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かきつばた記念

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かきつばた記念
第24回・2周目ゴール板前
1着入線はイグナイター
開催国 日本の旗 日本
主催者 愛知県競馬組合
競馬場 名古屋競馬場
第1回施行日 1999年5月4日
2024年の情報
距離 ダート1500m
格付け JpnIII / 国際LR
賞金 1着賞金2800万円
出走条件 サラブレッド系4歳以上(指定交流)
負担重量 グレード別定
出典 [1]
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第18回優勝馬・ノボバカラ

かきつばた記念(かきつばたきねん)は、愛知県競馬組合名古屋競馬場ダート1500mで施行する地方競馬重賞競走ダートグレード競走)である。格付けはJpnIII。2023年までは農林水産省が賞を提供していたため、「農林水産大臣賞典 かきつばた記念」の名称であったが、2024年より中日新聞社が賞を提供するため、正式名称は「中日新聞杯 かきつばた記念」となった。

競走名の「かきつばた」は、愛知県県花

概要

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1999年に創設した、中央・地方全国指定交流重賞競走。第1回から第23回まで名古屋競馬場のダート1400mで施行されていた。

2004年からは出走資格を4歳以上に変更した。

2022年からは名古屋競馬場の移転に伴いダート1500mに変更した。

2024年より上半期の古馬短距離路線が整備される一環で、2月下旬に移行したうえでハンデキャップ戦からグレード別定戦に変更する[2]

条件・賞金(2024年)

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出走条件
サラブレッド系4歳以上。他地区所属馬の出走枠は中央競馬所属馬5頭、地方他地区所属馬3頭以下と定められている。
負担重量
別定。56kg、牝馬2kg減を基本に、本年2月24日までのGI・JpnI優勝馬は3kg、GII・JpnII優勝馬は2kg、GIII・JpnIII優勝馬は1kg加増する。
賞金額
1着2,800万円、2着980万円、3着560万円、4着420万円、5着280万円、着外28万円[3]
副賞
中日新聞社賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、地方競馬全国協会理事長賞、NAR生産牧場賞、(一社)日本地方競馬馬主振興協会会長賞、(一社)愛知県馬主協会会長賞、愛知県競馬組合管理者賞、開催執務委員長賞[4]

歴史

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  • 1999年 - 5歳から10歳までの馬による中央・地方全国指定交流重賞(統一GIII)として創設。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「4歳から9歳」に変更。
  • 2004年 - 出走資格を「4歳以上」に変更。
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更。
  • 2017年 - 負担重量をグレード別定からハンデキャップに変更[5]
  • 2020年 - 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行及び改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法32条に基づいて日本国政府から発令された新型コロナウイルス緊急事態宣言により、客を入れない「無観客競馬」として開催。
  • 2022年 - 名古屋競馬場の移転に伴い、施行距離を1500mに変更。また、発売金額が962,160,400円となり本競走発売金額のレコードを更新[6]
  • 2024年
    • 「全日本的なダート競走の体系整備」に伴い、施行時期を5月上旬から2月下旬に、負担重量をハンデキャップからグレード別定に変更。
    • 競走名を「中日新聞杯 かきつばた記念」に変更。

