レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ
種類 | 公開会社 |
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市場情報 | BMAD: REE |
本社所在地 |
スペイン 28109 Paseo del Conde de los Gaitanes, 177, アルコベンダス |
設立 | 1985年 |
事業内容 | 送電施設の管理 |
代表者 | Roberto García Merino(CEO) |
外部リンク | コーポレートサイト |
レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ(西: Red Eléctrica de España S.A.、通称REE)は、スペイン・マドリード郊外のアルコベンダスに本拠を置き、スペイン全域の送電網を一元管理する送電事業者。マドリード証券取引所上場企業(BMAD: REE)。
沿革
[編集]REE社は1985年1月、世界で初めての送電網管理に特化した電力会社として、スペイン政府全額出資の産業公社(Instituto Nacional de Industria)傘下に設立[1]、1999年7月にマドリード証券取引所への株式上場が実施され、REE社の株式はスペイン政府保有の20%を残して売却された[2]。1990年にフランスおよびポルトガルと送電網を連結、1998年に海峡を挟んだモロッコと送電網を連結、2004年にはカナリア諸島やバレアレス諸島・セウタの送電網を新たに保有[1]、2007年にREE社をスペイン唯一の送電管理事業者をする法律が可決された[2]。
REE社は持株会社Red Eléctrica Corporación S.A.のスペイン国内部門を担当しており、国外事業については同持株会社傘下のレッド・エレクトリカ・インターナショナル(Red Eléctrica International S.A.)が担当している。2002年にボリビアのTransportadora de Electricidad(TDE)をウニオン・フェノーサから買収し子会社化したが、2012年5月のボリビア政府による同社国有化により手離した[3]。現在のグループ会社としては、ダークファイバ管理会社のReintel、ペルー南部の送電網を管理するRed Eléctrica del Sur, S.A.、チリにおける保有資産を管理するRed Eléctrica Chile SpAなどがある。
2006年にREE社は給電管理施設として、コントロールセンターのCECREを設立した。同施設では風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーとコジェネレーション発電の監視・制御により、天候による電力供給の影響を最小限に抑える仕組みを構築[4]、火力発電など既存の発電設備を調整弁としつつ、送電網の一元管理を保持することで、スペインにおける電力の安定供給を維持している[5]。
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マドリード南郊のREE保有の送電線
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バルセロナ北郊のREE保有の送電線
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ビトリア=ガステイス郊外のREE保有の送電線
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アンダルシア地方のREE保有の送電線
出典
[編集]- ^ a b “30 years of making connections” (PDF) (英語). RED Eléctrica de España S.A.. 2018年12月15日閲覧。
- ^ a b “Our history” (英語). RED Eléctrica de España S.A.. 2018年12月15日閲覧。
- ^ “ボリビア、スペインの送電レッド・エレクトリカ子会社を国有化へ”. ロイター (2012年5月2日). 2018年12月15日閲覧。
- ^ “明日はどっちだ!?資源・エネルギーサバイバル最前線 再エネ4割超で多元化に成功するスペインに学べ”. ナショナル・ジオグラフィック (2013年7月19日). 2018年12月15日閲覧。
- ^ “「風力発電大国」の実像 ~その背景に電力系統制御への挑戦” (PDF). 日経エレクトロニクス (2011年7月11日). 2018年12月15日閲覧。
外部リンク
[編集]- コーポレートサイト
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