萬あきら
表示
ばん あきら 萬 あきら | |
---|---|
生年月日 | 12月21日 |
出身地 | 日本 静岡県清水市 |
身長 | 164cm |
職業 | 舞台俳優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1970年 - 2010年 |
活動内容 |
1970年:宝塚歌劇団入団 1971年:雪組配属 1979年:星組へ異動 1986年:星組副組長就任 1990年:専科へ異動 2010年:宝塚歌劇団退団 |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
萬 あきら(ばん あきら、12月21日[1] - )は、元宝塚歌劇団専科の男役[2][3]。元星組副組長[4][3]。
静岡県清水市[1]、親和女子学園出身[1]。身長164cm[1]。愛称は「ケイ」[1]。
来歴
[編集]1968年、宝塚音楽学校入学。
1970年、同校を卒業後、宝塚歌劇団に56期生として入団[2][3]。入団時の成績は14番[2]。雪組公演「四季の踊り絵巻/ハロー!タカラヅカ」で初舞台[2]。
1971年、組まわりを経て雪組に配属[2]。
雪組時代は屈指のダンサーとして活躍し、1979年に星組へと組替え[2][3]。
1986年8月1日付で星組副組長に就任[4]。
1990年6月30日付で専科へ異動となる[4]。
専科異動後は各組に特別出演を続け、長きに渡り舞台を支えてきたが[3]、2010年2月7日、大空祐飛・野々すみ花トップコンビ大劇場お披露目となる宙組「カサブランカ」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[2]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台
[編集]雪組時代
[編集]- 1973年11月、『たけくらべ/ラブ・ラバー』新人公演:源七(本役:上條あきら)
- 1974年5月、『若獅子よ立髪を振れ/インスピレーション』 新人公演:沼間慎太郎(本役:岸香織)
- 1975年2月、『フィレンツェに燃える/ザ・スター』 (宝塚)新人公演:ロベルト(本役:上條あきら)、(東宝)新人公演:ヴィットリオ(本役:美里景)
- 1975年9月、『ザ・タカラヅカ』(ヨーロッパ公演)
- 1976年6月、『星影の人/Non, Non, No』 斉藤一、新人公演:山南敬助(本役:上條あきら)
- 1977年2月、『鶯歌春/マンハッタン・ラブ』 林曹明
- 1977年7月、『あかねさす紫の花/ザ・レビュー』 佐伯連子麻呂、新人公演:銀麻呂(本役:上條あきら)
- 1978年1月、『風と共に去りぬ』 北軍の中尉
- 1979年1月、『春風の招待/ハロー!ホリデー』 ジェラール
- 1979年5月、『春風の招待/ファンキー・ジャンプ』(全国ツアー) ジェラール
星組時代
[編集]- 1979年9月、『アンタレスの星/薔薇パニック』ジャン
- 1979年11月、『心中・恋の大和路』(バウ)伊勢屋
- 1980年3月、『恋の冒険者たち/フェスタ・フェスタ』 アントニオ
- 1980年5月、順みつきリサイタル『I LOVE MUSIC』(バウ)
- 1981年2月、『小さな花がひらいた/ラ・ビ・アン・ローズ』 巳之八
- 1981年4月、瀬戸内美八リサイタル『Sing, Sing, Sing』(バウ)
- 1981年5月、『美しい忍びの季節/ニュー・ファンシーゲーム』(全国ツアー)神戸の太郎
- 1981年8月、『海鳴りにもののふの詩が/クレッシェンド!』 カワヤンの男A
- 1981年1月、『ミル星人パピーの冒険/魅惑』 ピエール
- 1982年6月、『エーゲ海のブルース/ザ・ストーム』 レイモン
- 1983年1月、『こぶし咲く春/ラブ・コネクション』 大山弥三郎
- 1983年4月、『オルフェウスの窓 -イザーク編-』ザイデルホーファ
- 1983年5月、瀬戸内美八リサイタル『Sing, Sing, Sing 83』(バウ)
- 1983年11月、『アルジェの男/ザ・ストーム』(東宝) アンドレ
- 1984年1月、『祝いマンダラ/プラスワン』 ボルガ座の男S
- 1984年2月、『ラプソディ・イン・ブルー』(バウ) オスカー・ハミルトン
- 1984年4月、『春のおどり/プラスワン』(東宝) アルレッキーノ
- 1984年6月、『我が愛は山の彼方に/ラブ・エキスプレス』 竜淵
- 1984年9月、『回転木馬』(バウ) 星の番人
- 1985年2月、『哀しみのコルドバ/ルミエール』 セバスチャン伯爵
- 1985年8月、『西海に散れど/ザ・レビューⅢ』 緒方維義
- 1985年10月、『カール・ハインリッヒの青春』(バウ) デートレフ/オットー大公
- 1986年2月、『西海に散れど/ザ・レビューⅢ』(中日) 知盛
- 1986年3月、『レビュー交響曲』アンディ・ローマン
- 1986年9月、『華麗なるファンタジア/ブギ・ウギ・フォーリーズ』 ドン・フェルナンド
- 1987年1月、『紫子/ジュビリー・タイム!』 梅沢三太夫
