦雄王将棋王 7期ぶり(通算3期) [2]
王将戦 第33期王将 米長邦雄 1984年1-3月 米長邦雄 王将 4-1 森雞二 八段 2期連続(通算2期) [6]
棋王戦 第9期棋王 米長邦雄 1984年2-3月 米長邦雄 棋王 3-1 森安秀光 八段 4期連続(通算5期) [7]

その他の棋戦

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新:新人棋戦 非:非公式戦
棋戦 優勝者 決勝開催日 準優勝者 備考
JT将棋日本シリーズ 4 加藤一二三前名人 1983年10月23日 米長邦雄二冠 初優勝 [8]
新人王戦 14 中村修六段 1983年10月31日 宮田利男五段 初優勝 [9]
若駒戦 6 神崎健二二段 1984年1月23日 石川陽生三段 初優勝 [10]
全日本プロ将棋トーナメント 2 谷川浩司名人 1984年2月3日 田中寅彦七段 初優勝 [11]
NHK杯将棋トーナメント 33 大山康晴15世名人 1984年2月27日 加藤一二三前名人 4年ぶり8回目 [12]

女流タイトル戦

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棋戦 勝者 開催時期 番勝負 備考
在位者 勝敗 挑戦者
女流王将戦 第5期女流王将 林葉直子 1983年4-5月 林葉直子女流王将 2-1 中井広恵女流1級 2期連続(通算2期) [13]
女流名人位戦 第10期女流名人 林葉直子 1984年1-2月 林葉直子女流名人 3-0 関根紀代子女流三段 2期連続(通算2期) [14]

順位戦

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第42期順位戦(1983年6月 - 1984年3月)[15]

昇級
次期クラス 棋士 成績
挑戦者決定
リーグ
勝浦修 1組(9勝3敗)
田中寅彦 1組(9勝3敗)
1組 宮坂幸雄 2組(8勝2敗)
板谷進 2組(8勝2敗)
2組 東和男 3組(9勝1敗)
脇謙二 3組(9勝1敗)
3組 神谷広志 4組(9勝1敗)
西川慶二 4組(8勝2敗)
土佐浩司 4組(8勝2敗)
降級
次期クラス 棋士 成績
1組 内藤國雄 挑決(2勝7敗)
淡路仁茂 挑決(2勝7敗)
2組 大内延介 1組(3勝9敗)
丸田祐三 1組(3勝9敗)
3組 松田茂役 2組(3勝7敗)
4組 五十嵐豊一 3組(2勝8敗)
伊達康夫 3組(1勝9敗)

将棋大賞

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第11回将棋大賞受賞者[16]

各賞 受賞者 受賞 備考
最優秀棋士賞 米長邦雄 5年ぶり2回目
特別賞 谷川浩司
殊勲賞 森安秀光 2年ぶり2回目
技能賞 桐山清澄
敢闘賞 田中寅彦 2年ぶり2回目
最多対局賞 森安秀光 2年ぶり2回目 74局
最多勝利賞 桐山清澄 45勝
勝率一位賞 田中寅彦 2年ぶり4回目 .688
連勝賞 小野修一 10連勝
新人賞 高橋道雄
女流棋士賞 林葉直子 2年連続2回目
東京記者会賞 荒巻三之

昇段・引退

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昇段(級) 棋士 昇段日 昇段理由
四段 神吉宏充 1983年7月26日 奨励会規定 [17]
森下卓 1983年9月21日 奨励会規定 [18]
浦野真彦 1983年10月19日 奨励会規定 [19]
小野敦生 1983年12月2日 奨励会規定 [20]
五段 脇謙二 1983年4月1日 順位戦C級1組昇級 [21]
児玉孝一 1983年4月1日 順位戦C級1組昇級 [22]
塚田泰明 1983年4月1日 順位戦C級1組昇級 [23]
松浦隆一 1983年11月17日 贈五段 [24]
六段 中村修 1983年4月1日 順位戦B級2組昇級 [25]
南芳一 1983年4月1日 順位戦B級2組昇級 [26]
七段 小林健二 1983年4月1日 順位戦B級1組昇級 [27]
田中寅彦 1983年4月1日 順位戦B級1組昇級 [28]
桜井昇 1983年11月17日 贈七段 [29]
八段 淡路仁茂 1983年4月1日 順位戦A級昇級 [30]
青野照市 1983年4月1日 順位戦A級昇級 [31]
女流初段 山田久美 1983年4月1日 女流名人位戦A級リーグ入り [32]
女流二段 中井広恵 1983年4月1日 タイトル挑戦 [33]
女流四段 林葉直子 1983年4月1日 タイトル3期

出典

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  1. ^ 名人戦・順位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  2. ^ a b ヒューリック杯棋聖戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  3. ^ 王位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  4. ^ 王座戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  5. ^ 九段戦(全日本選手権戦)・十段戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  6. ^ 王将戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  7. ^ 棋王戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  8. ^ 将棋日本シリーズ JTプロ公式戦”. 日本将棋連盟. 2018年6月10日閲覧。
  9. ^ 新人王戦”. 日本将棋連盟. 2018年6月3日閲覧。
  10. ^ 1984-01-23 その他の棋戦神崎健二 vs. 石川陽生 若駒戦”. 将棋DB2. 2018年6月30日閲覧。
  11. ^ 朝日オープン選手権(全日本プロトーナメント)”. 日本将棋連盟. 2018年6月21日閲覧。
  12. ^ NHK杯将棋トーナメント”. 日本将棋連盟. 2018年6月10日閲覧。
  13. ^ 霧島酒造杯女流王将戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  14. ^ 岡田美術館杯女流名人戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  15. ^ 第42期順位戦成績表”. 将棋順位戦データベース. 2018年11月12日閲覧。
  16. ^ 将棋大賞受賞者”. 日本将棋連盟. 2018年10月19日閲覧。
  17. ^ 棋士データベース 神吉宏充”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  18. ^ 棋士データベース 森下卓”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  19. ^ 棋士データベース 浦野真彦”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  20. ^ 棋士データベース 小野敦生”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  21. ^ 棋士データベース 脇謙二”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  22. ^ 棋士データベース 児玉孝一”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  23. ^ 棋士データベース 塚田泰明”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  24. ^ 棋士データベース 松浦隆一”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  25. ^ 棋士データベース 中村修”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  26. ^ 棋士データベース 南芳一”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  27. ^ 棋士データベース 小林健二”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  28. ^ 棋士データベース 田中寅彦”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  29. ^ 棋士データベース 桜井昇”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  30. ^ 棋士データベース 淡路仁茂”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  31. ^ 棋士データベース 青野照市”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  32. ^ 女流棋士データベース 山田久美”. 日本将棋連盟. 2018年11月13日閲覧。
  33. ^ 中井広恵プロフィール(2014年2月18日時点のアーカイブ)”. 日本女子プロ将棋協会. 2018年11月12日閲覧。