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常磐津英寿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
常磐津ときわづ 英寿えいじゅ
常磐津(ときわづ) 英寿(えいじゅ)
文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真
本名 鈴木すずき 英二えいじ
別名 四世常磐津文字兵衛
生年月日 1927年1月15日
没年月日 (2022-12-15) 2022年12月15日(95歳没)
出身地 日本の旗 東京府東京市京橋区木挽町
死没地 日本の旗 東京都中央区
師匠 四代目常磐津八百八
三代目常磐津文字兵衛
初代常磐津兼豊
弟子 常磐津文字兵衛
七代目常磐津兼太夫
二代目常磐津兼豊
名跡 1. 常磐津英八郎
(1932年 - 1960年)
2. 四代目常磐津文字兵衛
(1960年 - 1996年)
3. 常磐津英寿
(1996年 - 2022年)
活動期間 1932年 - 2022年
活動内容 江戸常磐津節三味線
家族 父:三代目常磐津文字兵衛(後の常磐津文字翁)
大叔母:初代常磐津兼豊
叔父:四代目常磐津八百八
長男:五代目常磐津文字兵衛
次男:七代目常磐津兼太夫
長女:二代目常磐津兼豊
所属 常磐津協会
ビクター専属
公式サイト 常磐津英寿
主な作品
牡丹がさね
吾輩は猫である』ほか
受賞歴
1978・1979・1981・1983年
芸術祭賞優秀賞
1983年 芸能功労者表彰
1984年 モービル音楽賞
1989年 紫綬褒章
1992年 人間国宝
1993年 日本芸術院賞恩賜賞
1994年 日本芸術院会員
1997年 勲三等瑞宝章
備考
日本ビクター専属作曲家・演奏家
常磐津節保存会名誉顧問
常磐津協会顧問
常磐津流紋

常磐津 英寿(ときわづ えいじゅ、1927年昭和2年〉1月15日 - 2022年令和4年〉12月15日)は、常磐津節三味線方の奏者・名跡東京府東京市京橋区木挽町生まれ[1][2]。前名は四代目常磐津文字兵衛。本名は鈴木すずき 英二えいじ

父は三代目常磐津文字兵衛(後の常磐津文字翁)、大叔母は初代常磐津兼豊、叔父は四代目常磐津八百八、長男は四代目常磐津文字兵衛、次男は七代目常磐津兼太夫、長女は二代目常磐津兼豊

年譜

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  • 1932年 - 叔父の四代目常磐津八百八に師事に習う。
  • 1936年 - 父の三代目常磐津文字兵衛、母の初代常磐津兼豊に習う。
  • 1941年 - 常磐津英八郎の名で初舞台。
  • 1960年 - 四代目常磐津文字兵衛を襲名。
  • 1960年 - 日本ビクター専属の作曲家・演奏家となる。
  • 1996年 - 常磐津英寿を名乗る。
  • 常磐津節保存会名誉顧問、常磐津協会顧問、ビクター専属。
  • 2022年12月15日 - 急性心不全のため東京都中央区の自宅で死去[3][4]。95歳没。

主な作曲

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ほか

受賞等

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受賞
顕彰・表彰
栄典
その他

出典・参考文献・外部リンク

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脚注

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  1. ^ 今月の顔 常磐津節・三味線方、作曲家 常磐津英寿”. NPO法人 東京中央ネット (2003年3月). 2022年12月29日閲覧。
  2. ^ 中央区 ひと 粋・活き 常磐津英寿” (PDF). 中央区文化・国際交流振興協会だより No.47. 中央区文化・国際交流振興協会 (2007年7月). 2022年12月29日閲覧。
  3. ^ a b c d “常磐津英寿氏が死去 常磐津節三味線演奏家”. 日本経済新聞. 共同通信社. (2022年12月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE265E80W2A221C2000000/ 2022年12月26日閲覧。 
  4. ^ 常磐津英寿氏死去 常磐津節三味線演奏家」『新潟日報デジタルプラス』2022年12月26日。2022年12月29日閲覧。
  5. ^ 名誉区民制度 顕彰者一覧”. 中央区. 2022年12月29日閲覧。