- 1987年6月、『別離の肖像』 カーステン
- 1987年9月、『紫子/ジュビリー・タイム!』(全国ツアー) 梅沢三太夫
- 1988年2月、『炎のボレロ/Too Hot!』ドロレス伯爵
- 1988年8月、『戦争と平和』クトゥーゾフ将軍
- 1989年2月、『戦争と平和』(中日)クトゥーゾフ将軍
- 1989年4月、『春の踊り/ディガ・ディガ・ドゥ』 レッド・モード
- 1989年10月、『宝塚をどり賛歌/タカラヅカ・フォーエバー』(ニューヨーク)
- 1989年12月、『シチリアの風』(バウ) ドン・ルシオ
- 1990年3月、『ベルサイユのばら -フェルゼンとマリーアントワネット編-』(東宝) ジャルジェ将軍
専科時代
[編集]- 1990年5月、『メイフラワー』(星組) ダトリー・ヒギンズ
- 1991年3月、『ベルサイユのばら -オスカル編-』(月組) ブイエ将軍
- 1991年8月、『ディーン』(花組:バウ・東京特別) ニコラス・レイ
- 1992年2月、『ボンジュール・シャックスパー!』(月組:バウ) 序詞役
- 1992年10月、『忠臣蔵 -花に散り、雪に散り-』(雪組) 小野寺十内
- 1993年4月、『グランドホテル』(月組) ジゴロ
- 1994年1月、『風と共に去りぬ』(月組) ミード博士
- 1995年9月、『チャンピオン! -蘇る伝説-』(花組:バウ・東京特別) アンソロ・ガルシア
- 1996年8月、『虹のナターシャ』(雪組) 呉竹公弥
- 1997年10月、『白い朝』(花組:バウ・東京特別) 岡安喜兵衛
- 1998年4月、『ディーン』(星組:バウ・東京特別) ニコラス・レイ
- 1998年6月、『嵐が丘』(宙組:東京特別・名古屋特別)サムグリーン
- 1999年12月、『プロヴァンスの碧い空』(月組:ドラマシティ)アレキサンドル・モォヴァル
- 2000年3月、『聖者の横顔』(星組:バウ・東京特別)ジュリオ
- 2000年7月、『更に狂はじ』(月組:東京特別・バウ)世阿弥
- 2000年12月、『月夜歌聲 -ツキヨノウタゴエ-』(雪組:ドラマシティ・東京特別)范梅林
- 2001年2月、『猛き黄金の国 -士魂商才!岩崎彌太郎の青春-』(雪組)吉田東用
- 2001年8月、『凱旋門』(雪組:博多座)シュナイダー
- 2002年3月、『殉情』(雪組:ドラマシティ・東京特別)春松検校
- 2002年7月、『鳳凰伝 -カラフとトゥーランドット-』(宙組)中国皇帝
- 2002年8月、『専科エンカレッジ スペシャル』(バウホール)
- 2002年12月、『聖なる星の奇蹟』(宙組:ドラマシティ・東京特別)クラウス
- 2003年5月、『雨に唄えば』(星組:日生劇場)ロスコー・デクスター
- 2004年7月、『花のいそぎ』(星組:バウ・東京特別)清原夏野
- 2004年12月、『天の鼓 -夢幻とこそなりにけれ-』(花組:ドラマシティ・東京特別)井頭伊織
- 2005年3月、『マラケッシュ・紅の墓標』(花組)クロック長官
- 2005年11月、『落陽のパレルモ』(花組)マリオ・フランチェスコ・ディ・ドンブイユ公爵
- 2006年6月、『フェット・アンペリアル -帝国の祝祭-』(星組:バウ)クロード・ブランメル
- 2006年9月、『堕天使の涙』(雪組)ロベール・ド・ルブラン公爵
- 2007年2月、『ノン ノン シュガー』(雪組:バウ)キング・ビート
- 2007年4月、『NEVER SLEEP』(宙組:バウ)ジミー・ウォーカー
- 2007年8月、『MAHOROBA -遥か彼方 YAMATO-』(月組)
- 2007年9月、『専科 エンカレッジコンサート』(バウ)
- 2007年12月、『A-"R"ex -如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか-』(月組:ドラマシティ・東京特別)フィリッポス/ダリウス
- 2008年3月、『赤と黒』(星組:ドラマシティ・東京特別・名古屋特別)ラ・モール侯爵
- 2008年5月、『外伝ベルサイユのばら -ジェローデル編-』(雪組:全国ツアー)ジャルジェ
- 2008年11月、『夢の浮橋/Apasionado!!』(月組)光源氏
- 2009年3月、『二人の貴公子』(月組:バウ)テーセウス
- 2009年5月、『オグリ! - 小栗判官物語より-』(花組:バウ・東京特別)横山/閻魔大王
- 2009年8月、『大江山花伝/Apasionado!!Ⅱ』(宙組:博多座)千年杉
- 2009年9月、萬あきらディナーショー『MY LIFE』
- 2009年11月、『カサブランカ』(宙組)サム 退団公演[2]
受賞歴
[編集]- 1979年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1978年度秀逸賞[5]
- 2001年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 助演賞[6]
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。