大阪城公園駅
大阪城公園駅 | |
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駅全景(2010年3月) | |
おおさかじょうこうえん Ōsakajōkōen | |
◄JR-O06 森ノ宮 (0.9 km) (0.8 km) 京橋 JR-O08► | |
所在地 | 大阪市中央区大阪城3 |
駅番号 | JR-O07[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■大阪環状線 |
キロ程 | 5.7 km(天王寺起点) |
電報略号 | オシ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
11,604人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1983年(昭和58年)10月1日 |
備考 |
直営駅 みどりの券売機プラス設置駅 大阪市内駅 |
大阪城公園駅(おおさかじょうこうえんえき)は、大阪府大阪市中央区大阪城にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪環状線の駅である。第4回近畿の駅百選に選定されている。駅番号はJR-O07[1]。駅シンボルフラワーは「瓢箪」である。
歴史
[編集]- 1983年(昭和58年)10月1日:大阪環状線の森ノ宮駅 - 京橋駅間に国鉄の駅として開業[2]。大阪築城400年まつり・大阪城博覧会開催に合わせて開業した。
- 1984年(昭和59年)3月12日:改札口付近に陶板レリーフが設置される[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[4]。
- 1997年(平成9年)9月24日:自動改札機を設置し、供用開始[5]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[6]。
- 2009年(平成21年)10月4日:大阪環状・大和路線運行管理システム導入。
- 2010年(平成22年)9月26日:大阪市交通局(当時、現在の大阪市高速電気軌道)森之宮検車場で発見された不発弾処理のため、京橋 - 鶴橋 - 天王寺間で区間運休となる。
- 2015年(平成27年)3月22日:発車メロディを導入[7][8]。曲はオリジナル曲の「法螺貝」[7][8][9]。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入される。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 1月31日:この日を以てみどりの窓口が営業終了。
- 2月1日:みどりの券売機プラスが稼働開始。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線[10]を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。駅舎の改札外にはエレベーターが設置されておらず、1番内回りホームに外に通じるスロープが設置されており車いす利用者は駅員を呼び出してそこから出入りすることができる。駅とペデストリアンデッキで直結しているJO-TERRACE OSAKAにエレベーターがありそちらの利用も可能であるがやや離れた箇所にある。ホームは8両編成に対応している。分岐器や絶対信号機がないため、停留所に分類される。当駅は大阪環状線で唯一の地上駅となっているが[注 1][2]、当駅周辺にはかつて大阪砲兵工廠が置かれていた[11]。そのため当駅付近を高架化した場合、軍事機密が漏洩する可能性があったため、旧陸軍は高架化を認めなかったとされている[2]。長らくのりば番号が存在していなかったが、2006年秋頃にのりば番号が付与された。
京橋駅が管理している直営駅。みどりの窓口は存在しないが、みどりの券売機プラス(稼働時間:6時30分から23時)が設置されている。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAを利用することができる(相互利用対象ICカードはICOCAの項を参照)。改札口付近の上には、小説家の司馬遼太郎が開業を祝って書いた詩を写したもの1面と、日本画家の西山英雄の絵を写した3面の陶板レリーフが設置されている[3][12]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 大阪環状線 | 内回り | ユニバーサルシティ方面[13] / 京橋・大阪方面[13] |
2 | 外回り | 鶴橋・天王寺方面[13] |
-
駅正門(2008年3月)
-
改札口(2005年10月、上には司馬遼太郎の詩がある)
-
ホーム(2021年6月)
-
コンコース(2005年10月、切符売場)
発車メロディ
[編集]「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日から大坂の陣にちなんだオリジナル曲「法螺貝」が発車メロディとして使用されている[7][8][9]。
利用状況
[編集]2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は11,604人であり、大阪環状線の快速停車駅の中で乗車人員が最も少ない駅である。2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響で大きく減少したが、大阪城や大阪城ホールの観光客やイベント開催が戻り、乗車人員も回復しつつある。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)15,203 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)15,399 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)15,907 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)15,646 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)15,098 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)15,305 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)15,283 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)14,371 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 13,723 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 13,279 | [* 10] |
2000年(平成12年) | 13,317 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 13,183 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 12,583 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 12,482 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 12,717 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 12,296 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 12,184 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 12,377 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 11,708 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 11,545 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 10,667 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 10,975 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 11,068 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 11,210 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 11,587 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 11,537 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 12,246 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 12,999 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 12,878 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 13,531 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)6,893 | [* 31] |
2021年(令和 | 3年)8,233 | |
2022年(令和 | 4年)11,604 |
駅周辺
[編集]- 大阪城公園
- 大坂城 - 最寄の虎口は青屋口となる。
- 大阪城ホール - 駅とまっすぐな道で直結しており、駅の正門前からホールが見える。
- COOL JAPAN PARK OSAKA
- JO-TERRACE OSAKA[14] - 駅よりペデストリアンデッキにて直結。
- 大阪ビジネスパーク
- 読売テレビ本社 - 2016年5月31日に閉館したシアターBRAVA!の跡地に建設。2019年1月に竣工、同年9月1日午前6時にここからの放送を開始。
- ホテルニューオータニ大阪
- 関西みらい銀行 本店
- 住友生命保険 本社ビル
- 大阪ビジネスパーク駅(地下鉄長堀鶴見緑地線) - 北西へ約600m。
- 水上バスのりば
以下は当駅外回りホームの奥にある。
備考
[編集]- 大阪城ホールのJRにおける最寄駅であるため、コンサート終了後は激しく混雑することがある。
- 朝ラッシュ時には、当駅を始発とする外回り列車が設定されている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 双葉社 2021, p. 80.
- ^ a b c “大阪環状線 大阪城公園周辺、高架化されず(謎解きクルーズ)”. 日本経済新聞. (2015年10月3日) 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b “見事なレリーフ除幕”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年3月15日)
- ^ 双葉社 2021, p. 88.
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-119-8。
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ a b c 『『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年3月16日 。2022年2月9日閲覧。
- ^ a b c “大阪環状線、全駅の発車メロディ決定 天王寺は和田アキ子、新今宮はドヴォルザーク”. 乗りものニュース (2015年3月16日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b “大阪・環状線発車音、笑い誘う 森ノ宮は「くまさん」”. 日本経済新聞. (2020年9月15日) 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b 双葉社 2021, p. 78.
- ^ “終戦前日の大空襲…標的となった「東洋一の兵器工場」【戦後75年の記憶】”. 報道ランナー (2020年8月14日). 2021年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月9日閲覧。
- ^ ひと駅ひと物語 大阪環状線めぐり - 読売新聞
- ^ a b c “大阪城公園駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月17日閲覧。
- ^ “大阪城公園に「JO-TERRACE OSAKA」開業!緑に包まれた新名物スポット”. 電通報 (2017年6月23日). 2022年2月9日閲覧。
利用状況
[編集]- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
参考文献
[編集]- 『都市鉄道完全ガイド 関西JR編 2021-2022年版』双葉社、2021年6月22日。ISBN 978-4-575-45881-7。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大阪城公園駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- ひと駅ひと物語 大阪環状線めぐり 大阪城公園駅(17) - ウェイバックマシン(2002年10月1日アーカイブ分) - 読売新聞
- 鉄道沿線ぶらり旅 大阪城公園駅 - ウェイバックマシン(2008年4月3日アーカイブ分) - 大阪日日新聞