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レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ
Red Eléctrica de España S.A.
種類 公開会社
市場情報 BMADREE
本社所在地 スペインの旗 スペイン
28109
Paseo del Conde de los Gaitanes, 177, アルコベンダス
設立 1985年 (39年前) (1985)
事業内容 送電施設の管理
代表者 Roberto García Merino(CEO
外部リンク コーポレートサイト(英語)(スペイン語)
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レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ西: Red Eléctrica de España S.A.、通称REE)は、スペインマドリード郊外のアルコベンダスに本拠を置き、スペイン全域の送電網を一元管理する送電事業者マドリード証券取引所上場企業(BMADREE)。

沿革

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REE社は1985年1月、世界で初めての送電網管理に特化した電力会社として、スペイン政府全額出資の産業公社(Instituto Nacional de Industria)傘下に設立[1]1999年7月にマドリード証券取引所への株式上場が実施され、REE社の株式はスペイン政府保有の20%を残して売却された[2]1990年フランスおよびポルトガルと送電網を連結、1998年に海峡を挟んだモロッコと送電網を連結、2004年にはカナリア諸島バレアレス諸島セウタの送電網を新たに保有[1]2007年にREE社をスペイン唯一の送電管理事業者をする法律が可決された[2]

REE社は持株会社Red Eléctrica Corporación S.A.のスペイン国内部門を担当しており、国外事業については同持株会社傘下のレッド・エレクトリカ・インターナショナル(Red Eléctrica International S.A.)が担当している。2002年ボリビアTransportadora de Electricidad(TDE)をウニオン・フェノーサから買収し子会社化したが、2012年5月のボリビア政府による同社国有化により手離した[3]。現在のグループ会社としては、ダークファイバ管理会社のReintelペルー南部の送電網を管理するRed Eléctrica del Sur, S.A.チリにおける保有資産を管理するRed Eléctrica Chile SpAなどがある。

2006年にREE社は給電管理施設として、コントロールセンターのCECREを設立した。同施設では風力発電太陽光発電などの再生可能エネルギーコジェネレーション発電の監視・制御により、天候による電力供給の影響を最小限に抑える仕組みを構築[4]、火力発電など既存の発電設備を調整弁としつつ、送電網の一元管理を保持することで、スペインにおける電力の安定供給を維持している[5]

出典

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  1. ^ a b 30 years of making connections” (PDF) (英語). RED Eléctrica de España S.A.. 2018年12月15日閲覧。
  2. ^ a b Our history” (英語). RED Eléctrica de España S.A.. 2018年12月15日閲覧。
  3. ^ ボリビア、スペインの送電レッド・エレクトリカ子会社を国有化へ”. ロイター (2012年5月2日). 2018年12月15日閲覧。
  4. ^ 明日はどっちだ!?資源・エネルギーサバイバル最前線 再エネ4割超で多元化に成功するスペインに学べ”. ナショナル・ジオグラフィック (2013年7月19日). 2018年12月15日閲覧。
  5. ^ 「風力発電大国」の実像 ~その背景に電力系統制御への挑戦” (PDF). 日経エレクトロニクス (2011年7月11日). 2018年12月15日閲覧。

外部リンク

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