歴代優勝馬

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すべてダートコースで施行。2021年までの名古屋は旧・名古屋競馬場。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1999年5月4日 名古屋 1400m メイショウモトナリ 牡5 JRA 1:26.2 安田康彦 安田伊佐夫 松本好雄
第2回 2000年5月4日 名古屋 1400m ゴールドティアラ 牝4 JRA 1:26.1 武豊 松田国英 吉田和子
第3回 2001年5月3日 名古屋 1400m ブロードアピール 牝7 JRA R1:25.5 K.デザーモ 松田国英 金子真人
第4回 2002年5月6日 名古屋 1400m サウスヴィグラス 牡6 JRA R1:23.9 柴田善臣 高橋祥泰 南波壽
第5回 2003年5月1日 名古屋 1400m ビワシンセイキ 牡5 JRA 1:25.5 横山典弘 松田博資 (有)ビワ
第6回 2004年5月3日 名古屋 1400m マルカセンリョウ 牡6 名古屋 1:25.0 吉田稔 瀬戸口悟 大西和子
第7回 2005年5月3日 名古屋 1400m ヨシノイチバンボシ 牡4 名古屋 1:27.2 吉田稔 錦見勇夫 野田雅昭
第8回 2006年5月3日 名古屋 1400m ロッキーアピール 牡8 川崎 1:27.2 山崎誠士 山崎尋美 金子真人
第9回 2007年5月3日 名古屋 1400m メイショウバトラー 牝7 JRA 1:27.8 武豊 高橋成忠 松本好雄
第10回 2008年5月6日 名古屋 1400m コンゴウリキシオー 牡6 JRA 1:27.1 藤田伸二 山内研二 金岡久夫
第11回 2009年5月4日 名古屋 1400m スマートファルコン 牡4 JRA 1:25.5 岩田康誠 小崎憲 大川徹
第12回 2010年5月3日 名古屋 1400m スマートファルコン 牡5 JRA 1:25.3 岩田康誠 小崎憲 大川徹
第13回 2011年5月3日 名古屋 1400m セイクリムズン 牡5 JRA 1:25.9 幸英明 服部利之 金田成基
第14回 2012年5月4日 名古屋 1400m セイクリムズン 牡6 JRA 1:26.1 岩田康誠 服部利之 金田成基
第15回 2013年4月29日 名古屋 1400m ティアップワイルド 牡7 JRA 1:26.4 石橋脩 西浦勝一 田中昇
第16回 2014年4月29日 名古屋 1400m タガノジンガロ 牡7 兵庫 1:27.2 木村健 新子雅司 八木秀之
第17回 2015年5月4日 名古屋 1400m コーリンベリー 牝4 JRA 1:25.1 松山弘平 柴田政見 伊藤恵子
第18回 2016年5月3日 名古屋 1400m ノボバカラ 牡4 JRA 1:27.0 M.デムーロ 天間昭一 (株)LS.M
第19回 2017年5月3日 名古屋 1400m トウケイタイガー 牡6 兵庫 1:26.8 川原正一 住吉朝男 木村信彦
第20回 2018年4月30日 名古屋 1400m サクセスエナジー 牡4 JRA 1:25.9 松山弘平 北出成人 高嶋哲
第21回 2019年5月1日 名古屋 1400m ゴールドクイーン 牝4 JRA 1:25.1 古川吉洋 坂口智康 加藤充彦
第22回 2020年5月4日 名古屋 1400m ラプタス 4 JRA 1:25.3 幸英明 松永昌博 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
第23回 2021年5月3日 名古屋 1400m ラプタス 騸5 JRA 1:25.2 幸英明 松永昌博 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
第24回 2022年5月3日 名古屋 1500m イグナイター 牡4 兵庫 R1:31.8[注 1] 田中学 新子雅司 野田善己
第25回 2023年5月2日 名古屋 1500m ウィルソンテソーロ 牡4 JRA R1:31.1 川田将雅 小手川準 了徳寺健二ホールディングス(株)
第26回 2024年2月29日 名古屋 1500m サンライズホーク 騸5 JRA 1.32.6 M.デムーロ 牧浦充徳 (株)ライフハウス

Rはコースレコードを示す

脚注・出典

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注釈

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  1. ^ 令和4年度中はレコードはなく、基準タイムとして扱われた[7]

出典

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  1. ^ レース紹介|かきつばた記念 2024年”. 地方競馬全国協会. 2024年2月26日閲覧。
  2. ^ 全日本的なダート競走の体系整備について - 地方競馬情報サイト(地方競馬全国協会)2022年11月28日
  3. ^ 2023 年度(令和 5 年度)愛知県競馬組合営名古屋競馬賞金等支給基準” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年2月26日閲覧。
  4. ^ 令和5年度 第25回 名古屋競馬番組 かきつばた記念(JpnIII)シリーズ” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年2月26日閲覧。
  5. ^ 2017年ダートグレード競走の日程・格付けについて”. 地方競馬情報サイト. 地方競馬全国協会 (2016年11月22日). 2018年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月15日閲覧。
  6. ^ 名古屋けいば「第24回かきつばた記念(JpnIII)」 発売金額レコード更新!!”. 名古屋けいばオフィシャルサイト (2022年5月3日). 2022年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月5日閲覧。
  7. ^ 令和4年度名古屋競馬場でのレコードタイム表示について”. 名古屋けいばオフィシャルサイト (2022年3月26日). 2022年5月8日閲覧。

各回競走結果の出典

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関連項目

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外部リンク

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