小松美保
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小松 美保(こまつ みほ、5月18日 - )とは元宝塚歌劇団月組トップ娘役。東京都出身。
川村学園出身。宝塚歌劇団時代の公称身長は159cm。宝塚歌劇団時代の愛称はケイコちゃん。
来歴・人物
[編集]1967年、53期生として宝塚歌劇団に入団。星組公演『世界は一つ[1]』で初舞台を踏む。入団時の成績は54人中43位[1]。同年12月9日[1]、月組配属。
1970年、『鷗よ波濤を越えて』で新人公演初ヒロイン。初演の『ベルサイユのばら』ではロザリー役を演じた。
1976年、榛名由梨の相手役として月組トップ娘役に就任。お披露目公演は『紙すき恋歌/バレンシアの熱い花』。同時期に活躍した娘役スターの舞小雪とは、ポスターに二人並んで登場したり、公演によっては舞がヒロインを演じるなど、ほぼ同等の扱いであった。
1980年4月30日[1]、『アンジェリク/仮面舞踏会』[1]の東京公演千秋楽を最後に宝塚歌劇団を退団。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台・月組時代
[編集]1967年
- 星組公演『花風流』/『世界はひとつ』 *初舞台
1969年
- 『ウエストサイド物語』
- 新宿コマ劇場公演『牛飼い童子』/『嵐が丘』- 新人公演:フランセス 役(本役:千草美景)
- 『怒涛の果て』- 新人公演:八重 役(本役:千草美景)/『アリア・イン・ジャズ』
- 『纏おけさ』- お七 役/『嵐が丘』
1970年
1971年
- 『ドン・ホセの一生』- メルセデス 役、新人公演:カルメン 役(本役:初風諄)/『タイム・マップ』- 踊る女、リオの娘 役 *新人公演ヒロイン
- 『川は光る』- 天の川の女 役/『人魚姫』- 人魚ルル 役、新人公演:ルイーゼ 役(本役:初風諄) *新人公演ヒロイン
- 『ゴールド・ヒル』- エルマ 役/『ハレルヤ』
1972年
1973年
- 『鼓よ空よ響け』/『愛のラプソディ』
- 『霧深きエルベのほとり』- ベティ 役、新人公演:マルギット 役(東京公演)/『ファニー・フィーリング』- 踊る女、ミンキー、少年 役 *新人公演ヒロイン
- 『秋の宝塚踊り』- 蝶 役/『イフ…』
- 東南アジア公演『宝塚踊り』/『ハロー!タカラヅカ』
1974年
1975年
- 『春鶯囀』- 花里 役/『ラビング・ユー』- フォルクローレの歌手 役
- 『ラムール・ア・パリ』- コゼット 役、代役公演:サラ・ベルナール 役(本役:初風諄)
- 『恋こそ我がいのち』- マチルド 役/『イマージュ』
1976年
月組トップ娘役時代
[編集]1976年
1977年
- 『風と共に去りぬ』- メラニー・ハミルトン 役
- 『わが愛しのマリアンヌ』- マリアンヌ 役/『ボーイ・ミーツ・ガール』
1978年
- 『祭りファンタジー』/『マイ・ラッキー・チャンス』- ミス・ハッピーⅠ 役
- 『隼別王子の叛乱』- 女鳥 役/『ラブ・メッセージ』
1979年
- 『日本の恋詩』- 鼓の女 役/『カリブの太陽』- ナンシー 役
- 『春愁の記』- 楓 役/『ラ・ベルたからづか』- 淑女1、バラの少女、パリ・エレガント 役
- 宝塚バウホール公演『恋とかもめの六文銭』- 淡島九女弥 役
1980年
脚注
[編集]- ^ a b c d e 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』pp.74-75(阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日)。ISBN 9784484146010